同級生同士で、突然、彼が死んでしまって、その彼のことを思い出して、彼に会いたいという「物語」になっています。恋人の死を歌っているから、もう無条件というか、なんにも言うことないって感じ。彼でなくても身近な人が辛いに決まっているから。
「死」というのは、だれでも経験することで、また、いつかは必ず身近な人の死というのを経験するので、日常のなかでそんなに遠い存在ではないけれども、みないようにしているのかもしれません。わたしなんかとっても臆病な人間で、「死」はとっても怖いです自分の死も怖いけど、人の死も怖い。怖いからみないようにしているのかもしれなくて、その裏返しで怖いから必死で生きようとしているのかもしれません。でも、生きるって、ここまでいったらもうおしまい、ということはないので、いつまでももがいているような気がするな。まぁいいか、そんな生き方も。
この歌は、同級生から恋人になっているんですが、これもまた、わたしほとんど経験なしです。女の子とつるんでいるほうが楽しいというか、恋愛なんかに時間は割かないわ!って感じ。(これは負け惜しみかもしれない、いや、きっと負け惜しみだと思う。)だからどうしたなんですけど、高校生のときに、勉強もちゃんとやって、彼もいてってこと、わたしにはできないことで、彼がどうというより、「わたしはどう生きるか」みたいなことを必死で考えていました。今、思えば、もうちょっと肩の力抜いていてもよかったのになと思います。だって、そんなに必死で考えていたのに、結局、いい加減にしか生きれていないから。