バッハ・コレギウム・ジャパン 神戸公演後援会
発足のご挨拶
  


 新緑の頃、皆様には益益ご清栄のこととお喜び申し上げます。
 さて、バッハ・コレギウム・ジャパンの今年度(98年度)第1回目のJ.S.バッハ:教会カンタータ全曲シリーズ神戸公演が、鈴木美登里、ロビン・ブレイズ、ゲルト・テュルク、浦野智行の各氏をソリストに迎えまして、'98年6月27日(土)に開催されます。
 これに先立ちまして、バッハ・コレギウム・ジャパン神戸公演後援会発足のご挨拶をさせていただきます。


《経緯》
 バッハ・コレギウム・ジャパンは、神戸出身で日本を代表するオルガン、チェンバロ奏者である東京芸術大学助教授、鈴木雅明によって1990年に設立されたバロック・オーケストラと合唱団のアンサンブルです。
 J.S.バッハのカンタータを中心とする宗教音楽を、その作品が作曲された時代に則した楽器を用いて、当時の演奏方法に従って再現することを目標にしています。
 その前身は、鈴木氏が神戸松蔭女子学院大学助教授在任中に、松蔭チャペルコンサートのカンタータ演奏のために編成したバッハ・コレギウム神戸であり、1990年いずみホール・オープニングを機に、新たなメンバーを加えてバッハ・コレギウム・ジャパンとなりました。以来、東京と松蔭チャペルを拠点に、定期演奏会が続けられています
 松蔭チャペルコンサートを母体に始まったJ.S.バッハ:教会カンタータ全曲シリーズはコンサートのみならず、スウェーデンのクラシック専門レーベルBIS社によりCD録音、リリースされ、国内はもとより世界で注目を集め、各国の有力誌で高い評価を受けています。
 このプロジェクトは、一つの団体がJ.S.バッハ:教会カンタータ全曲をオリジナル楽器で録音するという画期的なもので、もちろん我が国では初めての試みです。これらの録音は、会堂の音響設計が優れていることから、1995年阪神大震災の年の6月に収録された1枚目から、すべて松蔭チャペルで録音されています。
 日本で唯一、カンタータ演奏にもっとも適した響きを持ち、レコーディングの会場でもある松蔭チャペルで行われるバッハ・コレギウム・ジャパン神戸公演を、遠く東北や九州など日本全国から毎回聴きにこられる方々がいらっしゃるのも当然のことといえるでしょう。
《発足》
 現在、カンタータ全曲シリーズは神戸松蔭女子学院大学のあらゆる面における援助と協力により継続中ですが、今後15年という遠大なプロジェクトを完結させるためには、皆様からのさらなる資金援助とご協力が必要です。
 この神戸発の世界的なプロジェクトにむけて、皆様の暖かいご支援とご協力を賜り、バッハ・コレギウム・ジャパン神戸公演の一層の発展を支援し、カンタータ全曲演奏と録音を、バッハ・コレギウム・ジャパン発祥の地神戸で完結させるために、バッハ・コレギウム・ジャパン神戸公演後援会を発足する運びとなりました。皆様からの援助金によってバッハ・コレギウム・ジャパンの活動をバックアップし、また、メンバーとの交流を深めるような機会をつくりたいと願っております。
 バッハ・コレギウム・ジャパン神戸公演後援会の趣旨にご賛同くださり、絶大なご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
1998年5月バッハ・コレギウム・ジャパン神戸公演後援会             
後援会代表:秀村冠一                                   
発 起 人:天川悦子、木下純子、平田真理、秀村冠一、秀村知子、三森尚子

 バッハ・コレギウム・ジャパン神戸公演後援会にご賛同ご協力頂ける方は、下記の郵便振替口座に後援会費をお振り込みくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
 

  1998年度後援費 一口 一万円                
  加入者名 : バッハ・コレギウム・ジャパン神戸公演後援会
  口座番号 : 00930-0-118637       
          

  

後援会にご入会頂いた方には、バッハ・コレギウム・ジャパンのご協力により次のような特典があります。
  

1. ご入会時に、神戸松蔭女子学院大学チャペルで録音された最新のCD(輸入盤)を1枚プレゼントいたします。(タイトルにつきましては後援会におまかせください)
2. 「神戸松蔭チャペルコンサート」(カンタータ・シリーズ、ゼロビート・コンサート)の定期会員券を優先予約できます。
3. その他BCJ主催の関西公演、レクチャー、マスタークラス、後援会主催の交流パーティ等に優先的にご参加いただけます。
4. 不定期ですがBCJとそのメンバーの活動予定をお知らせ致します。


 尚、後援会に関するお問い合わせ等で、神戸松蔭女子学院大学宗教センター宛てにいただいた郵便物及びファックスは、同センターのご好意により直接後援会発起人まで転送されます



バッハ・コレギウム・ジャパン神戸公演後援会   
〒609-8305                      
京都市左京区吉田河原町14マンハイム鴨川611

神戸松蔭女子学院大学宗教センター         
〒657-0015                      
神戸市灘区篠原伯母野山町 1-2-1        
TEL 078-882-6124、 FAX 078-882-6136 

(98/06/02記) 

AHさんによる神戸レポートシリーズもご覧下さい!

神戸のBCJ 〜第34回定期演奏会より〜
BCJ神戸公演後援会設立記念パーティー(1998年6月27日、松蔭女子学院大学)
神戸松蔭女子学院大学周辺の風景

(98/07/08)

バッハ・コレギウム・ジャパン神戸公演後援会代表の秀村冠一さまより、
会の近況をお知らせいただきましたので、ご報告いたします。
(98/09/10)

・去る9月5日、BCJ神戸公演の日も、6月に引き続き終演後に「バッハ・コレギウム・ジャパン神戸公演後援会・懇親会」が開かれたそうです。なおこの懇親会はBCJメンバーと後援会員、また後援会員同士の交流を深めることを目的とした自由な歓談の場として今後の神戸でのカンタータ公演の後にも毎回開かれる予定だそうです。(松蔭の学生食堂で軽食を囲んだ立食式。会費は500円飛び入り参加も歓迎とのことです!)
・歓談の合間には鈴木雅明さんによるメンバー紹介などがあり、今回は特にバロック・オーボエのマルセル・ポンセールが参加されていたので、オーボエ・ダモーレ、ダ・カッチャなど3種の楽器の説明などもしてもらったそうです。
・嬉しいことに、この懇親会で4名の方が新たに後援会に入ってくださり、合計101名となり、ついに100名を超えました! あのBCJトーンのふるさとであるチャペルでの活動の維持・継続と、より一層の充実のため、さらなる支援の輪の広がりが実現すると良いですね! 皆様、神戸公演にお出かけの節は是非「懇親会」にもご参加下さい。 (矢口)

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