Masks of NYARLATHOTEP (ニャルラトテップの仮面)


登場人物

名前
備考
ロジャー・カーライル(NPC)--死亡?

24歳、男性、アメリカ人

ニューヨークのプレイボーイ。百万長者。
カーライル探検隊の隊長

サー・オーブリー・ペンヒュー(NPC)--死亡?

54歳、男性、イギリス人

イギリス人貴族。有名なエジプト通。
ペンヒュー財団の設立者。大金持ち。
カーライル探検隊の副隊長

ヒパチア・マスターズ(NPC)--死亡?

27歳、女性、アメリカ人

社交界の美人。カメラマン。
マスターズ家の財産の跡取娘。
カーライル探検隊の記録係り

ジャック・”ブラス”・ブレディ(NPC)--死亡?

36歳、男性、アメリカ人

カーライルの友人。カーライルのボディーガード。
カーライル探検隊の他の雇われ人のマネージャー。

ロバート・ヒューストン(NPC)--死亡?

52歳、男性、アメリカ人

成功した精神分析医。カーライルの主治医。
治療のためカーライル探検隊に同行。

ジャクソン・エライアス(NPC)--死亡

38歳、男性、アメリカ人

探索者の友人。オカルト関係専門の作家。
ジョナ・ケンジントン(NPC)
プロスペロ・プレス社社長。
エリカ・カーライル(NPC)
ロジャー・カーライルの妹。カーライル家当主。
マーティン刑事(NPC)
NY市警刑事。
ミリアム・アットライト(NPC)
ハーバード大学図書館 司書
エイドリアン・フェリス(NPC)
NY州医務局 事務官
サイラス・ンクワイネ(NPC)
ジュジュハウス オーナー


探索者達
名前
備考
王 貞治(PC:のの若)
30歳 男性 中国系アメリカ人 SAN=70
革命家。孫文の三民主義に傾倒。
母国に渡り、革命に参加することを熱望。
スティーブン・スティーブ(PC:笠氏)
29歳 男性 アメリカ人 SAN=60
犯罪者
バリー・ホッカー(PC:山口氏)
34歳 男性 アメリカ人 SAN=55 
自称弁護士(ただし高卒)
ランディ(PC:原氏)
21歳 男性 アメリカ人 SAN=55
タブロイド誌記者
スコット(PC:のの老)
58歳 男性 アメリカ人 SAN=50
三文文士
ナタリー(NPC)
28歳 女性 イギリス人
スコットの家のメイド。だが誰も彼女の家事をしているところを見たものはいない。
そして、なぜか武器のプロフェッショナル。

チャールズ(NPC)
34歳 男性 イギリス人
ナタリー目当てにスコットの家にいりびたっているなぞのイギリス人。
役に立たないというより常にトラブルメーカー。


第1章「NewYork」 - リプレイ -

1925年1月10日

スコットは古くからの友人であるジャクソン・エライアス(友人 ジャクソン・エライアスについて君が知っていること
から1通の奇妙な電報(ワールド・テレグラフ・サービス)を受け取った。ジャクソンは秘密の宗教や暗殺教団
を専門に執筆する一匹狼のノンフィクション作家であり、今まで仕事に関して誰かの手を借りるようなことは
無かった。それがよりにもよって探索チームを組織してくれとは....

スコットは親の残してくれた財産のおかげで、特に生活に不自由することなく、ニューヨーク近郊の少々古
ぼけてはいるが快適な屋敷で趣味の執筆活動をしていた。屋敷が少々広かったことや、彼の人当たりの
せいもあり、屋敷には探索チームを作るのに十分な友人が揃っていた。

まず、弁護士のバリー。実際には誰も彼に弁護士としての仕事を頼んだことはないのだが、スコットとは妙
に気が合い同居している。いつか法律の力を借りなければならないときに役に立つ日がくるのだろうか。

そして雑誌記者のランディ。スコットがたまに怪しい記事(雪男の頭の皮だの、幽霊を見ただの、人を食べ
ただの)の記事を書かせてもらっているニューヨーク・スポーツの記者だ。彼はエライアスとも面識があるし、
とにかくマスコミにはコネがある。

