中央も大東も２区で順位の変動がほとんどないまま３区へと襷は渡っていきました。（第一工業大学が落ちたぶん、一つ順位を上げただけかな？）トップとの差は、カリウキくんがぶっちぎったためか、大きくなっているようです。
３区は中央、池上くん、大東は佐々木くんです。３区は10キロをきるもっとも短い区間になります。
ただし、この状況は車のなかからはまったく確認できませんでした。三重県内に入って、受信状況があまりよくないこともあって、中継が断片的にしか入らなかったのと、トップ争いをしていないので、自ずと両校の動向はわかりませんでした。
それに加えて、今日は車の流れが悪いらしく、例年ならば２区のランナーに追いついて、応援できるはずが追いつかず、また、３区でも同じ状況でした。だからといって、特別イライラとするわけでもなく、「そのうち追いつくでしょう」と、いたってのんびりかまえているのでした。レースのほうもそんなに大きな変動もないようで、わたしは山学の森本くん（報徳出身）の駅伝デビューなので、崩れなかったらいいのになと思うくらいで、全体としてはよくわからない状況を見守っていました。どの陸上選手を応援するかっていうのは、それぞれにもろもろにワケがありますが、わたしはＣマークとＤマークは当然として、兵庫や京都出身の選手は、気にしています。とくに報徳出身の選手は、都大路での全国デビューしていない選手もいるので、そういう選手の全国デビューは、とっても嬉しいです。（ただし、森本くんは記念大会のときに走ってられるかもしれませんし、都大路だけが全国デビューの機会ではありませんしね。）ということで、この後も兵庫出身の選手には熱い応援をすることになるのです。
車のなかは相変らず雑談状態でした。
そしてようやく３区の最後尾の選手に追いつくことができました。
山学、日大、順天、法政、東洋、駒沢、早稲田、徳山、中央、京産、東海、広島経、大東、神奈川、第一工業、四日市、立命館、鹿屋、名商、愛知工、帝京、福岡、東北、札幌、信州の順で３区へ。
カリウキくんは、３区森本くんへ２位の日大と42秒差で襷をつなぎました。３位の順天堂が約１分、５位の東洋が１分10秒と、このまま山学がぶっちぎってしまうのだろうか、それとも他校が追っていくのか、まだまだ先は見えません。
9.5キロの区間でそれほど大きな順位変動はないかと思われましたが、後半の７キロあたりで２位を走っていた日大の蔭谷くんが後れて、東洋、田辺くんが２位。そのあとの早稲田の篠浦くん、駒沢の島村くん、法政の岡田くんだけれども、岡田くんが遅れ、そして順天の和田くんも下がっていきます。（アナウンサーは「順天堂の池上、遅れる」って叫んでいたけど、でも、どうしたら順天堂と中大を間違うんだろうか？と思います。ついでに蔭谷くんが遅れたところも、ちょっと誇大表現しすぎのように思いました。）
そうして中継所では、山学、東洋（58秒）、日本（1分30秒）、早稲田（1分33秒）、順天（1分34秒）、駒大（１分38秒、中央（1分57秒）、法政（2分５秒）、大東（2分13秒）、東海、徳山（2分30秒）、京産（２分51秒）、第一工業、神奈川、広島経となりました。
42秒がさらに58秒差へ。山学、さらに強しと誰もが思ったのではないでしょうか。
中央は7位へ、大東は９位へと少し順位を上げました。
３区を走った中大の池上くんは、自身のＨＰで全日本を振り返って次のように書かれています。
「正直前で来ると思ってましたので、焦りはしませんでしたが、多少ビックリはしました。（略）
今回は、１区ではなく３区で負担も少ないのに、駒大を追いきれず、区間４位で終わったのは、まだ力がないと言う事だと思います。向かい風だろうともっと前を追わなければいけないのに、それができず、流れを変えれずに４区の高橋にタスキをつないでしまったので、すごい悪いことをしてしまいました。（略）」
３区は、田辺くん（東洋）、森本くん（山学）、佐々木くん（大東）、池上くん（中央）、篠浦くん（早稲田）の順でした。向かい風だと、前のほうのランナーは中継車などが風除けになるので、さらに有利になるそうで、そうすると大東の佐々木くんの区間３位というのは、素晴らしい記録です。
池上くんも「駒大を追いきれず」と高い目標をもたれています。出雲のとき、「１区の出遅れ/不適性」などとネット上で心ない叩きにあったので、正直なところホッとしていますが、今年の箱根の池上くんの頑張りが２区のnomくんの快走につながったと、nomくんがご自身の日記で書いてられました。上の引用した文章の後半には、「３、４年生が頑張らなければ」という心強い言葉も書かれています。池上くん、箱根できっとブレイクしてくれると信じています。