●一般用医薬品販売制度がスタートして・・・



平成21年6月1日から一般用医薬品(大衆薬)の販売方法が変わりました。十数年近く、一般用医薬品を主体とする現場に勤務していた私にとっては画期的なことという印象がありました。
40〜50坪あるインショップタイプの売場で少人数のスタッフと横一線に並んだ膨大な品数の医薬品、そして次々と発売される新製品。営業中は薬剤師は売場から離れてはいけない決まりの下、一日の勤務の大半(平均5〜6時間)を売場のレジでの接客応対に費やしていたように思います。

この度の制度のスタートによって、一般用医薬品(OTC医薬品)の販売方法(リスク区分)はかなり整理整頓されたものとの印象を持っています。

しかしながら、今後の課題として、今までの売場での横一線の医薬品の売り方・買い方から、どのようにして販売制度に基づいた医薬品の売り方・買い方に移行させていくかというものが残っています。

薬剤師・登録販売者等を主体とする販売する側の体制は時間とともに浸透しつつあります。

大きな課題は、今まで横一線の買い方に慣れてこられたお客様の意識改革をどうするか?

お客様の多くは待って下さいません。時間のかかることはイヤがります。 手段を誤るとトラブルを引き起こすことにもなります。

お客様への浸透にはゆるやかな時間が必要となります。



登録販売者とは?




一般用医薬品販売制度ホームページ(厚生労働省)