1区(14.6キロ)

9時に近鉄四日市で合流だったので、1区の様子は一切、わかりませんでした。
ちょうど車に乗ったときにワンセグで襷渡しの様子が写っていましたが、あまりいい位置ではなかったようで、1区はいったいどういう展開になったんだろうと思っていました。

以下は、後日、ビデオをみての経過です。

1区にダニエルくんを擁した日大。
1区でいい位置につけて、あとは前のほうで勝負をするとうことなんでしょうか。
でも、どちらかというと奇襲のような作戦ではなかったのかと思います。
(終わったらなんとでも言えることを差し引いても。)
ロケットスタートをするには、まさにロケットが2台、必要なのではと思いました。
いつかの法制大の徳本くん、坪田くん、東海大の佐藤くん、伊達くんというように。

スタートしてすぐ、30秒もしないうちにダニエルくんがひとり出ました。
ダニエルくんといえば、10月20日の日体大の記録会で、27分44秒で走っているのを見ていますから、他の選手とはスピードが違うといえば、そのとおりなんですが、お約束のように出られると、うーん、ちょっとなぁ、と思ってしまいました。

トップがダニエルくん、ついでグギくん(第一工業大)、ガンガくん(広島経済大)。
その後ろに中大の梁瀬くん、駒大の豊後くん、早稲田の高原くん、順天堂の山崎くん。
豊後くん、山崎くんも20日の日体大で28分26秒、37秒とそれぞれ好記録を出しています。

ダニエルくんが独走かと思われましたが、それほどぶっちぎるわけでもなく、というかむしろガンガくん、グギくん、豊後くんがすぐ後ろにいるということなのか3キロで、少しペースをあげます。
ダニエル/グギ、ガンガ、豊後/梁瀬、高原、山崎という順です。
おそらくその後ろに第3集団といっていいのか多くの大学が集団になっていたのだと思います。

5キロをダニエルくんは14分06秒で通過。15秒差で次の3人(グギ、ガンガ、豊後)。
その後ろは、梁瀬くんら3人。さらにその後ろは先頭が次々と入れ替わる形で集団のようでした。

6.4キロで、豊後くんたちの前3人と梁瀬くん、高原くん、山崎くんの3人の差は15秒と開きます。
さらに8秒差で東海(皆倉くん)、日体(野口くん)ら12校が集団です。

8.3キロでダニエルくんとガンガくん、豊後くんの差は35秒。
ダニエルくんで2分は先行ということでしたが、それほど離していない様子でした。
そして、ダニエルくんに続くのが、ガンガくん、グギくんという外国人選手ではなく、豊後くんというところが、日大の思惑のズレだったかもしれません。
さらに1キロいった9.5キロでも差は40秒。
ダニエル/ガンガ、豊後/グギ/、その後ろの3人と次の集団がここで吸収されて、大きな集団になっていたようです。
11キロのときに後ろの集団が写ったのですが、このときに梁瀬くんは、この集団の後ろのほうにいたように思います。

後ろの集団では「これから」というすごい状況になっていたようですが、先頭は大きな変化がなく、ダニエルくんは40秒の先行していました。
1位ダニエル(日大)、2、3位豊後(駒大)、ガンガ(広経)、4位グギ(第一工)、5位野口(日体)、6位高原(早大)、7位山崎(順大)。
その後ろの集団は、おそらく激しく動いていたのだと思いますが、11キロすぎで映ったときは、東海の皆倉くん、立命の河原井くん、拓殖の谷川くんを大東の清野(きよの)くんが抜いているところでした。
優勝候補と言われていた東海大が遅れをとっている、そういう場面を映したのだと思います。
このときに東海大は14ないし15位と言っていたので、8位〜13位は、山学、長崎国、大東、中学大、あと2つが城西大、中大、拓大のうちの2校だったと思われます。

12.6キロでダニエルくんは60秒とここで差を広げます。日大と6位の早稲田の差は1分23秒です。

結果はこちらから

     1位ダニエル(日大)

     2位ガンガ(広経) 1分12秒
     3位豊後(駒大)  1分13秒

     4位グギ(第一工) 1分31秒
     5位山崎(順大)  1分35秒
     6位野口(日体大) 1分38秒
     7位高原(早稲田) 1分39秒

     8位清野(大東大) 1分58秒
     9位松村(山学)   2分00秒
     10位篠原(城西大) 2分00秒
     11位松浦(中学大) 2分01秒
     12位皆倉(東海大))2分01秒
     13位梁瀬(中大)  2分02秒
     14位谷川(拓大)  2分02秒
     15位伊藤(長崎国際大) 2分08秒

1〜15位ですが、順位はこういう形でしょうか。
かなり大雑把なんですが、70秒差、90秒差、120秒差。
終わってみれば1区が大事というのはもちろんあっても、終わってみれば1区だけではない、そんな感じです。
梁瀬くんは、最初、先行していて、そのあと後の集団に吸収された形になったのでしょうか。
前から落ちていくとそのままズルズルといってしまいがちなところをよく踏みとどまったといえばいいのでしょうか。
それとも早稲田、順大から離れてしまったのは、、、といえばいいのか、どういう評価なんでしょうか。


1区のあいだは、電車移動だったのでこのような状況はわからず、その後、車のなかでみた中継では1区13位ということで、かなり暗くなります。
一方、同乗させていただいているのは、大東大関係者ですから、清野くん8位ということで、「よく頑張った」ということで、それはそれで嬉しいことなのですが、わたしは中大のことが心配になって、自ずと言葉少なで暗くなっていました。
13位といっても、8位とそんなに大きく変わらないとわかっていれば、そんなに暗くならなかったんですけど。

わたしが同乗させていただいた車は2区のランナーを追いかけてコースへと向かいます。

こんな調子で書いていたら、いつゴールできるかわかりませんが、とりあえず1区です。
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全日本大学駅伝2007
花子のノート