検索結果詳細
『春昼』
泉鏡花を読む
と言うて起された、が、身体中疵だらけで、夜露にずぶ濡であります。
それから暁かけて、一切の懺悔話。
翌日は一日寝てござつた。午すぎに女中が二人ついて、此の御堂へ参詣なさつた御新姐の姿を見て、私は慌てて、客人に知らさぬやう、暑いのに、貴下、此の障子を閉切つたでございますよ。
619/628
620/628
621/628
[Index]