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『化鳥』
青空文庫
何うもさうらしい、翼《はね》の生へたうつくしい人は何うも母様《おつかさん》であるらしい。もう鳥屋には、行くまい、わけてもこの恐い処へと、其後《そののち》ふつゝり。
しかし何うしても何う見ても
母
様《おつかさん》にうつくしい五色《ごしき》の翼《はね》が生へちやあ居ないから、またさうではなく、他にそんな人が居るのかも知れない、何うしても判然《はつきり》しないで疑《うたが》はれる。
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