スタートは12時30分で、烏丸紫明がだいたい13時くらいです。女子の最終区のラジオ中継を聴きながら、北上していきました。選手たちは、西京極から烏丸紫明まで30分ほどで着いてしまいますが、わたしは走ったとしても60分はかかります。そのときの時間は11時半くらいやったので、まぁ、時間としてはいい感じです。
西大路通りを北へ行って下立売りあたりは中継所なので、4区を走った選手とたくさん遭遇しました。喫茶店かなにかお店だと思いますが、そこから着替えた選手がでてくるということは、そこの場所を選手用に提供しているようでした。ボランティアの高校生だけでなく、そうやって地域の人たちの協力があってこそなんだと思います。また、どこかの器具庫(京都には地域の自治消防団というのがあって、○○器具庫というのが学区ごとにあるのです。)には、人がたくさん集まって、テレビ観戦をされていました。
北野白梅町を過ぎて、平野神社も過ぎて、いつものようにコープきぬがさで昼食を買って、トイレにも行きます。そういえばコープきぬがさは、11月末にリニュアルしてベーカリーのテナントさんも入ったのでした。まだ見に来てなかったから、ついでに見ておこうと思ったけど、なんかそのときはとてもストコンする気持ちの余裕がなかったので、ミモス工房さんのパンを買うだけにしました。ミモスのバイトの女の子は、なかなかいい感じです。こんなふうにみんな接客してくれたら、気持ちよく買い物ができるのに、ほんとうに、もう、見習ってほしいなぁと、つい、愚痴をいいたくなります。イートインコーナーでパンを食べて店を出ました。
さらに北上すると、丁度、バス停があって結構な人が待たれていました。たぶん、駅伝とは全然、関係ない人たちで、駅伝のためにとんだ迷惑をこうむった人たちだと思います。バス停には、交通局の職員の方がいらっしゃって、どのバスが早く着くかなどの案内をされていて、これはなかなか親切だと思いました。京都のバスって、とて複雑で、地元に住む人間でもよくわからないんです。まして観光客の方にわかるわけがない、と常々思っているからです。
西大路通りから北大路通りへ入るところのカーブがありますが、ここで1区を観戦したこともあります。カーブをまわってくる様子って、すごい迫力あってなかなかいいんです。でも、今回は、3,4区の応援があるので、ここでの観戦はできません。今度は北大路通りを東へすすんでいきます。北大路通りは、商店街があって、歩くのには退屈しません。なんとかという有名なお寺があったり(有名なのに名前忘れました)、今宮神社があったりして、賑わっています。千本通りを過ぎて、さらにまっすぐ行って、、、なんですが、気がついたらどうも駅伝のコースからはずれていました。なんでだろう?と北大路駅まできて、やっと気づきました。わたしは、烏丸紫明なので、「烏丸通り、烏丸通り」と思って歩いていたのですが、1区は堀川で少し下がって紫明通りに入るというコースでした。堀川通りを右折しないといけないのに、まっすぐ烏丸通りまで行こうとしていたのでした。とっても雰囲気のいい紫明通りを通るのを忘れたのは、惜しかったけど、でも、目的地へは遠回りすることなく着くことができるので、たいして焦りはしませんでした、でも、1区のコースをたどれなかったのはやっぱりちょっと残念です。
その曲がるべき堀川通りで、赤の帽子(その赤は、わたしがとっても好きな赤です。筑紫もだいたい同じような赤色でした)で前に「四工」と書いてあるのをかぶっている集団に遭遇しました。わたしは、なんとなく「四国工業の応援の生徒か」と思って、さらに歩いて、もうひとり「四工」の帽子をかぶっている子にあったとき、はっと気がつきました。「四国工業」ではなく、「四日市工業」だったのです。自分のアホさ加減に苦笑しながら前にすすんだので、そういうことを考えていて、堀川で曲がるのを忘れてしまったのかもしれません。
