Libretto再インストール日記 −再インストールに至るまで− ○月○日 そもそものことの起こりは、LibrettoをMP3プレイヤー化しようというところから始まりました。MP3というのは、ご存じの通り音声を高音質で圧縮・再生する規格です。ポータブルのMP3プレイヤーが発売されはじめ(Rioなどが有名ですね)、一時期この手の機器を購入しようかと思っていましたが、記憶容量の点で満足がいかず、結局手持ちの機器でどうにかしようという結論に至りました。 ここで言う「手持ちの機器」というのが、何を隠そうLibrettoのことです。Libならば持ち運びも苦にならないし、痩せてもWin95環境ですからデスクトップと変わらない環境を構築することが可能です。多少CPUが非力ですが、試しにSCMPXをインストールしてみたところなんとか動作したので、こりゃ活用するしかないと思いました。 とはいえ、Lib50のHDD容量は810MBです。いくら高圧縮率のMP3でも、CD2枚程度でデータの容量は100MBを超えます。その時点での空き容量は既に50MBを切っていましたから、どうにかして空き容量を増やさないことには満足に使えません。 LibのHDD内にはOFFで撮ったデジカメの写真データやらパソ通のログデータなどが無造作に放り込んでありましたから、まずそれらを整理しました。そしてもう使うこともないと思われるアプリケーションについても思い切ってアンインストールすることにしました。 その中に一太郎Ver6.3があったのです。こいつはWin3.1時代の16bitアプリで、とっても「不作法」なんですね。所定の手順に乗っ取ってアンインストールを行っても、そこらじゅうに痕跡を残しまくります。案の定、立ち上げ直すと「xxxx.dllが見つかりません」だの「xxxフォントが見つかりません」というメッセージボックスの嵐となりました。 今になって冷静に考えてみれば、16bitアプリですから恐らく"SYSTEM.INI"とか"WIN.INI"あたりに設定が残っていたんではないかと思われます。それらを丹念に追いかけて消していけばよかったんでしょうけど、私は面倒臭がりなので、いっそのこと再インストールしてしまえばHDDもきれいになるし楽ではないかと考えたのでした。こうして苦闘の日々は幕を開けたのです。
|