検索結果詳細


 『日本橋』 青空文庫

「成程、蜜豆屋じゃなかったわね。」
 飴屋が名代の涎掛を新しく見ながら、清葉は若い妓と一所に、お染久松がちょっと戸迷いをしたという姿で、火の番の羽目を出て、も一度仲通へ。どっちの家へも帰らないで、――西河岸の方へ連立ったのである。

 231/2195 232/2195 233/2195


  [Index]