さて、烏丸紫明に着いて、観戦場所の物色です。紫明通りから烏丸通りへ入るカーブのところがいいかと思って、そこの交差点に行きました。人はそこそこ集まっていましたが、混雑というほどでもありませんでした。最前列をどうやって確保しようか思案していると、丁度、信号機の横に電柱があって、その電柱のまわりには、コースどりをする赤のカラーコーンがいっぱいおいてありました。カラーコーンには、ちゃんと「陸連」と書いてあります。選手がくる頃には、このコーンはなくなるので、ここなら大丈夫ということで、その場所にそっと入って行きました。わたしは、あとからきた人に場所を占領されるのがとってもイヤだから、それと同じことはしないようにと思っています。隣に50代くらいのご夫婦がいらっしゃいましたが、その人たちの邪魔にならないように場所確保。わたしにしては、完璧な位置どりです。こうやって、ランナーを待ちますが、その場所は、交通規制をする人たちの作業の場所だったらしく、それをみているのも興味深かったです。わたしの横には信号機があって、警察官が信号機を操作していました。「へー、こうやって全部を赤にするんや」という感じです。ロードでの大会だから、道路にはふつうに通行する自動車がいるわけで、できるだけ規制をする時間を短くしようとするのか、テキパキと作業をされています。ほんとうにランナーが通る寸前まで、規制をしないで、自動車を通してしまおうというのは、すごいと思いました。
ラジオ中継を聴いていると、やはり留学生4人が先頭集団で、上野くん、北村くんも前のほうにいるようでした。仙台育英のワンジルくんとカリウキくんが前にでているようでしたが、ラジオの解説の大塚製薬の河野さん曰く、チームの優勝のために少しでも前にというワンジルくんと滋賀学園のカリウキくんでは、気持ちのもちようが違うだろうということでした。たしかに仙台育英のチーム事情からすればその通りなんですが、わたしはカリウキくんの走りを1年生のときから、何度かみているのですが、ちょっとあれは反則じゃないの!と思うくらいの速さです。実業団所属の外国人選手とも互角に走っている姿は、衝撃的でした。
先頭は、ワンジルくんとカリウキくんのデッドヒートだそうで、もうこりゃまいったな、という感じです。これまでは、仙台育英の外国人選手がひとり飛び出すという形でしたが、留学生同士でチームの優勝や区間賞をかけて競り合われたら、ますます日本人選手との差がついてしまいます。あっ、わたしは留学生が走ることに反対ではありません。インターハイの出場枠ではちょっと、なんとか配慮してほしいところはありますが、彼らが日本で走ることは、いいことだと思っています。「留学生同士で競り合われたらたまらんな」と思ったのは、わたしが西脇工業が優勝してほしいと思っているからです。
先頭2人がワンジルくんにカリウキくん、青森山田のムワンギくんが少し離れて、そのあとに山梨学院大付属のモグスくん。佐久長聖の上野くんはモグスくんにおいつきそうな感じだそうです。気になっている西脇工業の北村くんは、その後ろで「日本人」集団のなかでは前のほうのようです。これまでのなんとなくのイメージでいくと、外国人選手が前で、そのあとに「日本人」集団がいて、日本人1位はだれか?というのが、大方の興味になります。でも、今年は、まず外国人選手で誰が勝つか、そして上野くんは何分でくるのか、そして「日本人集団」はどうなっているのかというふうに、見方も変わってきます。
交通規制がかかって、まわりがだんだんとランナーを迎える雰囲気に変わってきて、ピリピリと緊張感がつのってきました。まずは、ワンジルくん、そして、ほとんど並ぶようにカリウキくんがきました。どっちをどう応援するでもないので、「ファイトー」と一言。そして、しばらくして、ムワンギくん。そうしているうちにモグスくんと上野くんがほとんど差なく、カーブを曲がってきました。
「上野くん、頑張ってー。上野くーん」と、上野くんコールを連呼。丁度、わたしの左横には、佐久の関係者の方らしく、「上野、頑張れ」とドスのきいた声で声援というよりは、檄。この人たち、上野コールを連呼する、わたしのことをどう思っただろうか?とちょっと気になってしまいました。上野くんは28分台だそうです!外国人選手の記録と日本人選手の記録とは、分けられるので、国内高校生記録になるんでしょうか。よくわからないですけど、とにかく28分台はすごいです。途中で遅れるようなことを聴いていたのですが、全然、そんなことはなかったのですね。
そして、次は西脇工業の北村くん。上野くんと違ってとっても小さな選手です。ダイナミックな走法ではなくて、「なんでこんなに速いんだろう」というくらい、すいすいと何気なく走っているけど、やっぱりとっても速いという感じです。順位からすれば6位、29分30秒なんですが、去年より速いんですよね。でも前に5人もいると、タイムより遅く感じてしまうのは、仕方ないかもしれません。北村くんも同じ学年の上野くんに負けたのは悔しいと思います。次は、都道府県での対決でしょうか。是非、そのときは上野くんに勝ってほしいと思います。(西工の北村くんと中大進学の上野くんとどっちを応援しているのか、と言われそうですが、北村くんのほうが、長くみている加減でちょっと北村ビイキです。というか西工ビイキ、いえ、兵庫ビイキです。)
