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『五大力』
従吾所好
小弥太の衝〈つツ〉と出る端〈はな〉を、其のまゝ圧戻す体に、囲の中へ、逆に戻つて、
「何か、角長な人魂に見えて、尚ほお心持が変に成ります。早や、何事も迷ひの種で
ござ
います。……先づ/\、お落着きなさつて、凡て御分別は、夜があけてから、お太陽様〈てんとうさま〉と又、御相談が可う
ござ
いますよ。」
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