そしてもうひとりの同居人ステイーブ。彼は何を仕事にしているのかわからないが、夜によく出かけている。
少々うしろめたいことがあるのか、警察をいつも気にしているようだ。
おそらく裏世界の人間なのだろう。そういう人間も探索チームには不可欠だろうというスコットの判断で探索
チームに加わる。

そして王。よくわからない主義主張を大きな声で繰り返すこの東洋人は、この探索チームの話を聞いたとたん
その情熱の全てを傾けるかのごとく、参加してきた。

探索チームにはあと、メイドのナタリーを連れていく。料理も洗濯も掃除も全くといっていいほどできない不
思議なメイドだ。なによりアメリカ人を見下している。そして彼女の部屋は彼女がこの屋敷にきてからという
もの、開かずの間になってしまった。この不思議なメイドをなぜかスコットは気に入り、彼女もこの屋敷での
仕事が気に入っているようだ。どうにかこうにかスコットは探索チームを結成した

おっと忘れてはいけない。正式な探索チームではないのだが、もうひとりいつも金魚のふんのように彼らにまと
わりついているイギリス人がいる。チャールズだ。どうやらナタリーが目当てでしょっちゅうこの屋敷に沸いて
でる。不思議なのは、みんながどこにいても、いつも突然現れ、話に加わること。そして誰も彼が入ってきたこ
とに気がつかないことである。彼はいったいなにものだのだろうか。

1925年1月11日

カーライル探検隊について、探せるだけの資料を漁る。
幸いなことにかの有名なカーライル探検隊事件については、豊富な新聞記事@ABCDEFG
があるため、ランディのこねもありたっぷりと資料を入手した。
この日はこの資料の理解と、明日からの作戦を練ることに終始した。

1925年1月12日

手分けしてカーライル探検隊のメンバーおよびエリカ・カーライルを調べることに。
しかし、この時代、個人記録は意外なぐらい存在せず、今日一日でわかったのは、
ローバート・ヒューストン医師についての記録(プロフィールと、エリカ・カーライルについてだけである。
ただし、エリカ・カーライルについては、その屋敷の場所ときわめて簡単なプロフィールだけで、
たいしたことはわからなかった。


1925年1月13日

今日は図書館技能の高いものを、重要度の高い順にぶつけてみた。
これによりなんとかロジャー・カーライル(プロフィール)、ヒパチア・マスターズ(プロフィール)、
ジャック・ブレディのプロフィールについては情報を入手することができた。しかし、あろうことか、
副隊長ペンヒューに関してはまたしても図書館ロールに失敗し、明日へもちこしになってしまった。
ペンヒューの壁高し。


1925年1月14日

今日はやっとペンヒューについてのプロフィール情報を入手する。
また、知り合いでもあるスコットが、プロスペロ・プレスの社長で編集者でもあるジョナ・ケンジントンへ電話
をかけてみた。
ジョナは、いつも一匹狼のエライアスが、スコットに助けを求めていることに異様さを感じているようでもあっ
たが、結局それいがい対した情報はもっていないようだった。


1925年1月15日

昼過ぎにエライアスからスコットに電話が鳴る。

エライアス「夜8時にチェルシー・ホテルの410号室で会おう。」

そう、一方的に話すと電話は切れてしまった。
その後ホテルに電話するも、エライアスは不在。念のためにジョナにも電話してみたが、彼も不在だった。
ジョナからの連絡を待つためにランディが留守番に残り、他のメンバーは少し早めにチェルシーホテルへ
向かった。

予定よりも30分早くホテルについた探索者達は、ホテルのドアをノックした。
が、返事が無い。しばらくスコットが

スコット「おーい、エライアス! いるんだろ!」

と問いかけたり、ドアをノックしたりしたが、やはり返事が無い。ドアにはカギがかかっており
明けることはできない。ここで、王がしびれをきらし、

王「エライアスは実は帰ってきてないのでは? フロントに言って聞いてみる」

といってフロントへ聞きに行った。
しばらく部屋の前でドンドンやっていた探索者達はやっとバリーが聞き耳い成功。中で複数の足音がすることに気が
つく。しかし紳士的な彼らはドアの前で何もできず王の帰りを待ち続けた。
やっと王がフロントを言いくるめて合鍵と共に到着した。

