ヘンデル没後250年特別企画
  BCJヘンデル特別プログラム


2009/07/15 兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール 19:00 
2009/07/18 埼玉・与野本町:彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール 15:00 


G.F.ヘンデル/合奏協奏曲「アレクサンダーの饗宴〜音楽の力」 HWV 318
         詩編112編《ラウダーテ・プエリ・ドミヌム
(しもべらよ、主をたたえよ)》HWV 237
                 *ソプラノ独唱: 松井 亜希
         オルガン協奏曲 ト短調 作品4-1 HWV 289 
オルガン: 鈴木 雅明
         詩編109編《ディクスィト・ドミヌス
(主は、わが主にいいたまいぬ)》HWV 232


指揮:鈴木雅明
独唱:緋田 芳江(ソプラノI)、松井 亜希(ソプラノII)、
    青木 洋也(アルト)、谷口 洋介(テノール)、浦野 智行(バス)
合唱と管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
 

   コーラス
     ソプラノI :緋田芳江、柏原奈穂、鈴木美紀
     ソプラノII:松井亜希、澤江衣理、藤崎美苗
     ア ル ト :青木洋也、上杉清仁、鈴木 環、布施奈緒子
     テノール:谷口洋介、石川洋人、中嶋克彦、藤井雄介
     バ  ス :浦野智行、小笠原美敬、藤井大輔、渡辺祐介(兵庫公演のみ)

   オーケストラ
    [コンサートマスター:若松夏美]
     オーボエI :三宮正満、オーボエII:森 綾香
     ヴァイオリンI:若松夏美、竹嶋祐子、廣海史帆
     ヴァイオリンII:高田あずみ、荒木優子、三原 朋絵
     ヴィオラI: 成田 寛、 ヴィオラII:渡部安見子
    [通奏低音]
     チェロ:鈴木秀美
     コントラバス:今野 京
     ファゴット:功刀貴子
     チェンバロ&オルガン:大塚直哉

(09/07/18)


《関連記事:産経ニュースより》

「ヘンデルのスペクタクルな世界を バッハ・コレギウム・ジャパンが特別演奏会」  2009.7.6 16:39


 バッハの教会カンタータの全曲演奏、録音をはじめ、内外で活躍の場を広げて、国際的に高い声価を得ているバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)が、バッハと同じ年に生まれ、今年で没後250年を迎えているヘンデルによる特別プログラムの演奏会を開催する。

 BCJの音楽監督を務める鈴木雅明は、「ヘンデルは千差万別の分野で活躍し、実に幅広い作品を残しています。器楽であれば、オルガンのための作品から数多くの協奏曲、そしてオーケストラが屋外で演奏することを想定した大掛かりなものまでありますし、声楽では合唱曲や大規模なオペラやオラトリオと、数え上げるだけできりがありません。ヘンデルのバラエティーに富んだ横顔を楽しめるコンサートをと考えました」と語る。

 7月15日に兵庫県立芸術文化センター(西宮市)、同18日には彩の国さいたま芸術劇場で行うコンサートは、「ヘンデルの生きたバロックの時代の精華といえる合奏協奏曲から、最も華やかな作品のひとつ」と鈴木が語る「アレクサンダーの饗宴(きょうえん)〜音楽の力」で始まり、「オルガン協奏曲ト短調 作品4−1」と続く。「ヘンデルは本来、オルガニストであり、彼の数多くの作品の中でも、最も美しく、心をひかれている」という協奏曲では、オルガニストとしても知られる鈴木が自らオルガン独奏を担当してステージに登場する。

 「ヘンデルはとても都会的な人物。外交的な性格を備えた国際人でした。そんな人柄を思わせるように、音楽はとても劇場的なスペクタクルな要素があり、ブリリアントな美しさにあふれています。それはオペラばかりでなく、教会で演奏される宗教作品にも表れ、劇的な効果と感動を呼び起こします」。
ソプラノ独唱を伴った「詩編112《ラウダーテ・プエリ・ドミヌム しもべらよ、主をたたえよ》」について鈴木は「ソロとオーケストラが一体となって音楽が展開していく合奏協奏曲の精神を受け継ぎ、ソプラノとオーケストラが時にはソリスティックに対立し、時には協調しあって音楽が奏でられていく魅力的な作品」と愛情を口にする。

 さらに、鈴木は、「詩編109《ディクスィト・ドミヌス 主は、わが主にいいたまいぬ》」について「ヘンデルの作品の中で最も高度な作曲技法が施され、大変に複雑な構造を持った劇的な音楽です。ソロをちりばめ、オーケストラとともに雄弁に音楽を繰り広げて、オペラの一シーンを思わせます」と話す。


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