大会前夜

 久美浜の民宿へ

 弥栄町の「あじわいの郷」からバスで久美浜へは30分程度です。まだこれから前夜祭ということもあって、バスには数人しか乗ってなくてずいぶんと余裕ありでした。移動の最中に雨が降ってきました。やっぱり丹後は「弁当忘れても傘忘れるな」という地域です。
 去年は東急のツアーだったので、「受付、前夜祭、民宿移動」というスケジュールで、気ぜわしかったので、今年は前夜祭はパスにしました。今年は料理はたくさん準備されたいたそうですが、去年はそれも今ひとつで、去年のことを思うとそれほどメリットないかなと思ったからです。それよりも、去年は前夜祭を終わって、久美浜までバスにのせてもらって、そのあとその場に放置されて、真っ暗のなか民宿を自力で探さなければならなかったのが、すごい辛かったので、今年は明るいうちに民宿に着きたかったというのが、一番の理由です。2時に起床しないといけないので、夜はできるだけ早く休みたいなというのもありました。

 民宿は東急斡旋の久美浜の湊宮の「越前」というところでした。去年も湊宮で、1人部屋を希望すると久美浜になるのかなぁ。でも、久美浜は何度も訪れているところなので、遠くてもかまわないです。
 オフィシャルのバスを降りて、別のバスで移動のうえやまさんと小池さんとも別れて、民宿を探しました。バスを降りるときに、「こっちのほう」と指示された場所は、反対でした。バスを降りてすぐのところに「越前」はあったのに、ウソを教えられて雨のなか不安に歩いて、(怒!)でした。地図はもってて、おかしいなとは最初から思ったけれど、スタッフに「こっちです」といわれたら、そっちへ行くよなと、内心ブツブツ言いもって雨のなかを歩いていました。途中でやっぱし反対だと思って、引き返してようやく「越前」に到着です。
 地図をみるときは、進行方向に地図をまわしてみるこいう当たり前のことをしていて、間違いに気づきました。あぁ、よかった。だって、海が反対方向にあるんやもん。

 民宿に着くと「いらっしゃいませ〜。お待ちしていました〜。」と元気な女将さんが迎えてくださいました。去年泊まったとことが、あまり愛想いいとはいえないところだったので、なんかとっても嬉しくなりました。到着がわたしが一番だったので、先にお風呂に入って、すぐに食事にしてもらいました。
 食事はカニがあって(さすが「越前」)、お刺身他、海の幸がいっぱいで、あぁー、ビール飲みたいという気持ちを抑えつつ食べていました。途中でもう一人の宿泊の方と一緒になって、その人ははじめての参加なので、コースがどうのとかいろいろと話しをしていました。
 宿泊客で100キロ参加はわたし含めて4人でした。100キロと60キロでは、スタート時間が5時間も違うので、参加者の時間の感覚が違ってきます。両方に対応するのは、仕事とはいえ民宿の方はたいへんです。ありがとうございます。明日の朝は2時から食事可能、3時すぎに民宿を出るということをお伺いして、部屋に戻りました。去年は、バスでの会場入りだったので、それも今年はちょっと楽です。民宿の方が、網野北小学校まで送っていただけるのは、ありがたいです。(事前の参加案内ではそういうことになっているのですが、去年はなぜか送ってもらえませんでした。)

前日準備

 さて、トランジェットの準備です。これがまたわたしは大騒動なのです。たぶん 慣れている人だったら最低限のことで簡単なんでしょうけど、ウルトラ初心者のわたしは、「あれもいる? これもいる?、でもこんなにいらんやろう!」の繰り返しです。
 トランジェットは56キロと73キロ付近です。
 準備したものは、56キロにシューズ(サロマ)。足が膨張して痛くなったら、履き替えるつもりでしたが、去年も今年も、履き替える必要はありませんでした。
 その他は、両方とも共通です。
 ドリンクボトル。(黒酢ドリンク入り)
 ぶどう糖(1袋買ったものを3等分しました。)
 飴、チョコを数種類。
 ゼリー2種類。
 ウェアは、長袖もロンタイも準備していたけれど、それは明日の朝、万が一、気温が低ければ追加することにして、半袖とハーフパンツを1組ずつ、準備しました。ウェアもシューズと一緒で基本的に最初のままでいくつもりですが、これもまた御守りみたいなものです。
 これだけ詰めて、「こんなに要るわけがない」と思ったけれど、だからといってどれかをやめるとなると、やめる選択もできません。別に袋からはみ出しているわけでもないし、全部、無駄になったらなったで、それは喜ばしいことと思うことにして、トランジェットの準備は終わりです。

 次にペース配分の表です。
 コースの起伏図と去年の通過タイム、関門時間を張り合わせてコピーしたものに、ここからここまではキロ何分と書いていきます。
 去年どおりをイメージして、かなり大雑把ですが、60キロまで7分30秒。60〜73キロが9分45、73〜90が9分、最後の10キロは10分としました。(でも、この配分はかなりいい加減であることにあとで気づきました。)
 去年の通過タイムは、かなり参考になりましたが、これをはずすと完走が危ないということを強く思いすぎたというのも、結果的にはあったように思います。
 でも、コース図を拡大コピーしてもっていたのは、心強かったです。

 準備が終わって、携帯から掲示板に書き込み。
 応援書き込みや応援メールは、とっても嬉しいです。
 気にしていただけるからこそ、身体が動くってこともあります。ほんとうにありがとうございます。
 8時半くらいには、お布団に入ることができました。
 携帯のアラームを2時にセットして、おやすみなさい。
 いつもより早い時間でしたが、意外に熟睡できました。

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