ドアを開けるとそこには無残なエライアスの死体が横たわっていた。

スコット「生きているのか?」
ナタリー「胸を数カ所刺されて、内蔵でてますし、死んでますね」

おどおどする主人をよそに、メイドは冷静だ。
そのとき、部屋から外へつづいている非常階段を駆け降りる音にほぼ全員が気がついた。
(既にひどいありさまのエライアスを見て気を失っているチャールズを除いて)
急いでダッシュする王、バリー、そしてナタリー。
そこには階段をものすごい勢いで降りていく3人の姿があった。
カンフーの使い手でもある王は軽い身のこなしで素早く階段を降りていく。
そして少々荒っぽいバリーは拳銃を抜いていた。

王「待てー」

しかし、だいぶ間を開けられているため、追いつけない。
バリーが銃をぶっ放つ。階段を駆け降りたためか、エライアスの無残な姿を見たためかバリーの拳銃は大きく外
れる。誰もが暗殺者をとらえることをあきらめかけたその瞬間、その銃声が夜のNYに響いた。

一同「ナタリー!?」

その銃声はどこから取り出したのか、ナタリーがもっている大型のオートマチック拳銃からのものだった。
それまでただのメイドだと思われていたナタリーの拳銃は狙い違わず最後尾を逃げていた男の胴体に吸い込まれ
る。
バリーが2発目を撃つが、これも空を切る。どうもバリーは今日は拳銃があたらない。
そして、ナタリーが2発目を発射。これは先ほどの最後尾の男の頭に命中。男の頭は柘榴となった。
そしてナタリーはガッツポーズ。

一同「おまえは殺し屋か!!!」
ナタリー「とどめは必ずさす。生き残る鉄則です。」
一同「こいつ何者だ!!!」

などとつっこみをいれている間に黒のオープンカーにのって二人に減った暗殺者はNYの夜の闇に消えた。

射殺した殺人犯の頭には奇妙な赤い髪飾りがついていた。
王は何か他にもっていないかと調べたところ、2通の手紙@Aを入手した。
また、エライアスの部屋を物色していたスコットは2枚の名刺@Aを入手した。
また、エライアスの額には奇妙なマークがついていることにスティーブがきづき、メモに書き写した。

そうこうしているうちに、騒ぎをききつけたのか、ホテル側が通報したのかNY中の警察が集まってきた。
探索者の前に現れたのはいかにもといった感じのマーチン刑事であった。

マーチン「なんだなんだこの騒ぎは。また変な殺人事件か。最近いかれた事件が起きすぎるな。
     それで、犯人の一味を射殺したっていうやつはどいつなんだ? え?」
スコット「そこで寝てる紳士ですよ。」

とスコットはなぜか気を失っているチャールズを指差した。
一同チャールズを見て驚いた。なぜか彼の手にはさきほどナタリーがもっていた銃がしっかり握られている。
ナタリーは舌をだしてみんなに合図(笑
マーチン「それじゃや、いろいろ聞かなきゃならないこともあるから、この紳士は連れていくが、
     ほかのみんなはだいたい事情聴取はすんだから帰ってもいいよ。
     ただ連絡先だけは教えておいてくれ」

あわれチャールズは寝てるまに一人殺人したことになってしまいました。

スコットの屋敷に集まった探索者達は今日の出来事を報告しました。
結局ランディはジョナとは連絡が取れなかったようです。

1925年1月16日

探索者達は今日は名刺にあった、エマーソン輸入商会へ。
小さな事務所で社長のアーサー・エマーソン氏は以下のような話を。

エマーソン「ああ、エライアス氏のことなら、覚えているよ。なんでもモンバサに関係のある輸入商を
       しているとかで、モンバサの商品について聞きに来たな。わしの会社は、モンバサにある
       アジャ・シン商会のアメリカでの代理店をしているからな。
       とはいえ、アジャ・シン商会の唯一の取引先は、ジュ=ジュ・ハウスという店しかこのアメリカ
       にはないんだがな。(笑

