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『泉鏡花自筆年譜』
泉鏡花を読む
明治三十四年十一月、「袖屏風」新小説に。
明治三十五年一月、「女仙前記」新小説に出づ。「祝盃」は一度に各府県の新聞に載せたるもの。二月、名古屋に行く。七月の末より九月上旬まで、逗子桜山街道の一軒家にあり。胃腸を病めるなり。すず台所を手伝ふ。十月「起誓文」新小説に出づ。
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