◇ホームページの趣旨◇



阪神・淡路大震災からまもなく30年を迎えます。                                  

あれからいろいろなことがありました。その節々で人間の力が自然の中ではいかに小さなものかを見せつけられるものでした。自然の力は私たちが長年築き上げてきたものを一瞬で奪うことも可能です。

いま私たちの生活の中で大きなウエイトを占めつつあるのが AI−「Artificial Intelligence(人工知能)」。 AIは急速に進化しています。                                 

AIと自然界、人間が共存する未来はすぐ近くまできています。

AIと自然界、人間が共存する未来は、技術の進化と倫理的な調和が鍵となります。持続可能で豊かな未来を築くために、これらの要素がどのように連携していくかが重要となります。                                 

いままでの様々な経験を土台として来たるべき未来に備えていかなければなりません。

                                                                     2024.09.12                               


2020年の始まりの頃、『新型コロナウイルスの影響により日常生活がここまで変化せざるを得ない』ということを予測した人は、ほとんどいなかったであろう。

25年前、突然明け方に襲った阪神・淡路大震災。被災地では、ほとんど情報が入ってこなかった。壊れた家の2階からハシゴをかけてもらって外に出て向かいの店前の公衆電話から実家へ連絡したのがやっとのこと。そのあと電話はつながらなくなってしまった。

少なくとも当時、私の手元には携帯電話もインターネットもなかった。交通を遮断され、1ヶ月後から戻った勤務地までの実家からの通勤時間は片道最大3時間余りあった。

今は通勤をひかえなければならないが、その後の通信システムの進歩により携帯電話もインターネットも日常生活に広く浸透するようになった。

以前にも記載したことがありますが、このホームページを製作しようと考えたのもこのことがきっかけでした。

突然のことですので、まだまだ手探り状態ですがプロの方々の力により、いっそう利用しやすいシステムが普及するようになるでしょう。

リモート面会・WEB講習会・WEB学術大会とネットを利用するものが次々と開催されます。

慣れるまでは違和感もありますが、これからの時代必要なことです。                                      2020.09.06


阪神・淡路大震災からまもなく18年を迎えます。

あれから、いろいろなことがありました。

“忘れてはいけない。でも忘れたい。”そんな気持ちが交差して・・・

震災当日まで居た土地は建物を撤去し、いまは近くのお店の駐輪場として貸してあります。

兵庫県内でも、阪神・淡路地域を離れると、当時から震災の姿は見当たりませんでした。

いまは実家のすぐ近くに家を建てて、場所は違いますが、自分なりの“復興住宅”として住んでいます。

東北地方の震災もそうですが、“災害は一瞬の出来事” 復興には果てしない時間がかかります。

何を持って“復興”と表現するか・・・、『目に見える復興』と『目に見えない復興』があります。

そして、戻すことのできないものも・・・あります。

神戸の地を離れ、この地域で作り始めた‘ホームページ’も15年。

当時、お薬のホームページはあまりありませんでしたが、いまは優れたホームページが数多くあります。

薬剤師として、みなさまにとって、お薬の情報提供を得られる機会が増えたことは喜ばしいことと思います。

今後、益々、このような分野が整備されるものと期待します。

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東北地方太平洋沖地震(東北関東大震災)により被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。

16年前、阪神・淡路大震災がおこった年に、第28回日本薬剤師会学術大会は神戸で開催することになっていました。その神戸での開催は中止になり、急遽、宮城県(仙台)で大会が行われることになりました。

当時、わたしの勤務地は西宮(阪急ー西宮北口北側)。震災で神戸市中央区にあった家が全壊したため、芦屋市楠町の借家から震災復興で疲れた体と大きなエネルギーを吸収するために、伊丹空港から仙台空港へと・・・学術大会に参加したものした。

今年、宮城県(仙台)で第44回日本薬剤師会学術大会が行われる予定のため、心を痛めるものがあります。

被災地の一日も早い復旧と皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

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〜Ph.Murase

PS;第44回日本薬剤師会学術大会の開催は中止となりました。                                                           


阪神・淡路大震災から15年が経ちました。

あの時の一瞬の出来事。もし、あの一瞬の出来事がなかったら、いまも神戸に居たかもしれません。

一瞬の出来事は、住んでいた家を壊し、職場も壊し・・・、それでも何とか実家などから通勤し、震災後1年までは被災地を離れなかった。

でも心身とも疲れきってしまった・・・。

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被災地を離れ、実家近くの職場に移り・・・、そう・・・この離れた所からでも被災地とのパイプを結べないものだろうか・・・と考えて作り始めたのが、このホームページです。

