Libretto再インストール日記


−ロングファイル名にはめられました−

 あれから数日、ウゴウゴとあがいてドライバをどうにかインストールしようと試みましたが、結局玉砕

 んでもって、考えたあげくとった手段は、前のHDD内容を新HDDにそのまま転送する、というものでした。

 前の環境ではFDDは問題なく認識されてましたから、前の環境を現在のHDD上に構築できれば問題ないはずです。が、問題はその手段です。普通のデスクトップ環境であれば旧ドライブをマスター、新ドライブをスレーブに設定してマスター→スレーブへ全ファイルをコピー*1、で話は終わってしまうのですが、1台しか接続できないノート型パソコンではこの技は使えません*2

 LAN環境を整え、デスクトップマシンのHDDを介して転送を行うのが一番手っ取り早いのですが、新環境でFDDが使えないのでLANカードのドライバがインストールできません(笑)。そもそもPCカードがちゃんと動作するかも不明な状態なのでこれも無理そうです。

 これも悩んだ末に、結局旧HDDをLibrettoに装着*3し、LAN経由でデスクトップマシンのHDDに内容を転送してから、それをCD-Rに焼き込んでCD-ROMドライブから読み込ませる、という非常に回りくどい手段をとることにしました。

 さて、CD-Rで焼いてバックアップDiskは完成しましたが、これがまた悩ましい。そう、Win95のシステム上にはロングファイル名を持つファイルが多数存在します。HDDを一旦真っ新にしてDOSから転送しようとするとロングファイル名は当然失われてしまいます。95の起動ディスクで起動すれば認識できるのかもしれませんがどのみちCD-ROMのDOS用ドライバがロングファイル名に対応していないので状況は変わりません。

 結局Win95をちゃんと動作させ、CD-ROMドライブをWin95用のドライバを用いてちゃんと認識させない限りロングファイル名は正しく復旧できないようです。

 これまでの操作でC:ドライブの中は相当荒れてしまいましたので、一旦引導を渡して(^^;)フォーマットしてしまいました。Win95をインストールし直しCD-ROMドライブのみを認識させてから、CD-Rに焼いた内容をHDDにコピーしていきます。

 途中何度もシステムファイルのコピーに失敗して中断されてしまいます。当たり前ですね、何たって稼働中のOSを上書きしようとしているのですから。システムで使用中のファイルは書き込み拒否されて当然です。同じバージョンのWin95ですから使用中のモノはアップデートしなくても大丈夫、と自分自身を納得させて続きからコピーを継続します。

何回かのコピー操作でやっとなんとか一通りのファイルが転送されたようなので、この日は大して確認をせずに電源を落としました。

*1 このようにシステムごと一括転送する場合でも、スワップファイル("win386.swp")だけはコピーしない方がいいようです。起動時に存在しなければ自動的に作成されるし、その時点のスワップ内容をコピーしても意味がないから・・・。
*2 PCカードスロット経由でIDE-HDDを接続するPCカードが市販されているようです。例によってチチブデンキで見かけました。
*3 前にも書いたようにここら辺から頻繁にHDDを交換するようになります。この辺の結論に達する前に、既に数回旧環境の確認のためにドライブを入れ替えています(笑)。

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