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 『泉鏡花自筆年譜』 泉鏡花を読む

 明治四十三年月、「歌行燈」、此の年より「鏡花集」袖珍本の刊行はじまる。年月相続(つ)ぎて五巻とす。五月、麹町下六番町十一に。十月、「三味線堀」三田文学に出づ。頁数の少(すくな)き雑誌に、一稿百枚は、永井荷風氏の厚情による。
 明治四十四年一月、「朱日記」三田文学。十月「銀鈴集」隆文館より。――この頃は里見氏有島家にあり。長髪皙、しばしば家人の見る処。はじめ未だ逢はず、後次第に相近づく。

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