区 レース経過−テレビ中継より

 3区からは、山学、東洋(58秒)、日大(1分30秒)、早稲田、順天(1分32秒)、駒沢(不明)、中央(1分58秒)、法政(2分6秒)、大東(2分13秒)、東海、徳山(不明)、京産(2分56秒)、第一工(3分26秒)、神奈川(3分46秒)、広経、四日市、立命、帝京、愛知、鹿屋、名商、福岡、札幌、信州の順で4区につなぎました。
 山学の橋の口くんは最初の1キロを2分58秒とゆったりとしたペース。2位の東洋の永富くんは2分50秒と、14キロへの入りはそれぞれです。
 2キロ地点で、トップの山学から1分30秒ほどの差で襷を渡した日大の清水智くんの後ろを、早稲田、順天、駒大が三つ巴で追うような形で、さらに駒大の田中くんが前にでて、日大、駒大そしてならんで早稲田、順天、日大との差はだいたい6秒ほどになりました。
 3キロで、日大の清水智くんが東洋の永富くんに近づき、3.8キロで並び、そして4.1キロで清水くんが前にでました。その後ろの駒大の田中くん、早稲田の篠浦くん、順天の難波くんとは約20メートルの差です。2位争いでは、4.7キロで清水くんがスパート。さらに5.3キロで田中くんが3位に浮上しました。
 中間点での通過は、山学、日大(1分03秒)、駒沢(1分15秒)、早稲田、東洋(1分27秒)、順天(1分35秒)と日大、駒沢が30秒ほどトップの橋の口くんとの距離を縮めています。
 その後の順位は映らなかったのでわかりませんが、8キロで大東の田子くんが、中央の高橋くんの前にでたので、この時点で田子くんは法政、中央を抜かして、さらに前に出ようとするところだったと思われます。
 10キロ地点でトップの山学と日大の差は1分を切りました。そして12キロ地点で3位の駒大の田中くんが日大の清水くんの10メートル後ろくらいにつけました。そして1キロほどいって、田中くんが清水くんの前にいきました。
 5区へは、山梨がトップ、日大は最後でスパートしましたが、2人のデッドヒートは最後まで続いて、ほぼ同時に襷を渡しました。(46秒) その後は、順天、東洋、早稲田も抜かして大東の田子くんが1分23秒差。早稲田(1分40秒)、東洋(1分43秒)、順天(1分58秒)、中央(2分01秒)という順で5区へつなげました。
 山学(1−1)、駒沢(6−2)、日大(3−3)、大東(9−4)、早稲田(4−5)、東洋(2−6)、順天(5−7)
中央(7−8)、法政(8−12)と順位の変動がありました。

(略)前の方で来ると思っていたので、あの位置で一人はすごい走りにくかったと思います。調子は決して好調とは言えず、駒大の田中が行ってしまい、後ろからは大東がすごい勢いで追ってくる中、うまくまとめたと思います。(略)同じ学年に大きく負けた事、大東に抜かれた事が、反省だったようです。ただ、初駅伝、もらった位置、調子を考えると頑張ったと思います。(略)

 ということで、田子くんの追い上げがいかにすごいものであったのかが窺えます。田子くんは区間3位(といっても2位の田中くんとは1秒差。1位は第一工のバイくん。4位が清水くん、5位が橋の口くん、6位が高橋くんですが、ここで橋の口くんがトップを走りながら、差を詰められたのが山学には辛かったのではないでしょうか。

「309」では池上くんが高橋くんの走りを次のように書いてられます。

全日本大学駅伝('02.11.3)

駅伝を観戦するとは

避けて通れないモンダイ

 駅伝の応援はとにかく「待ち」です。選手がくるのを、待って、待って、待って、待って、待って、そいうして一瞬、選手が前を通過するときに、応援するのです。
 今回は自動車に乗せていただいたので、「待ち」というよりは「移動」でしたが、それでも選手を見る時間よりそれ以外の時間のほうがはるかに長いのです。
 そして、悩ましいのが「トイレ」。
 わたしは、ランニング大会でのトイレでの長蛇の列ということを何度も経験しているので、観戦に行く時はあまり水分はとらないようにするのと、駅などでトイレを見つけたら、こまめに行っておくようにしています。
 また都大路では、コースにうちの事業所があるので、そこを中心に観戦ポイントを決めています。
 そんなので、今回も沿道でトイレポイントを探さなければなりません。トイレといえば、スーパーないしコンビニということになります。でも、今回は絶好のトイレポイントを確保することができたのです。
 4区のランナーを応援するのに、楽器店というかピアノ教室の駐車場に車をとめさせてもらって、そこの方(おばさん)と一緒になって応援していて、そこで、独眼流さん、おばさんと交渉。
 「トイレ貸してください」ではなくて、この辺にトイレのあるコンビニありますか?」と。
 するとおばさんは、当たり前のように「うちでどうぞ」と。
 個人のおうちではなくて、音楽教室で生徒さんがたくさん来られるところだからかもしれませんが、ご機嫌よく貸していただくだけでなく、女子大生くんたちと楽しく歓談されていました。
 お礼に「大東応援グッズ」をお渡しして、「また来年、よろしくお願いします」と言ったかどうかわかりませんが、こういうこともあるので、なんかお礼にお渡しできるようなものは、持っていたほうがいいかもしれません。
 おばさん、ありがとう。来年は京みやげなと、持参いたしますので。
 とまぁ、こんなふうに親切な方との出会いもありーの、わたしたちの応援行脚はつづきます。

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