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 『義血侠血』 青空文庫

 怪しき美人は満面に笑みを含みて、起伏常ならざる席に安んずるを、隣なる老人は感に堪えて、
「おまえさんどうもお強い。よくの道が発《おこ》りませんね。平気なものだ、女丈夫《おとこまさり》だ。私なんぞはからきし意気地はない。それもそのはずかい、もう五十八だもの」

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