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『草迷宮』
鏡花とアンティークと古書の小径
楽書《らくがき》の文字もないが、今にも畳を離れそうで、裾が伸びるか、燈が出るか、蚊帳へ入って来そうでならぬ。
そういえば、掻き立てもしないのに、明の寝
顔
も、また悪く明るい。
「貴下《あなた》、寝冷をしては不可《いけ》ません。」
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