選手がきて、北村くんに声援、そして松岡くん(洛南)、次に豊川工と大牟田がきて、大牟田の伊達くんしか名前がわからなかったので伊達くんに声援(豊川工の井村くん、ごめんね)。来る選手、来る選手の名前を呼んで応援するので、隣のおばちゃんは、きっとわたしのこと、なんて節操のない応援だなのかと思っていたと思います。
そのあとは、選手が続々ときて、もうだれか全然、わからないので、四日市工業の宮田くんを探すことに専念しました。もう通り過ぎてしまったかなーと思ったとき、腰に手をあてて、とっても苦しそうにしていて、足が止まる寸前の選手が、、、、四日市工業のユニホームじゃないですか! えっ!宮田くん?、いや、たしかに宮田くんです。「宮田くん、ラスト、もう少し」と声をかけるのがやっとでした。でも、どんなに苦しくても襷をつなごうとする、その気持ちはしっかり伝わってきました。きっと、途中で失速して、どんどんランナーに抜かれていったのだと思います。辛かったと思います。でも、最後まで頑張って襷をつなげてよかったね。
最終ランナーを見送って、国際会館まで移動です。烏丸通りを下がって烏丸鞍馬口駅まで歩きますが、ここがすごい混雑しています。北上する人、南下する人、そして、小さな交差点の信号は赤だけどすすんでいいのか悪いのかもよくわかりません。でも、とにかく早く国際会館に移動しなければと、必死で前にすすみました。
そしたら、オレンジのユニホームで眼鏡をかけた高校生が!3人くらいの高校生に囲まれて歩いているではないですか!上野くんだ、と思って、「上野くん、お疲れさま」と声をかけたけど、すっごい混雑していたので、上野くんにはたぶん、聞えていないと思います。
他にも何人かの選手にすれ違ったので、わたしは北村くん、いないかなーと物色しながら歩いていました。すると選手がたくさん着替えている場所があって(付き添いの子が場所を確保してそこで着替えているようです)、そこに洛南の松岡くんがいてテレビカメラが横についていました。松岡くんは、そこで着替えていて上半身がしっかり見えています。えっ、こんなとこまさか撮ってないよねーと思いつつ、ジロジロみてはいけませんので、その場所もさっさと通り過ぎていきました。(それにしても陸上選手に限らず、どこでもお着替えやもんね。この前、西京極に大学野球を観に行ったときも、着替えているところは、しっかり部屋があるけど、そこの中は丸見えだったですから。かくいうわたしも、マラニックのときには、コインロッカーの前で着替えています。男の人いても結構、平気。というか、「あんたら気にしてへんよ、男と思ってないよ」という感じ。もちろん、わたしだけがそう思っているのではなくて、相手のほうがもっとそう思っていると思います。)
松岡くんの上半身もさっさと見過ごして、北村くんは目撃できずで、ようやくたどり烏丸鞍馬口の地下鉄乗り場にたどりつきました。券売機にはたくさんの人が並んでいます。スルっとKANSAIを買うわけにもいかず、いちいち買うのは大変だと思います。地下鉄でうろうろするなら、1日乗車券のほうがもしかしたら安くて便利かもしれません。さて、ここでトイレに行こうかと思ったら、ここのトイレは改札の外にあってちょっと遠くにあります。うーん、ここでトイレに行ったら、電車1本あとになるし、かといって国際会館のトイレもちょっと遠い。さて、どうしようかと迷ったけど、トイレはパスして国際会館へ先に移動することにしました。
この間、地下鉄なので、中継はまったく聴けていませんでした。あとから知ったことですが、2区がポイントだったようで、そこの経過が全然わからなかったので、3区、4区の展開がいったいどういうことなのか理解できなかったのだと思います。
わたしと同じように国際会館へむかう人たちをたくさん乗せて、地下鉄は、北山、松ヶ崎、国際会館へ到着しました。電車を降りて、改札を目指してさっと出て、多くの人は、そこで帰りの切符を買っていました。4区のランナーを見送ったあと、さらにランナーを追いかけるのでしょう。
わたしはなぜか改札を1番に出てしまって、右へ行くのか左へ行くのかよくわかっていません。国際会館の駅は何度も利用しているので、だいたいわかっているつもりなんですが、何せ、わたしの後ろにはたくさんの人がいて、わたしが進む方向へ行こうとしているのです。「げっ、もしまちがえたら、えらいひんしゅくものやん」と思いつつ、「たぶんこっち」という出口をみつけて、そっちへ走って行きました。当然のことながら、後ろにたくさんの人を引き連れています。
