DIARY-1

2001.7.01
 成田に到着すると、わがノースウェスト機はいきなりの3時間ディレイであった。航空会社から「お詫びのシルシ」として支給された御食事券1000円×3枚をきっちりと使い切り、キッズルームで時間を潰す。しかし某TVゲームメーカーがスポンサーなので、ゲーム機以外にほとんど何の遊び道具もなく、第2ターミナルとは比較にならないショボさ。そうこうするうち搭乗開始。
 今回はハル様も座席がちゃんとあるので、機内の快適さは前回のカナダとは雲泥の差である。メシ食ったり雑誌読んだりするうち、あっという間にサイパン上空。スコールのため着陸に1度失敗しスリルを味わうが、アグレッシブな機長(注1)のおかげで無事着陸、乗客全員ムネを撫で下ろす。

(注1)スコールの中、機長は果敢に着陸を試みるが、あと少しというところで強烈な下降気流に見舞われ機体が急降下、あわや墜落か!と思われたが急上昇で難を逃れる。これだけでも乗客は充分すぎる恐怖を味わったが、機長の「トライ・アゲイン」という機内放送で、乗客は完全に凍り付いた。



 

(キッズルーム)
 子供のため、というよりは企業の宣伝のために作られているとしか思えない第1旅客ターミナルのキッズルーム。スペースの大半はゲーム(プレ○テ)の為に使われており、そういう高度な遊びの出来ない乳幼児は、片隅の3畳ほどのスペースで遊ばす以外にない。
 えてしてこういう場所では、数少ないオモチャをめぐって子供同士の小競り合いが頻発するので、見ている親はまったく気が休まらないのであった。





(サイパン国際空港)
 これは帰りに撮影したもの。青空にはためく3本の旗、1つはアメリカ国旗、もう1つは北マリアナ諸島の旗、もうひとつは・・・何だ?
 入国・出国手続きとも簡単で何も問題なし。入国の際は滞在ホテル名を聞かれるが、ガイドブックに載ってる有名ホテルの名前を答えれば即通過。出国の際もキンコンゲートをくぐるといきなり免税店内突入という「有りガネ全部落としてけ!」のオラオラ状態。





(押しボタン式)
「ホテルのフロント、ツアーデスク、みーんな日本語でオッケーです。」
空港からホテルへ向かう送迎バスの車中、現地ツアー会社の担当者にいきなりブチかまされた。そして到着後、晩飯を食いに出かけようとして最初に目に飛び込んできたのがこれ。サイパンで英語は必要ない。町並みを見ても看板は日本語だらけ。ある意味、渋谷あたりの方がよほど英語使用率は高い。

 ホテルにチェックインしたころにはすっかり暗くなっていた。とりあえず荷物を部屋に置いて晩飯を食いに出た。初日の疲れもあってガラパンまで行くのは面倒だったので、国道の反対側にある怪しげな和食レストランに入る。店主らしき初老のオヤジとチャモロの若い娘がひとり。「サイパンでは唯一、ロブスターのダシを使ってる」というラーメンと、「他のレストランだったら50ドルはするけどウチは10ドル」というステーキを注文したが、まったく普通のラーメンと、やたら大きくて堅いだけステーキであった。ふと見ると、オヤジが女の子のケツを触って遊んでいる。「むむ・・・」と唸りながら宿に帰って初日終了。


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