       ジュ=ジュ・ハウスの場所かい?NY市のランサム・コート通り1番地だよ。そういえば、
       エライアス氏もそこへいくって言ってたな。
       あんたたちも、行くのかい?あまり善良なアメリカ人が行く店じゃないけどなぁ。

       サイラス・ンクワイネを知っているか?知ってるも何もジュ=ジュ・ハウスの店主だよ。
       あやしげな外国人だよ。

       そういえば、エライアス氏は元気か?え?死んだ?
       なんかおかしなことに首をつっこんだのかなぁ。
       あんたたちも、悪いこと言わないから、変なことに首をつっこんだらだめだよ。」

1925年1月17日

パーティはやっとつかまったプロスペロ・プレス社、社長のジョナ・ケンジントンとようやく、
プロスペロ・プレス社で会うことができた。
スコットとジョナは旧知であったため、一昨日のエライアスの殺人事件については一気に話し合う
ことができた。

ジョナは、エライアスがこう言っていたのを強く覚えています。
エライアス「カーライル探検隊を虐殺したのは、どこかの血なまぐさい宗教団に違いない。
       しかし、探検隊の主要メンバーが全部殺されたわけではないらしい。」

スコット「なんか、メモとかないのか?」
ジョナ「そうそう」
といいつつ、秘書にエライアスからの手紙のファイルを持ってこさせ、その中から1枚の手紙
取り出しました。

ジョナ「この手紙をもらって、すぐに手紙にあるメモ(ナイロビメモ@ABCDEFG
    が送られてきたんだ。それから、すぐ香港からの至急電報を受け取ったんだ。
    その電報は、資金がきれそうだ。すぐ送金してくれ。ってことだったんで、前渡金を送って
    やったんだ。それから、しばらく連絡が取れなかったんだが、先月半ば突然長距離電話が
    かかってきたんだ。
     彼が言うには、あれから中国に行き、それからアフリカに戻り、それからロンドンに行っていた
    ということだ。彼が言うには、とても信じられないような物を見たといい、世界規模で怪物的な
    何者かによる計画あるいは、陰謀について興奮して叫ぶように話し続けたんだ。
    彼に落ち着くように言うと、落ち着く暇なんかない、すぐニューヨークに戻るからと言って
    電話を切ったんだ。」
スコット「そのメモは見せてもらえるかい?」
ジョナ「もちろんだ。あと、このナイロビメモの後に書かれた、メモがあるんだが、これも見てくれ。
    私には何のことだかさっぱりわからないが、君ならなにかのヒントになるかもしれない。」


1925年1月18日

ハーバード大学図書館のミリアム・アットライトを訪ねる。

ミリアム「ええ、エライアスさんが探していたのは、「アフリカの暗黒の宗派」という本でした。
      この本は、記録上は確かにこの図書館にあったはずなのですが、数ヶ月前に
      謎の紛失をしてしまったのです。

      謎の紛失というのは、ある日突然その本が消えてしまったのです。その日は
      なにか嫌な臭いが書庫の中に立ち込めていました。」
スティーブ「この文字について、何かわかりますか?エライアス氏が死んだときに
       額に書かれていたものなのですが。。。」
ミリアム「わかりました。調べてみましょう」

数時間後

ミリアム「これは古代のルーン文字でした。これは「血塗られた舌」という名前のケニアに
     本部を持つ教団の印で、王朝時代にエジプトから追い出された宗派の分派の印でした。」

1925年1月19日

ニューヨーク州の医事局を訪ねる。
事務官のエイドリアン・フェリスを説得するのに時間がかかるものの、なんとかヒューストン医師の
カルテを見ることに成功する。

1925年1月20日

パーティーはハーレムにあるジュ=ジュ・ハウスを訪ねる。

うす汚いジュ=ジュ・ハウスに入ると小さな老人が一人店番しているだけだった。
店の中には、アフリカの民芸品や、古器物の類が所狭しと積み上げられています。
老人に話しかけると、彼がサイラス・ンクワイネであることがわかりました。
彼はよく見ると、胸から鍵をひとつかけていました。

