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インターネットは新しい通信インフラ

■パソコン通信の提供してきたサービス

今までにパソコン通信を利用したことがあるなら,電子メールや電子掲示板などに触れた経験もあるでしょうから,インターネットメールやホームページのサービスがパソコン通信のものと似ていると思うかもしれません.
これはインターネットでもパソコン通信でも,実際の日常生活やビジネスに役立つ情報をオンラインで提供するという同じ目的を持っているので,似ているのは当然といえます.最近ではパソコン通信にも専用の接続・閲覧ソフトが用意され,GUIで操作できるようになってきているので外観も似てきたといえます.さらに,パソコン通信からインターネットに接続するというサービスも用意され,プロバイダ的な役割を果たすようにもなっています.
大手のパソコン通信サービスならば,全国各地にアクセスポイントがあるので,日本のどこからでも,電話をかけるだけで,ホストコンピュータから必要な情報を取り出したり,パソコン通信の利用者同士で電子メールを送受信することができます.また,インターネット経由で電子メールを送ることもできるので,他のパソコン通信やインターネットの利用者と電子メールを送受信できます.
●インターネットと統合するパソコン通信
パソコン通信は,コンピュータ同士がネットワークで相互接続されているというよりも中央集権的なホストコンピュータに接続して端末として動くことによって運営されているといえます.インターネットが全国を縦貫する無料の高速道路であるとすると,これらのパソコン通信は有名観光地の有料道路といえるでしょうか.
パソコン通信は,特定の企業によって管理・運営されており,アクセスポイントの整備や回線速度などの通信環境の整備(いわゆるインフラストラクチャ)も行われているので,有料道路には各種のサービスエリアも整っています.運営の主体がはっきりしているので,使い方や利用情報に関する疑問,サービスに対する不満などは,その会社に電話などで問い合わせることができます.
最近のパソコン通信では,インターネットと同じ通信プロトコルを使って相互接続ができるサービスが増えています.これは従来の特定の利用者を前提にしたパソコン通信と比べ,インターネットが社会的なインフラストラクチャとして成長していることを見据えて,パソコン通信を運営する企業でもプロバイダ事業が今後のオンラインサービスの中核となると考えているためでしょう.
これは利用者にとっても,「何でもできそうだけど,何だかわからない」という自由だけが謳歌されているインターネットを「つながって,使えないことには仕方がない」というパソコン通信のように利用できるようになるので,まさに福音といえます.
 

■BIGLOBEに関するお問い合わせ

本書では,初心者向けにインターネットを始めるプロバイダとして,日本電気株式会社の運営するBIGLOBEを紹介しています.BIGLOBEは,日本電気株式会社が運営する統合型オンラインサービスで,従来から同社が運営するパソコン通信PC-VANやプロバイダ・サービスmeshなどのサービスを受継ぎ,さらにインターネット時代に適したオンラインサービスを用意しています.数多いプロバイダの中から初心者に適したプロバイダとしてBIGLOBEを選ぶ理由は,オンラインサインアップを含めて,何よりも初心者が苦労して試行錯誤することが多い,インターネットにはじめて接続する際の作業が,BIGLOBEでは驚くほど簡略されているという点にあります.また,下記のような電話などによるオンライン以外の365日無休のカスタマーサポートも用意されている点は,初心者には何よりも安心できるでしょう.

▽TEL:サービス内容や事務手続きに関するお問合わせ

BIGLOBEカスタマーサポート 0120−86−0962

(24時間365日)

▽TEL:操作方法や環境設定に関するお問合わせ

BIGLOBEサポートデスク 03−5446−0962

(9:00〜12:00,13:00〜18:00 365日)

BIGLOBEでは,上記電話番号の他に,次のようにパンフレット請求ダイヤル,FAX情報サービスなどといったサポートも行っています.

▽TEL: BIGLOBEパンフレット請求ダイヤル

03−5972−6230(24時間365日)

▽TEL: BIGLOBE FAX情報サービス(24時間365日)

東京 :03−5445−2437

大阪 :06−920−4113

名古屋:052−569−1626

福岡 :092−533−1087

金沢 :0762−34−6570

お客様のファクシミリから上記番号にダイヤルし,音声ガイドに沿ってボックスナンバーを指定して下さい.ボックスナンバーは4つまで指定できます.個人様向けサービス一覧は0400#,法人様向けサービス一覧は0000#を指定し,取り出すことができます.

このようなサポート体制の良さは,とかく初心者が陥り易いインターネットに接続する時のトラブルを回避したり,ネットワークを利用する上で発生するさまざまな問題を解決する際の手助けとなります.パソコンやインターネットの初心者にはパソコン通信会社経由でインターネットを利用するのもお勧めといえるでしょう.

▼ プロバイダ的な役割を果たすパソコン通信サービス
日本電気(株)の運営するBIGLOBEは,全国各地にあるアクセスポイントがあり,日本のどこからでもインターネッ トに接続したり,他のパソコン通信やインターネットの利用者と電子メールを送受信できる.

 

■互いに補完するパソコン通信とインターネット

初心者がインターネットを利用するための近道ともいえるパソコン通信ですが,通信コストを考えてみると,利用時間に応じて課金される従量制が基本のパソコン通信を経由してインターネットを利用するのは,インターネットを使用する頻度が高い利用者ほど割高になるといえます.電子メールを利用するにも,パソコン通信専用の閲覧ソフ トを起動しなければ受信できないなど,クローズドな(閉じた)サービスは,インターネットを使い慣れてくると不便に感じてきます.
インターネットであっても,すべてのサービスが無料であるわけではありませんが,これだけインターネットが普及した背景には,従来の通信インフラストラクチャと比べて,画期的に低いコストで利用できたということがあります.今やインターネットはさまざまな通信コストの価格破壊を起こしています.インターネットはもともと大学や企業などの通信インフラストラクチャから発展してきたので,課金には無頓着な面があるので,単純に比較はできません.しかし,パソコン通信では,接続中は使用料金が課金されることが前提であり,電子メールをはじめとした各種のサービスも有料で運営されています.今後,電子メールの送受信など,これまでパソコン通信に加入する目的であった通信サービスが,インターネット経由で低価格に提供されるようになると,パソコン通信が現状のままインターネットと共存することは難しくなっていくでしょう.先ほど,パソコン通信でもインターネットに接続できるサービスが増えていると説明しましたが,今後インターネットが通信インフラストラクチャとして成長すれば,インターネットに接続できないパソコン通信に未来はないといえます.
現在,パソコン通信を運営する各社では,有料サービスに見合う実用的で魅力あるコンテンツ(ホームページなどのインターネットで公開されている情報,出版物)の充実とプロバイダ業務の整備を急務と考えているようです.このように,パソコン通信とインターネットの関係が変わりつつある中で,BIGLOBEはいち早く,これからのインター ネット時代に求められる統合型オンラインサービスを提供しようとしています.また,接続プロバイダとしても,コンテンツ提供者としても十分なサービスを提供しています.

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