●私と研修認定薬剤師



我が家は、近頃の家庭から比べると少し兄弟の数が多い。
兄が大学を卒業するまでに6年かかることと、1年下に弟がいるため、大学を選択する上で経済的な面も考慮し『資格をとること・少しでも早く卒業すること』を目的に薬学部を選んだ。
薬学部在籍中、1回だけ留年しそうになったこともあったが、そのときは追試をクリアしてなんとか4年で卒業することができた。
そして国家試験も1回でクリアし、地元の公立病院に就職することができた。
公立病院であり、自分自身はずっとその職場で働くつもりではいたが、3年余り勤務したであろうか・・・家庭の事情で、病院を離れ今まで扉を開かなかった『医学部受験』をすることになった。
その時は兄も大学を卒業し、弟も大学へ進学していたため家庭的には経済的にゆとりがでてきたものと思われたが・・・、3年近くであろうか・・・?
父親の退職に伴い、大学に在籍する弟の学資を納めるために、自らの『医学部受験』を断念することとなった。もう少し・・・であった。
・・・・・・・・・・
ポッカリ開いた心の隙間・・・
今まで考えなかったOTC薬の売場・・・
・・・・・・・・・・
そんな時巡り合ったのが『研修認定薬剤師制度』である。病院薬剤師として働いている時はメーカーの講演会等も数多くあったため知識の習得にはあまり不安を感じなかったが、OTCの分野ではその当時は少し不安を感じるものがあった。働いていた職場にその部分が不十分だったのかも知れないが・・・。
(財)日本薬剤師研修センター主催の研修をとおして、これからの薬剤師がめざしていく全体像に少しながら触れることができた。
とは言うものの、初めの頃は研修会が少なかった。研修会はあったのかもしれないが、勤務とかみ合わない。受けたい研修会は会場が遠方のことが多かった。
そのため研修単位の取得は容易ではなかった。
仙台・東京・大阪・神戸・広島・長崎・・・、そして地域薬剤師会主催の研修会。
薬剤師の全体像に触れるには良かったが、結構・・・経費がかかった。
・・・・・・・・・・
何年前からであろうか・・・インターネット研修が認められるようになって、この研修が研修単位取得に大きく役立っている。
今は調剤薬局も増加し、地域薬剤師会主催の研修会も数多くあるが、それでもなかなかスケジュールがかみ合わないため出席が困難である。
おそらく、これからも私にとっての主体はインターネット研修となるであろうが、日々の研鑽として研修を続けていきたい!



ホームページの趣旨




ご紹介サイト;日本薬剤師研修センター