4区(14キロ)−それゆけ!応援!

 山学、東洋、日大、早稲田、順天、駒大、中央、法政、大東、徳山が上位10校。ここに神奈川が入っていなくて14位。吉村くんの欠場ということもあるけれども、1区で出遅れたら後続のランナーが連鎖反応のように区間13位前後が続いています。駅伝って恐い、とあらためて思います。ついこの前の出雲で2位だったのですから。
 3区の後ろの選手(おそらく信州大、札幌学院大、東北学院大だと思われます)に追いついたので、まもなく4区のランナーを応援できるのではと、ここからが応援隊の本領発揮といいたいところです。早くお目当ての選手をみたいなぁと思いつつ、早く見つけるということは、順位が後ろということなので、ちょっと複雑だったりするのです。
 そのとき大東大は9位、中大は7位を走っていたのですが、車のなかではそういうことは全然、わかっていませんでした。4区のランナーを後ろから追いかけるかたちで、選手に「がんばれ〜」と車のなかから声をかけていました。
 すると見えました、ライトグリーン戦士が!田子(たっこ)くんです!
 「えっ、もしかして結構、前にきてるんじゃない?」って感じ。3区で抜いたのかなぁ、どういう展開だったんだろう?でも、いいやん、前なんやからと。
 まず、車のなかから「田子くん、がんばれ〜、ファイト〜」と応援。後ろのお嬢さんたちも、大きな声で応援しています。でも、最初だったから、ちょっと遠慮してたよね。
 車からは、それから2、3人のランナーを抜かして、ようやく見えてきました、白いユニホーム。全日本で駅伝デビューの2年の高橋くんです。7月の札幌国際ハーフで自己ベスト、インカレハーフは12位、1万でも秋に自己ベストをだしている選手です。満を持しての駅伝デビューではないかと思います。もう、花子は期待いっぱい。車のなかから花子1人「たかはしくーん」と応援し、C旗が選手から見えるように振っていました。
 そしてしばらくして、道の脇に車をおいてもらって最初の生応援です。

花子 グリーン仕様へ

 車から降りて、ランナーを待つのですが、そこで花子は、中大仕様ではないけど、中大カラーとよく似ている兵庫レディスマラソンの参加賞の赤のヤッケを、いただいたまっさらの大東ジャンバーにお着替え。独眼流さんに「ご無理なさらなくていいですよ」と言ってもらいましたが、「はい、そうですか」と赤に戻るわけにもいかず、、、いえ、わたしは大東仕様で応援することに決めていましたから。それにやっぱり「関係者」っぽくって、なんか嬉しいし。白門花子は、一時的に大東花子になったのです。でも、手にはD旗とともにC旗はしっかりもっていました。
 それにしても風が強くて、準備していた区間エントリー表やプログラムが飛びそうになりました。

応援です。

 最初にきたのがやっぱり山学の橋ノ口くん。山学はアンカーがモカンバくんやし、あんまり頑張ってもらったら困るんやけどなぁと、勝手なことを思いながら、前を通るときは「がんばれ〜」の声。
 続いて東洋の永富くん、日大の清水くん、そして早稲田の五十嵐くん、順天堂の難波くん、駒沢の田中くん。それぞれ「がんばれ〜」「ファイト〜」とはいうものの、あんまり気持ちこもってなくて、社交辞令という感じでした。
 そしてやってきました、中大の高橋くんが!
 C旗を振りつつ、「高橋くん、ファイト〜」と思いっきり気持ちをこめて何度も声援。思っていたよりも順位も前で、中大、まだまだこれからよね!ってな予感。でもそれよりも何よりも、駅伝デビューの高橋くんがしっかり走っていることが嬉しかったです。このあとも頑張ってね〜と、心のなかで言ってました。
 中大のあとに何校か通過したかどうか忘れましたが、みえてきましたライトグリーン。
 長身の田子くんです!
 そこで大応援団が、「田子く〜ん」「がんばれ〜」「ファイト〜」。
 田子くん、順位もあげてきているし、めっちゃ調子よさそうやん。すごい!今後の展開が楽しみでした。
 田子くんの応援を終えたら、すぐ車にのって次の応援ポイントまで選手を追いかけていきます。車のなかからもう1度、応援をして、そしてまた車を応援してと、4区ではこれを3回も繰り返すことができたのです。

 車に乗ってしばらくいくと、ライトグリーンが、他校について抜かそうとしていました。
 「うわぁ、頑張ってるね」と車内は歓声。そして、横を通ったときはたぶん8位くらいまであがってきていたのだと思います。
 田子くん、たのもしすぎ。

 そのときの田子くんの勢いでいけば、もっと順位をあげるのを直感的に思った花子は、言ってはいけない言葉を思わず発してしまいました。

花子 「田子くん、お願い、高橋くんには追いつかないで、、、、、」

     −−−−−−シーン−−−−−−−

花子「(あっ、言ってしまった。この車の中はライトグリーン仕様だった。やばい、、、、)」

独眼流さん「追いついて、一緒に先頭を追うんでしょ」

花子「は、、、、はい、そう、、、、です。一緒に追うんですよ、、、ね、、、、」

 いえ、あのそうではなくって、高橋くんは、全日本が駅伝デビューだから、だからね、だれかに抜かれて順位を落として欲しくないなって、思っただけなんです。
 というか、でも、そのときの田子くんの勢いが、すごかったんですよね。

 そのような花子の歪んだ願いは、あっさりと田子くんに覆されてしまいました。
 次に車を降りて応援するときに見えたのは、高橋くんではなく田子くんでした。
 「D旗」の上に「C旗」を重ねてもってたのですが、ここで順番の入れ替えです。あとからくる「C旗」を下にして「D旗」を上に重ねて、田子くんを応援。
 そして次に高橋くんを応援です。

 高橋くんが過ぎたらすぐに、車に乗って、三度目の応援です。
 2車線のうち1車線をランナーが走り、もう1車線を車が走るのですが、信号はすべて青なので、車の流れはよく、降りて生応援しては、今度は車で追い越してと、追いつ追われつという応援が容易にできます。でも、応援ポイントに入るには、一度、ランナーの少し前を左折して、コースのほうに戻ってランナーを待つのですが、今度の応援ポイントは、なぜか崖のようなところを上がっていったところ。「素」やったら絶対にあがっていかないようなところだけれども、そういうことはほとんどおかまいなしに、女子学生くんたちに混じって花子も崖をあがっていきました。
 高橋くんは、田子くんに抜かれはしたけれど、大きく崩れることなく、位置をキープしながら懸命に走っていました。車の中から、「C旗」を見えるように出して、「高橋くーん」と花子ひとり大声援。
 そして進んでいくと、今度は田子くんがさらに前のランナーに追いつこうとしていました。今度は、お嬢さんたちが中心に(もちろん花子も声援参加)、「田子くーん」×10。
 さっきよりちょっと余裕はないように見えたけど、キツイけど頑張る、前を確実に追う走りでした。

全日本大学駅伝('02.11.3)
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