結局なにも手がかりをみつけられないまま、探索者達は店を出て、近所に聞き込みをしました。

近所の住民「あの、気味悪い店には、1週間に一度奇妙な連中や、外国人が深夜になって
        店の中に入っていくよ。きっと怪しい儀式かなんかやってんだよ。早く警察が
        とりしまってくれればいいのに」

探索者達は、近所の廃屋で、張り込みを開始しました。

1925年1月21日

次の日の夜、次々と人がジュ=ジュ・ハウスに入っていくことに気がつきました。
店の大きさに比べてかなり多くの人が入って行くことにランディが気づく。

店に最後の一人が入った後、店の電気が消え、静かになった。
そこで、パーティーは全員で店に忍び込むことにした。

店の入り口は鍵がかかっておらず、簡単に中に入ることができた。
しばらく店の中を調べていると、カウンターの後ろに地下室へのはね上げ戸があることを
発見した。

鍵がかかっていたが、こじ開けず力任せに打ち破った。すごい音がしたが、特に中には気づかれ
なかったようだ。扉の中は、下への長く狭い階段だった。
階段を下に下りていくと、大きなドアがあり、鍵はかかっていないようだった。

中からは熱狂的な詠唱が聞こえてきます。その呪文のなかにははっきりと
「ニャルラトテップ」と聞こえます。

ドアを少し開けると、中では数十人の信者が大きな広場で踊り狂っています。
サイラス・ンクワイネも信者に混ざって踊っています。
信者から少しとことろで、指示を出している司祭のような大男がいることに気がつきました。
彼は羽で飾られたローブを身につけ、変わった形の杖を持っています。

やがて、広場の中央の大きな岩が信者によってどかされると、中から恐ろしい声がする。
その声がする大きな穴に、さらわれてきたと思われる哀れな生贄や、狂っている信者と
思われる者が穴の中へ投げ込まれそうになる。

思わずバリーが
バリー「やめろー!」

その声で、一斉に扉の方を見る信者たち。
司祭のような大男が大きなこえで何か叫んでいる。
扉に殺到しようとする信者たち。

いっせいに地上へ逃げようとする探索者たち。
しかし、狭い階段で、思わず王が転んでしまう。そのとき手に持っていたランタンが
大きくころがり、油が飛び散り、狭い通路は一気に火の海になってしまう。
その火に信者がひるんでいるうちに、なんとか逃げた探索者は、なんと
外へ通じる唯一の扉を外から閉めてしまった。

あわれ、信者たちは一人も地上に戻ることなく、ジュ=ジュ・ハウスもろとも
焼け死んでしまったのか。

1925年1月22日

次の日の朝、もう一度ジュ=ジュ・ハウス跡に出向いてみる。

あたり一面、何かがやな物が焼けた臭いに満ち溢れている
そこには、なじみのNY市警のマーティン刑事が。

マーティン「やぁ、あんたたちかい。また陰惨な事件には必ず顔をだすなぁ。」
ランディ「なんかひどい事件ですねぇ。記事になるようなネタくださいよ。」
といって、そっとお金をマーティンに渡す。

マーティン「いや、すまないねぇ。なーに、怪しげなカルト集団の集団自殺かなんかだろう。
       前からおかしな宗教だとは目をつけていたんだが、こんなことになるとはなぁ。
       地下室を中心に数十人が死んでるんだよ。」
ランディ「そんなに? 司祭みたいな人はいましたか?」
マーティン「いや、そういうのはいなかったなぁ。あと、下からなにかすごい力で、地上にはいでた
      ような大きな穴があいてたんだ。たぶん爆弾かなにかが爆発したんだろう。
      そうでないと、ちょっと考えられないぐらい、大きな奴かな。身長5mくらいの(笑
      そんな大きな人間はいないよなぁ。記者さん」
ランディ「そうですよ。そんな人間はいませんよ。人間はねぇ。。。。」

NYでのはじまりの事件を終え、探索者達は、ロンドンへ向かう準備を始めた。

次回「ロンドン編」へつづく。



今までに手に入れた手がかり