検索結果詳細


 『逢ふ夜』 従吾所好

 と悄乎俯向く、トくつきりと襟が白い。
 実は大病だつたので、親許へ帰つて養生して、最う此のくらゐにまでも快く成つたが、まだ、枕に着いて居る分で、抱主の方へは帰らないから、義理で、晴れて逢はれぬのである。

 25/97 26/97 27/97


  [Index]