検索結果詳細
『天守物語』
泉鏡花を読む
薄 どうれ。(壁より出迎ふ)いづれから。
朱の盤 これは、岩代国会津郡十文字ヶ原青五輪《あをごわ》のあたりに罷在《まかりあ》る、奥州変化《へんげ》の先達、允殿館《いんでんくわん》のあるじ朱の盤坊で
ござ
る。即ち猪苗代の城、亀姫君の御供をいたし罷出《まかりで》ました。当お天守富姫様へ御取次を願ひたい。
116/480
117/480
118/480
[Index]