検索結果詳細


 『高野聖』 泉鏡花を読む

(いえ、勿体ない、修行の身が馬で足休めをしませうなぞとは存じませぬ。)
(何でも人間を乗つけられさうな馬ぢやあござらぬ。御坊様は命拾ひをなされたのぢやで、大人しうして嬢様の袖の中で、今夜は助けて貰はつしやい、然様ならちよつくら行つて参りますよ。)

 396/622 397/622 398/622


  [Index]