毘沙門堂

毘沙門堂

花巻の東、東和町の北成島の山頂付近にある毘沙門堂。本来この中に入る
べき毘沙門天は、現在は保護のため別に作られた収蔵庫に納められている。
（一般公開されているが、写真撮影は禁止されていたため、断念。）
詩「祭日（二）」に「踏まるる天の邪鬼　四方につつどり鳴きどよむなり」と
うたわれているが、実はこれは賢治の勘違いであり、毘沙門天像の下に居るの
は天の邪鬼ではなく、毘沙門天を地中から持ち上げた地天女なのである。

収蔵庫前には本物の毘沙門天の像の代わりに「味噌を塗る」ための
実物大の脚と、その横に前述の詩が刻まれた石碑が建てられている。
勘違いで書かれた詩が石碑になるというのもちょっと・・・(^_^;)

関連作品：詩「祭日（二）」，「毘沙門天の宝庫」

毘沙門堂