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 『五大力』 従吾所好

「でせう、帷子に緋縮緬なら。何でも構ひません、是非介抱人にねえ。」
「大先生、此の人は、それで、お下りを頂戴と申すんでございます。」
「馬鹿、汝〈おまへ〉ではあるまいし。」

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