検索結果詳細
『縁結び』
青空文庫
「ご免《めん》下さいまし、」
はらりと沈《しず》んだ衣《きぬ》の音で、早《はや》入口へちゃんと両手を。肩がしなやかに袂の尖《さき》、揺《ゆ》れつつ畳《たたみ》に敷いたのは、藤《ふじ》の房《ふさ》の丈長《たけなが》く末濃《すえご》に靡《なび》いた装《よそおい》である。
75/405
76/405
77/405
[Index]