BCJクリスマス・コンサート2003
  G.F.ヘンデル(モーツァルト編曲)/メサイア


2003/12/24 東京:サントリーホール 18:30 サントリーホール「聖夜のメサイア」

*同一プロダクション・・・12/23 千葉・佐倉市民音楽ホール 16:00


G.F.ヘンデル/オラトリオ『メサイア』(モーツァルト編曲 K.527) (全曲) *ドイツ語版

アンコール(両日とも):シェメッリ歌曲集より
 《おお、甘く柔和なる幼子イエスよ》BWV493およびそのヴァリエーション(編曲:鈴木優人)


《指揮》鈴木雅明
《独唱》
 ソプラノI:森 麻季
 ソプラノII:ルビー・フィロジーン(メゾ・ソプラノ)
 テノール:ヤン・コボウ
 バス:ヨッヘン・クプファー

合唱と器楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
 

《合唱》
 ソプラノ :臼木あい、懸田奈緒子、鈴木美紀子、緋田芳江、藤崎美苗
 ア ル ト :青木洋也、上杉清仁、鈴木 環、田村由貴絵、山下牧子
 テノール:島田道生、鈴木 准、谷口洋介、水越 啓
 バ ス  :浦野智行、大井哲也、藤井大輔、渡辺祐介

《オーケストラ》 コンサート・ミストレス:若松夏美
 フルート I・II:前田りり子、菊池香苗(ピッコロ・フルート:第9曲「Pifa」)
 オーボエI・II:三宮正満、尾崎温子
 クラリネットI・II:坂本 徹、佐々木麻衣子
 ファゴットI・II:堂阪清高、功刀貴子
 ホルン I・II:オリヴィエ・ダルベレイ、日高 剛
 トランペットI・II:島田俊雄、村田綾子
 ティンパニ:キャルタン・グドゥナソン
 ヴァイオリン I:若松夏美、小野萬里、竹嶋祐子、山口幸恵
 ヴァイオリンII:高田あずみ、荒木優子、長岡聡季、渡邊慶子
 ヴィオラ:森田芳子、渡部安見子
 チェロ:懸田貴嗣、多井智紀
 コントラバス:櫻井 茂、西澤誠治
 オルガン:鈴木優人
 
 演奏ピッチ:a'=430Hz


《バッハ・コレギウム・ジャパンによるモーツァルト編曲版『メサイア』》
 チェンバロとオルガンのソリストとして国内外で活躍する鈴木雅明が1990年に結成したバロック・オーケストラと合唱団によるバッハ・コレギウム・ジャパン。J.S.バッハを中心とするバロックの宗教音楽を演奏し、高い評価を得て活躍の場を広げてきた彼らが、“聖夜の『メサイア』”と題したクリスマスコンサートに出演! 今回は、ウィーンの音楽愛好貴族の依頼を受けたモーツァルトが、原曲のバロック様式への敬意を払いながら新しい時代の感覚を反映させて手を加えた“編曲版『メサイア』”を上演。聴き慣れた音色がモーツァルト流にどうアレンジされ、さらにバッハ・コレギウムがそれをどう味付けするのか。楽しみの尽きないこの聖夜の祭典を、どうぞお聴き逃しなく!(03/12/21:e+のHPより)

《佐倉でのメサイア》 (BCJ音楽監督:鈴木雅明
 私たちBCJの佐倉での演奏会も、7年目を迎えました。今回は、BCJとしてもはじめて挑戦するモーツァルト編曲のメサイアをお聴きいただきましょう。これは多くの点で、バロックと古典派の間の架け橋ともいうべき、非常に興味深い編曲です。まずテキストはすべてドイツ語になり、弦楽器とオーボエだけであったオーケストラに、古典派の典型的な二管編成が適用され、クラリネット、フルート、ファゴット、トランペット、ホルンなどが追加されるばかりでなく、モーツァルトの画期的な工夫が至る所で見られます。例えば、有名な『喜べ、シオンの娘よ』のアリアはテノールが歌いますし、第3部の最後に現れるテノールとアルトの二重唱『死よ、おまえの棘はどこに?』では、驚くべきヴィオラのオブリガートとセンプレ・レガートの低音が、あたかももはや恐れるに足らない棘を抜かれた「死」を嘲笑するかのごとく、滑らかな旋律を聴かせます。あのヘンデルのシンプルなオーケストレーションが、色とりどりの華麗な姿に変身して、皆様の前に現れます。どうぞご期待ください。 (03/12/21:チラシ掲載文)

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