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どういう巡り合わせか・・・あれから偶然にも兵庫県下でおこる災害にかかわってしまった。災害のおこる少し前に、その場所が勤務地となる。平成16年台風23号災害ではその3ヶ月くらい前に・・・豊岡市へ、平成21年台風9号災害でもその3ヶ月くらい前に・・・佐用郡佐用町へ。
結果として、仕事を通じて被災者の人々のこころとふれあうこととなる。

先日、学会で神戸に行った。あれから何年経ったのだろうか・・・久々の神戸での宿泊であった。
ホテルの窓から映る“神戸の夜景”は、とても‘きれい’だったが、私には何とも表現しがたいものであった。

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PS;災害医療に携わる医療従事者の『惨事ストレス(CIS;Critical Incident Stress)ケア』ということが話題にされますが、薬剤師も少なからず、その一手を握っているということを忘れないで下さい! 被災地には薬剤師もいます・・・! 

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                                                                      2010.03.10

                                                       

●あれから15年・・・


わたしたちが、大学を卒業した当時、調剤といえば、病院・診療所などの調剤室と一部の薬局でしか行われていませんでした。『薬剤師はこの調剤室という箱から、いつか外に飛び出さなければならない』と業務を通してよく思ったものです。病院薬剤師として日々の調剤業務に追われる中で薬学部で学んだ知識がほとんど現場で役立たないという大きな問題にも直面しました。その当時はあまり重要視されていなかったのかもしれませんが、とにかく病院薬剤師として働けば働くほど、自分自身の臨床における知識の不足を痛感しました(当時の薬学のカリキュラムには臨床教育はありませんでした)。そんなふうに思っているうちに気がつけば、公立病院を退職し大学受験に戻り医学部の扉をたたこうとしていました。よく誤解も受けましたが、『薬剤師としての職を捨てたのではなく薬剤師として薬学部で習得できなかった臨床知識を学ぶために医学部の扉をたたこうとした』のです。わたしがあちこちの医学部の入試でこのようなことを内容にした小論文を書いていたからでしょうか(?)、しばらくして『薬学部の教育の見直し』『卒業した薬剤師への研修制度』なども大きく進展するようになりました。公立病院を飛び出して、医学部の扉をたたこうとした原点(動機)がまさにここにありました。

いまの薬学生は恵まれていると思います。薬学教育6年制もスタートし、教育期間も長くなり、まだ未知の部分も多くありますが先輩薬剤師が現場に出て感じたギャップをクリアする教育改革になると期待します。

わたしたち卒業した薬剤師も負けてはいられません。より充実した生涯教育を求められています。


PS;このホームページの役割は、ほぼ達成しています。いまはこのホームページよりも、より役立つホームページが数多くできました。喜ばしいことです。そのような意味で、ここから得られない知識はさらに優秀なホームページから得られるように設定しています。

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このページはみなさまにお薬などを正しく安全に使用して頂くことを目的に開かれています。

みなさまの大部分が、今までの日常生活において、何らかの方法でお薬などを利用された経験をお持ちだと思います。

しかしながら、みなさまが時代の流れとともに、益々、お薬などを手軽に利用されるようになられた反面、お薬などの知識は近寄りがたい難しいものも多く、ともすれば、避けてとおりがちです。

市販薬(OTC薬)の中には、スイッチOTCと呼ばれる、かつて医師の処方箋なしには使用が許されなかった成分を含むものも多くなっています。今後、益々これらの種類は増加するものと予想されています。

あらゆる方面で職務に従事する薬剤師ですら、その知識の多さ・深さに戸惑っているのが現状です。

このページでは、イラストや音楽などを利用させて頂くことによって、みなさまが、できる限り柔軟に、お薬などの知識を吸収して頂くように製作されています。ほんの少しでも、みなさまがお薬などの知識を深めて頂けたら、それだけでこのホームページは十分な役割を果たしています。

なお、ホームページ内では商品名などをできる限り掲載しないように心掛けています。

また、ホームページ内に記載しています内容については、みなさまを担当される医師・薬剤師さん等の判断の下にお願いいたします。

『みなさまにお薬などを正しく安全・安心に利用して頂きたい・・・・』それが私たちの願いです。             1998.03.05


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