出口は、わたした丁度、思っていた出口に出て、ひと安心です。
そうして観戦場所の物色がまた始まります。国際会館には、そこそこの人が集まっているので、やっぱりちゃんと場所を確保しなければなりません。それにしても寒い。中継によると、市内より2度くらい気温が低いらしいです。比叡山も雪景色です。やっぱり岩倉は市内じゃないです。(これは京都の人にしかうけません。)
左へ行くと中継所に近くなって、右にいくと遠くなります。すいているのは右のほうだったので、そっちへ進んで空いている場所を探しました。ちょっと人の波がきれているところに決めて待つことにしました。ラジオの中継で3区の様子を聴いていると、どうも西脇工業は、上位にはきていないようです。仙台育英を追撃すべきというシナリオかと勝手に思っていたのですが、前には佐久長聖、滋賀学園などがいて、あれ?という感じ。4区で40秒差と渡辺監督は事前のインタビューで言われていたように思いますが、1区での差はあまり詰まっていないようでした。
とっても不安になりながら、コースで待っていると、わたしの左におばちゃんが入りこんできました。別に入ってきてもいいんですが、わたしの右にいるおばちゃんと一緒の人たちで、わたしを後ろへ追い出そうとしている。負けるもんかと必死でその場所を離れないように頑張ったら、あきらめてもらえました。でも、そのおばちゃんたち、わたしの前で飴ちゃんのやりとりしたりして、もう、ほんまにって感じ。○○○○の関係者らしいおばちゃん、ええかげんにしいや。
まずやってきたのが、仙台育英のランナー。えーっと伊藤くんだったかなぁ、佐藤くんだったかなぁとメンバ表をみながら確認です。伊藤くんだったけど、伊藤くんを応援する余裕はなく、いったい西脇工業は今、どうなっているのかとにかく心配でした。伊藤くんが過ぎてしばらく次の選手はまだきません。この時点でこんなにぶっちぎっているなんてと、さらに心配が深くなっていきました。次にみえたのが佐久長聖の森田くん。そしてまたしばらくして滋賀学園の選手。うーん、まだ滋賀学園が前にいる?と、滋賀の方には申し訳ないけど、そう思ってしまいました。そうしているとようやく見えました。紺のユニホームの西脇工業の永井くんが!ラジオでは、どうも2分差と言っていますが、それはやっぱりあまりにも離れているように思いました。4区のランナーも見えるので、3区のランナーはすれ違いで、さらにライバル校との差を認識することになるのでしょう。「永井くん、ファイトー」と声をかけて、今度は4区の藤原くんへの応援に切り替えです。トップとの差がちょっと信じられないくらいだったので、応援にさらに熱が入ります。藤原くんがちょっと見えたところで、「藤原くーん、ファイト、藤原くーん」と、何度も呼ぶと、さきほどいけずされかけたおばちゃんが、「西脇工業の応援ね」と感心してくれました。藤原くんに祈るような思いで声援を送ってしばらくすると、四日市工業のユニホームが見えました。1区で出遅れてしまったけど、そのあと挽回したようで、半分より少しあとくらいに水越くんが走ってきました。連鎖せずに2区、3区のランナーがきっちり走っているようです。さすが、県予選で上野工業とのデッドヒートを制しての出場です。
倉敷の大上くんも3区で、あっという間に過ぎてしまったけど、声援は忘れませんでした。大上くんは去年たしか3区か4区で、東洋大姫路を通じて知っている方が、去年はこちらに応援に来られていて、「大上くん、来年は1区を走ると思います」と言われていました。そのときは、まさか大上くんが中大に来るとは思わなかったけど、なんとなく強いランナーというイメージがあって、しっかり覚えていたのでした。大上くん、1区でなくて、残念だったのかな。
中継では、山形中央で襷渡しに時間がかかったことを告げています。山形中央とうのは、白と青の斜めのストライプのユニホーム。やたら目立つけど、わたしの好みからするとちょっと格好悪い感じ。(わたしは西脇工業の紺のユニホームが大好きです。でも、西工がストライプのユニホームにしたら、ストライプが好きになります。)ということは4区のランナーが待機していなかったということで、その山形中央の4区の選手は、とってもあせる感じで走っていかれました。そりゃ、キツイですよ。自分のミスかまわりのミスかわからないけど、でも、やっぱり襷渡しに時間をとってしまうのは痛恨のミスですから。コースは4区のランナーにとっては下りになるので、後半で足にこなかったらいいのにと、ちょっと案じるところもありました。
