牧歌(劇「種山ヶ原の夜」より)

作詞・作曲:宮沢賢治


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歌詞

種山ヶ原の、雲の中(なが)で刈った草は
どごさか置いだが、忘れだ 雨ぁふる、

種山ヶ原の、せ高(だが)の芒(すすぎ)あざみ、
刈ってで置ぎ忘れで雨ふる、雨ふる

種山ヶ原の 霧の中(なが)で刈った草さ
わすれ草も入(はえ)ったが、忘れだ 雨ふる

種山ヶ原の置ぎわすれの草のたばは
どごがの長峰(ながね)で ぬれでる ぬれでる

種山ヶ原の 長峰さ置いだ草は
雲に持ってがれで 無ぐなる 無ぐなる

種山ヶ原の 長峰の上の雲を
ぼっかげで見れば 無ぐなる 無ぐなる




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