人工尾びれのイルカ・フジ

FUJI, the dolphin with artificial fin
人工尾びれの改良
のほほ〜ん、くつろぐフジ
最新の人工尾びれ、半透明部分が青く透けて、美しい
元気に愛嬌をふりまくフジ
ひとつ前の人工尾びれ、ゴムが少し柔らかい。一緒に泳ぐのはミナミバンドウイルカのオキちゃん
装着はスピーディー、ふたつのボルトを締めるだけ
フジと一緒に魚で遊ぶカナはフジが育てたイルカだ
水上でジャンプした後の瞬間
プロジェクトチーム、左からブリヂストンの藤川氏、加藤氏、造形作家の薬師寺氏
私の写真、フジのプール上の売店横で展示中
2005年の春に完成した人工尾びれ。だが、それで終わったわけではない。ブリヂストンと造形作家の薬師寺氏からなるプロジェクトチームは更なる改良を続けていた。薬師寺氏作製のシェル型尾びれをブリヂストンが3D解析、それを元に金型を作りイルカの尾びれが持つ微妙なカーブを再現。ゴムについては何百種類の中から選択されたものをベースに内部には繊維が入った芯が入ったゴムを使うことで縦横の柔軟性をかえている。重量も 2.1キロとなり軽量化しつつも、しっかりとした強度を持つ。また一歩、本物の尾びれに近づいた。

驚くのは、それでもまだ改良は終わりではないことだ。シェルの部分は現在ポリカーボネイトであるが、それよりも強い新素材を採用を考えているとか。またブリヂストン作製であるカウリング型尾びれの改良も継続している。

また、尾びれの強度を試すためにジャンプ実験を繰り返してきたが、それを極力減らし、イルカにとっていかに泳ぎやすいか、また擦れができにくく長く装着できるかを重点に移している。来年2006年の夏にはフジの映画が上映予定。まだまだ目が離せない。

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