| 作品名 | 「山男の四月(初期形)」 |
| 作成年 | 大正11年以前 |
| 関連作品 | 「山男の四月」 |
| 作品特徴 | 難解度:☆☆☆,幻想性:☆☆,その他:− |
| 作品内容 | 狩を終えた山男は枯草の上で夢を見る。山男は町で反物売りの支那人に薬を飲まされ、反物になってしまう。隙を見て薬を飲み元に戻った山男は、巨大化した支那人に追いかけられる。が、全ては夢だった。(完成形と比較して比喩表現が少なく、荒削り。原稿に抜けがある。 |
| 作品名 | 「山男の四月」 |
| 作成年 | 大正11年 |
| 関連作品 | 「山男の四月(初期形)」 |
| 作品特徴 | 難解度:☆☆☆,幻想性:☆☆,その他:− |
| 作品内容 | 狩を終えた山男は枯草の上で夢を見る。山男は町に出て、魚屋の前で会った反物売りの支那人に薬を飲まされ、反物になってしまう。元に戻る薬を飲んで人間に戻った山男は、巨大化した支那人に追いかけられる。が、全ては夢だった。 |
| 作品名 | 「やまなし(初期形)」 |
| 作成年 | 大正12年以前 |
| 関連作品 | 「やまなし」 |
| 作品特徴 | 難解度:☆☆☆☆,幻想性:,その他:鉱擬 |
| 作品内容 | 5月、川底で日光の下遊んでいた蟹の兄弟は、泳いでいた魚がかわせみに食べられるのを見て恐怖にかられる。12月、成長した蟹の兄弟は月光の下で何かが水上から飛び込んでくるのを見る。それはかわせみではなく、よく熟したやまなしだった。完成形との主な差異は冒頭の説明、蟹兄弟の会話等で、内容は殆ど変わらないが、推敲されていないため纏まりに欠ける。 |
| 作品名 | 「やまなし」 |
| 作成年 | 大正12年 |
| 関連作品 | 「やまなし(初期形)」 |
| 作品特徴 | 難解度:☆☆☆☆,幻想性:,その他:鉱擬 |
| 作品内容 | 5月、川底で日光の下遊んでいた蟹の兄弟は、泳いでいた魚がかわせみに食べられるのを見て恐怖にかられる。12月、成長した蟹の兄弟は月光の下で何かが水上から飛び込んでくるのを見る。それはかわせみではなく、よく熟したやまなしだった。前半と後半が対照的な作品。難解度は低いが、多くの揶揄が含まれ、奥深い。小学校の国語の教科書に採用されている。 |
| 作品名 | 「雪渡り(雑誌発表形)」 |
| 作成年 | 大正10年 |
| 関連作品 | 「雪渡り(発表後手入形)」 |
| 作品特徴 | 難解度:☆☆☆☆,幻想性:☆☆,その他:擬 |
| 作品内容 | よく晴れた冬の日、四郎とかん子は雪原で狐の紺三郎に出会う。紺三郎は「狐は人を騙さない」と言い、月夜の晩に開かれる狐の幻燈会に二人を招待する。二人は幻燈会に参加し、狐達を信じて黍団子を食べる。 |
| 作品名 | 「雪渡り(発表後手入形)」 |
| 作成年 | 大正11年以降 |
| 関連作品 | 「雪渡り(雑誌発表形)」 |
| 作品特徴 | 難解度:☆☆☆☆,幻想性:☆☆,その他:擬 |
| 作品内容 | 四郎とかん子は雪原で出会った狐の紺三郎に招待され、月夜の晩に開かれる幻燈会に参加する。掲載された雑誌の切り抜きに賢治自ら手を入れたもので、細部が異なる。 |
| 作品名 | 「よく利く薬とえらい薬」 |
| 作成年 | 大正10〜11年 |
| 関連作品 | − |
| 作品特徴 | 難解度:☆☆☆,幻想性:☆☆☆,その他:− |
| 作品内容 | 清夫が森で見つけた透き通った薔薇の実。これを食べた母親は、長年続いた病気が完治した。それを聞いた大三は大勢人を雇ってその薔薇の実を探すが見つからず、ふつうの薔薇の実を元に自分で作ろうとする。…しかし、出来たのは毒薬だった。作品名の「えらい」とは「偉大な」ではなく「ひどい」という意であることが最後にわかる仕組み。 |
| 作品名 | 「よだかの星」 |
| 作成年 | 大正10年頃 |
| 関連作品 | − |
| 作品特徴 | 難解度:☆☆,幻想性:☆,その他:星宗菜擬犠 |
| 作品内容 | 醜いことから鳥の仲間に嫌われている夜鷹。虫達を食べてまで生きていくのがつらくなった夜鷹は、ある夜、弟のかわせみに別れを告げる。空の彼方に行きたいと星々に願うが断られ、天に向かって果てしなく飛び力つきる。意識を取り戻した夜鷹は、自分の体が星として夜空に輝いているのを知る。 |
| 作品名 | 「四又の百合」 |
| 作成年 | 大正12年 |
| 関連作品 | − |
| 作品特徴 | 難解度:☆☆☆,幻想性:☆☆☆,その他:宗 |
| 作品内容 | ハームキャの町に、聖人がやってくるという噂が伝わる。人々は町を掃除し、道には石英の砂が撒かれた。噂は王宮にも伝わり、王の命令で千人分の食事と宿が準備された。聖人がやってくる当日、王の命を受けた大蔵大臣は林へ百合の花を取りに行く。大臣は百合の花が生えているのを見つけられないが、花を持った子供に出会う。子供から百合の花を買った大臣は川岸で聖人を待つ王の元へ行き、町の人々と共に聖人を出迎える。 |