そのあと、四日市工業の福田くんが走ってきました。福田くんは中大への進学が決まっています。カーブするところに応援団がいるらしく、その人たちに手を振って応えているではありませんか!なんと頼もしい!というか、手を振ってて大丈夫かというか、とにかくとっても楽しんで走っているという感じ。緊張感はみじんも感じられなくて、やっぱり頼もしいです。中大でもその明るさで頑張ってね。(福田くんは区間7位、すばらしいです。)
その後も続々と3区、4区のランナーが目の前を通るので、全員を見送って、帰路につくことにしました。最初のほうのランナーだけみて、すぐに移動すれば、もう1区間、応援できたかもしれませんが、無理をしないことにして、あとはラジオ中継を聴きながら、帰ることにしました。最初は、駅伝のコースをたどって北白川に出ようと思ったけど、あのコースはちょっと寂しいので(当日はそんなことないと思いますが)、国際会館、宝ヶ池を通って、出町柳に出てそこから京阪電車で帰ることにしました。国際会館のほうへ行くと、3区のランナーと付き添いの子を何人かみて、そして、折り返しのところは撤収作業をしていました。トンネルを通って、狐坂をおりて北山通りに出てと、北白川よりたぶん、こっちのほうが寂しかったと思います。でも、このあたりはかつで住んでいたところなので、なじみがあるというか、すっかり変わったというか、感慨深いものがありました。
仙台育英は、ワンジルくんだけでなく、そのあとのランナーもたいへん調子がいいようで、ラジオではもう西脇工業は追撃不可能という調子でした。2分差。たしかに。それで興味はぶっちぎりの仙台育英の2時間1分台なるかということに移っていました。西脇工業は、4区の藤原くんから5区の水野くんへ。順位は滋賀学園を抜いて3位で襷渡しです。水野くんの兄は同じく西脇工業の卒業生で、今は中大で頑張っています。そして5区の貝坂くん、そしてアンカーの東野くん。みんな頑張って追うけど、やっぱり差がありすぎというのと、仙台育英の選手もう好走するので、差はそれほど詰まるものではないようでした。
仙台育英は、1分台には届かなかったけど、みごと優勝です。
2位は佐久長聖。西脇工業は3位でした。わたしは優勝と思っていたので、やっぱり残念です。
さて、わたしのほうは、ラジオを聴きながら、走ったり歩いたりしていました。下鴨本通りを下がるはずが、下鴨神社の糺すの森(ただすのもり)を通って帰ろうということで、進路変更です。そしたら、ちょうど結婚式をしていて、なんか不思議な格好をした花嫁さんがいました。ちょうど、「有栖川」の人みたいな、なんか高貴そうな感じ。こういう結婚式もいいかもしれません。どうですか、下鴨神社での神前結婚。
下鴨神社は、やたら広くて、通るのに時間がかかったけど、でも、なかなかいい感じです。ここも初詣客で賑わうのでしょうね。今だったら簡単に入れるのに。
そしてようやく出町柳のほうに鴨川を渡ろうとしたら、「花子さーん」と。イヤホンつけているので、よく聞えなかったけど、たしかに花子を呼んでいます。あれ、と思ってふりかえると、自転車に乗ったくーさんが。くーさんは伴走の練習会の帰りだそうです。くーさんに直接会うのは久しぶりなのかなぁ。でも、そういう感覚があんまりなくて、ちょっとお話していました。出町から京阪に乗ってもいいけど、三条−出町間は高いし、せっかくここまできたのだからと、さらに鴨川を南下することにしました。結局七条まで歩いて、京阪に乗りました。今日は1日うろうろしたので、20キロくらいは移動できたかもしれません。そのせいか、やっぱりちょっと故障箇所に痛みありです。
自宅に戻って、結果をみていると、どうも2区がポイントやったようです。そこの展開がまったく抜けていたので、なんとなくわからないでいた理由がわかりました。
仙台育英は1年と2年のチームだから、来年もさらに強くなってやってくるかもしれません。兵庫県では報徳の1年、2年がかなりいいそうです。来年は記念大会だから2校、出場ということもあるかもしれませんが、まずは兵庫代表を狙って両校で競い合われるでしょう。
今年もたくさんの選手をみて、とっても元気づけられました。
また、来年、応援できる日を楽しみにしています。
選手のみなさん、お疲れさまです。そして、ボランティアの高校生くんたちもお疲れさまです。
(終わり)