もうこの曲は、まいったなって感じ。
「どうして」というのは、失恋というか片思いというか、そういうときに一番、思う言葉だから。一般的には「どうして」なんでしょうけど、関西やったら「何で?」という感じかな。
その「どうして」が何度もリフレインします。もうそれだけで、「失恋ソング」かなという気がします。
恋愛がうまくいかなくなったら、やっぱり「どうして」って思います。「どうして、あのときはとっても好きやったのに」とか「どうして、何が変わったんやろう」とか。とにかく、失恋は「どうして」なんです。
その「どうして」を単調な感じでユーミンが歌ったら、もう言うことないですね。
失恋したら、やっぱり「何で出逢ったのかな」って思います。「あんなに愛してたのに、なぜ?」って。彼との今までのことが、全部、無駄になったように思います。
この歌は、ユーミンの勝ち!です。
失恋したときに「どうして」を聴くのは、きっと心地いいです。
それで「どうして どうして私達 離れてしまったのだろう あんなに愛してたのに」って、そのままやん、って思います。どんなに愛してたって、離れてしまうことはあるんで、愛してたときは、離れることなんて、1ミリも考えていないから。
究極の失恋ソングのような気がします。