まずはベーシックなタイプの説明をします |
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この炉のミソは、寸法の 違う煉瓦を効果的に使う事 です。(殆どは並型ですが) |
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煉瓦の配置は図の通り。 並型の煉瓦をモルタル (セメント)で積みます。 目地の厚みは5〜6ミリに なるように積みます。 完成してからですが、中の煉瓦は 「ヨーカン」と呼ばれる半分に割った 煉瓦をカラで並べます。 (炉床の金物を支える台になり、 積み重ねる事によって炉床の高さが 調節出来ます) |
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プレカットした煉瓦を用いるポイント になる段です。 両端の煉瓦は「七五」と呼ばれる 4分の3カットした煉瓦で積みます。 出来た隙間は空気孔になります。 モルタル(セメント)の付ける位置に 注意してください。 (空気孔の所は要りませんよ!) |
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一番上になる段です。 1段目と同じ積み方です。 |
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中に置く煉瓦はこんな感じになります。 カラで並べた「ヨーカン」は1段と2段 積み重ねることでは55〜65ミリ 高さが変わります。(長方形のため) |
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もう一方の横から見た図です。 2段目の「七五」煉瓦で積んだ隙間が 通気孔の役目を果たします。 穴をふさぎたい時は、「半マス」煉瓦を 使って調整します(ダンパーの役目) |
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(空気調整のダンパー役の半マス煉瓦ですが、目地の厚み分、完全に孔をふさぐ事は出来ません) | |
ロストルを乗せる煉瓦はカラ積み (モルタルなし)で並べてあるだけ なので積み重ねたり、向きを変えたり 配置が自由で、掃除の時は外せます。 |
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ロストル(炉床)の選択 実は、このサイズに合う、ロストル (炉床の金物・鋳物)を安く作ろうと 考えたのですが、僅かな生産量 ですと、どうしてもコストがかかります。 左は、グレーチングと言って、鉄を 溶接して作った例です。右は雨水桝 用に売ってる鋳物のフタです。 |