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『
明石(大島本)
』
「あさましくを止みなきころのけしきに、いとど空さへ閉づる心地して、眺めやる方なくなむ。
浦風やいかに吹くらむ思ひやる
袖うち濡らし波間なきころ」
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第一章 光る源氏の物語 須磨の嵐と神の導きの物語 [第一段 須磨の嵐続く]
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