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 『日本橋』 青空文庫

 が同時にまた、思出の多いここの頼母しさを感じて、葛木は背後に活路を求めるのを忘れつつ、橋の欄干に、ひた、とその背を凭せた。

五十六

 1760/2195 1761/2195 1762/2195


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