作品名 | 「マグノリアの木」 |
作成年 | 大正12年 |
関連作品 | − |
作品特徴 | 難解度:,幻想性:☆,その他:宗 |
作品内容 | 霧の中を険しい山々を登る諒安は、「これがお前の(心の中の?)景色なのだ」という声を耳にする。自分の登った斜面を振り返った諒安はそこに一面のマグノリアの樹を見、歌を歌う二人の子供と一人の男に出会う。諒安とその男は互いに相手と同じであることを認め合い、覚者の善について語る。 |
作品名 | 「祭の晩」 |
作成年 | 大正13年頃 |
関連作品 | − |
作品特徴 | 難解度:☆☆☆,幻想性:☆☆☆,その他:− |
作品内容 | 秋祭の夜に縁日へ出かけた亮二は、空気獣というインチキの見せ物を見る。その後、見世物小屋を出た亮二は、山男が食べた団子の代金を払えないで困っているのを見て助ける。山男は亮二に感謝して山へ逃げ帰る。家に帰った亮二が祖父に山男の話をしていると、外で大きな音がする。亮二達が外へ出て見ると、家の前にはたくさんの薪と栗が置かれていた。亮二は山男の純粋さに打たれ、「何かいいものをやりたい」と祖父に言う。 |
作品名 | 「まなづるとダアリヤ」 |
作成年 | 大正11年 |
関連作品 | 「連れて行かれたダァリヤ」 「連れて行かれたダアリヤ」 |
作品特徴 | 難解度:☆☆☆,幻想性:☆☆☆,その他:擬 |
作品内容 | 丘の頂に植えられた2本の黄色いダリヤと1本の赤いダリヤ、そして沼の近くに植えられた白いダリヤ。赤いダリヤは花の女王になりたいと願い、黄色いダリヤたちは少し困りながらも赤いダリヤの美しさを誉めていた。赤いダリヤは日に日に美しくなるが、やがて黒い斑点ができ、ついには枯れてしまう。そして畑に現れた男達の手によって折られ、丘から連れ去られる。(「連れて行かれたダアリヤ」を手入れしたものであり、赤いダリヤがまなづるに「美しくして欲しい」と頼まないこと、白いダリヤや男達が登場することなどが異なる。 |
作品名 | 「マリヴロンと少女」 |
作成年 | 大正10年頃 |
関連作品 | 「めくらぶだうと虹」 |
作品特徴 | 難解度:☆,幻想性:☆☆☆,その他:宗 |
作品内容 | 城跡に楽譜を持ってためいきする少女がいる。明日アフリカへ行くことになった牧師の娘ギルダである。そこに現れた人気歌手のマリヴロン。ギルダはマリヴロンに、尊敬していること、そして連れていって欲しいことを告げる。しかしマリヴロンは、自分の歌手としての仕事よりもギルダの人々を救う仕事の方が立派だと言い、城跡から去る。(「めくらぶだうと虹」を改作。 |
作品名 | 「みあげた」 |
作成年 | 大正11〜12年 |
関連作品 | 「インドラの網」「雁の童子」 |
作品特徴 | 難解度:☆,幻想性:☆☆,その他:− |
作品内容 | 「私」が壁の中の子供(「私」が発掘した遺跡の壁画か?)に出てくるように呼びかける。未完。 |
作品名 | 「みぢかい木ぺん」 |
作成年 | 大正12年頃 |
関連作品 | 「貝の火」 |
作品特徴 | 難解度:☆☆☆,幻想性:☆☆☆,その他:− |
作品内容 | 村の学校に通うキッコ(吉三郎)は、大事にしていた鉛筆を慶助に取られてしまう。下校中、泣いて目を腫らしていたキッコは見知らぬ老人にその理由を聞かれ、不思議な短い鉛筆を貰う。その鉛筆を使うと算術も国語も図画もうまく出来るため、キッコの成績は上がり、二学期には級長にまでなる。しかしある朝キッコは不思議な鉛筆をなくしてし、学校で先生に質問されて答えられなくなってしまう(まるでドラえもんの様な話・・・(^_^;))。未完。 |
作品名 | 「めくらぶだうと虹」 |
作成年 | 大正10年以前 |
関連作品 | 「マリヴロンと少女」 |
作品特徴 | 難解度:☆,幻想性:☆☆☆,その他:宗擬 |
作品内容 | 「マリヴロンと少女」の原形。日照り雨の後に現れた美しい虹に、めくらぶどうは敬いの声をかける。しかし、虹は、めくらぶどうもまた美しいと語り、「誠の力」による限りない命の尊さを教えて消える。 |