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 『婦系図』 青空文庫

 と腰を入れると腕の冴《さえ》、颯と吹いて、鱗がぱらぱら。
「ついでに少々お焼きなさいますなぞもまた、へへへへへ、お宜しゅうございましょう。御婦人のお客で、お二階じゃ大層お話が持てますそうでございますから。」
「憚様《はばかりさま》。お客は旦那様のお友達の母様《おっかさん》でございます。」

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