ホーム 上へ

 

さまざまな方法で最新情報を読む

■スクリーンセーバーを利用する

「毎日ニュースチャンネル」を購読しようとすると,日本経済新聞の場合と少し異なる手順のダイアログボックスが表示されます.これは,毎日新聞社のチャンネルでは,配信された情報をIE4.0の「チャンネルスクリーンセーバー」として閲覧できるためです.

▼ [チャンネルスクリーンセーバー]ダイアログボックス
チャンネルによって配信された情報を,パソコンを利用していない時にスクリーンセーバーとして閲覧できる.

●プッシュ型情報配信サービスとスクリーンセーバー

スクリーンセーバーに最初に注目したのが,チャンネルバーにもニュースチャンネルを用意している米国のPointCast社です(現在は,日本法人もあります).まず,テレビのように情報の発信側から自動的に視聴者に配信することができるプッシュ技術に注目したわけですが,問題はどうやって視聴者の手元のパソコンに情報を表示させるかということでした.そこで考案されたのが,パソコンを利用していないときに情報を表示するスクリーンセーバーを利用することでした.
仕事中に電話をしている場合,電話の間はパソコンの前に座っていてもパソコンは使っていません.このような受け身になっているときでも,スクリーンセーバーを利用すれば,画面には最新の情報が配信されているわけで,情報を入手するためにわざわざ時間を作らなくても,最新の情報が閲覧できるのです.IE4.0のチャンネルスクリーンセーバーもこれと同じ考え方です.
パソコンを利用していないときに配信された情報が表示されるというのは,よくよく考えると非常に理にかなった方法です.たとえば,自動車を運転中にラジオを聞き流していても,何か特別な報道が入ったら,すぐにその情報に集中することができます.これと同じような情報の利用方法が,PointCastのスクリーンセーバー(正確にはSmartScreen(スマートスクリーン)と呼ばれます)であるといえます.
PointCast社の調査では,米国の平均的なビジネスマンは,1日仕事時間中に平均で2時間くらいスクリーンセーバーを表示しているそうです.もし,その間PointCast Networkでインターネットなどから配信された情報を見るとすると,ブラウザを使ってホームページを閲覧するよりも多くの情報を効率よく閲覧できることになります.また,これは広告を掲載した場合に,非常に効果があるということにもなります.

▼ 情報を入手するためにわざわざ時間を作らなくても,最新の情報が閲覧できる
PointCastのスクリーンセーバーは,電話中や談話しながら眺めていても情報収集できる.日本語版PointCast Networkは,朝日新聞社のニュースサイト(asahi.com)で入手可能.

URL: 朝日新聞社ニュースサイト http://www.asahi.com/
 
▼ 購読された毎日ニュースチャンネル
一般ニュース,スポーツ,芸能情報を,チャンネル,スクリーンセーバーなどさまざまな方法で配信している.


毎日新聞社ニュースサイトに限りませんが,このようなチャンネルをスクリーンセーバーとして利用できる番組もあります.毎日ニュースチャンネルのスクリーンセーバーは50ページのように表示されます.
毎日ニュースチャンネルは速報性を重視しているので,ニュースの詳細を知りたい場合には,リンクをクリックすると,Internet Explorerブラウザが起動して,毎日新聞社,「JamJam」,スポニチなどのホームページが表示されます.

 

■デスクトップコンポーネントを利用する

最新の情報の配信を受けられるのは,チャンネルの表示画面やスクリーンセーバーだけではありません.デスクトップそのものも情報配信の受け皿にすることができます.IE4.0をインストールすると,Windowsのデスクトップが,「Activeデスクトップ」と呼ばれるようになるのもこのためです.「Activeデスクトップ」は,インターネット経由でさまざまなコンポーネント(プログラム)をダウンロードして,デスクトップの機能を拡張することができます.このようなデスクトップコンポーネントをダウンロードできるホームページでは,[Add to Active Desktop]ボタン()が表示されています.毎日ニュースチャンネルにも,ニュース配信用のデスクトップコンポーネントが用意されているので,これを利用してデスクトップ上に最新情報を配信するようにすることができます.
その手順は簡単で,[Add to Active Desktop]ボタンをクリックするだけです.ちょうど,チャンネルを購読する時に[Add Active Channel]ボタン()をクリックするのと同じ要領です.

▼ [Add to Active Desktop ]ボタンをクリックする
デスクトップコンポーネントを購読する感覚で,[Add to Active Desktop]ボタンをクリックする.


なお,デスクトップコンポーネントは,ActiveXコントロールの仲間なので,ダウンロードする際には利用者に確認するダイアログボックスが表示されます.
▼ ダウンロードを確認するダイアログボックス
セキュリティに問題のあるActiveXコントロールも存在するので,購読する場合には注意する.

[はい]ボタンをクリックすると,デスクトップコンポーネントがダウンロードされ,必要に応じて実行されるようになります.
ブラウザの代わりにデスクトップコンポーネントが最新情報を購読できるように設定するので,これ以降は基本的には既に説明したチャンネルの購読と同じ手順になります.まず,購読のスケジュールを設定します.

▼ [Active Desktop (TM)への項目の追加]ダイアログボックス
[Active Channel (TM)の追加]ダイアログボックスと同じように購読のスケジュールを設定する.

購読スケジュールの設定が完了すると,情報の配信(ダウンロード)がはじまります.

▼ デスクトップコンポーネントと購読する情報のダウンロードの開始
パソコンを利用していない時には,スクリーンセーバーとして最新情報を閲覧する.

購読を設定すれば,その後の定期的な情報の配信や更新などは,チャンネルと同じように操作することができます.
▼ Activeデスクトップに表示された毎日ニュースチャンネルのデスクトップコンポーネント
デスクトップコンポーネントは利用形態が異なるだけで,チャンネルと同じように情報の配信,更新ができる.

たとえば,Internet Explorerブラウザの[お気に入り]メニューから[購読の管理]や[すべての購読を更新]コマンドで,チャンネルと同じように情報を更新することができます.

▼ [Subscriptions]ダイアログボックスでチャンネルと同じように購読を管理できる
[お気に入り]メニューから[購読の管理]コマンドを選択すると表示される[Subscriptions]ダイアログボックスで,更新情報が確認でき,ツールバーで更新できる.

 

■Activeデスクトップを設定する

デスクトップコンポーネントやチャンネルスクリーンセーバーなど,Activeデスクトップの設定は,IE4.0をインストールすると機能が拡張された[画面]コントロールパネルで設定します.便利なのは,デスクトップ上で右クリックすると表示されるメニューから選択する方法です.

▼ デスクトップ上で右クリックすると表示されるメニュー
[アクティブデスクトップ]コマンドのサブメニューにActiveデスクトップと通常のデスクトップを切り替える[Webページで表示]や購読を手動で更新する[今すぐ更新]コマンドが表示される.

サブメニューから[デスクトップ]コマンドを選択すると,[画面のプロパティ]ダイアログボックスが表示され,Activeデスクトップを設定できます.

▼ IE4.0用に拡張された[画面のプロパティ]ダイアログボックス
[Web]パネルで各デスクトップコンポーネントをオンオフし,表示を切り替えられる.[スクリーンセーバー]パネ ルでチャンネルスクリーンセーバーの設定ができる.

  上へ  目次