ほうれん草
アカザ科の1〜2年草で原産は西アジア。カロチン、ビタミンC、鉄を多く含み、冬期のものはとくに豊富です。アクが強いので(おもに蓚酸)できたらゆでてアク抜きして料理するほうがいいでしょう。
小松菜
アカザ科の1〜2年草で、江戸時代に東京の小松川で栽培され、おもに東京近辺で多く消費されてきました。ビタミン類、カルシウム(ほうれん草の5倍)、鉄、カロチンを多く含みます。ほうれん草よりアクが少ないのでそのまま利用することもできます。油との相性は抜群です。
水菜
京菜とも呼ばれる、アブラナ科の越年草。京野菜の代表的なもののひとつです。カロチン、ビタミンC、カルシウム、鉄を多く含み、冬期に霜にあたったもののほうが味がよく、冬から春にかけての野菜です。
春菊
菊科の1〜2年草で原産地は地中海沿岸地域。日本へは戦国時代に入ってきました。カロチン、ビタミンB2、カルシウム、鉄を多 く含みます。菊のような独特の香りがありますが、アクはそれほど多くありません。
チンゲンサイ
アブラナ科で、中国野菜とよばれていましたが、近ごろではすっかり定着してきました。ビタミンC、カロチンを多く含みます。アクも少なく、歯切れよさを生かして調理していきたい野菜です。
べんり菜
小松菜とチンゲンサイをかけあわせたもので、両方の野菜の長所をかねそなえています。
ほうれん草のキッシュ(15センチのタルト型2個分)
冷凍パイシート 1枚
ベーコン 2枚
卵 2こ
ほうれん草 1わ
粉チーズ 大2
生クリーム 1/2カップ
塩・こしょう
@パイシート(なければサンドイッチ用食パンでもよい)は室温で半解凍し、めん棒で厚さ3 oにのばし、型よりひとまわり大きく 2枚に切り分ける。
Aタルト型の内側にサラダ油を薄くぬり、丸く切ったパイシートをはりつける。フォークで刺して底全体に穴をあけ、高温のオーブ ントースターで5〜6分焼く。
Bほうれん草はたっぷりの湯でゆでて、細かく刻み水気をよくしぼる。
Cベーコンは熱湯でさっとゆで、たべやすい大きさに切る。
D焼いたパイ生地の上にほうれん草とベーコンを平均に詰め、粉チーズをふる。
E卵・生クリーム・塩・こしょうを合わせて、パイ生地の中に加え、高温のオーブントースターでかたまるまで10分ほど焼く。
ボックスの青菜類はしおれている、古いの?という声もきかれ・・ます。でもボックスの野菜は青菜に限らず前日に収穫したもの・・のみです。輸送中にしおれるというのは(とくに午後の配達の・・場合)ある意味では当然のことです。たとえしおれていたとし・・も、品質や栄養価はなんら影響をうけていません。よく洗っ・・てたっぷりの湯でゆでたら、しおれていたことがウソのよう!
ほうれん草のグラタン
ほうれん草 1わ
ゆで卵 1〜2こ
ハム(ベーコン・ソーセージ) 4切れ
ホワイトソース カップ1.5
@ほうれん草はゆでて3〜4センチに切り、ハムはサッと湯通しする。ゆで卵は輪切りにする。Aホワイトソースを作る。
Bグラタン皿にほうれん草・ゆで卵のとハムを並べ、ホワイトソースを注ぐ。
Cオーブントースターかオーブンで表面にこげめがつく程度まで焼く。
*ハムなどのかわりにノンオイルチキンを使ってもいい。
ほうれん草とゆで卵のお吸いもの
ほうれん草 1/2わ
ゆで卵 1こ
だし汁(塩・醤油)
@ほうれん草はゆでて、3〜4センチに切る。
Aゆで卵は4等分する。
B椀にほうれん草とゆで卵をおき、味付けしただし汁をゆっくり注ぐ。
小松菜の春巻
小松菜 1わ
人参 1/4本
ゆでたけのこ 50グラム
豚うす切り 100グラム
はるさめ 30グラム
土しょ、が 小1(みじん切り)
春巻の皮 12枚
オイスターソース・醤油・小麦粉
@小松菜は3センチ長さに切り、人参、たけのこは3センチ長さのせん切り、豚肉は3〜4センチの細切りにする。
Aはるさめは5センチくらいにはさみで切り、ぬるま湯につけてもどす。
Bフライパンに油大さじ1を入れて熱し、小松菜をいれて炒めてとり出す。油をたして、土し
ょうがを入れ、豚肉、人参、たけのこはるさめを炒め、小松菜をもどして、醤油とオイスター
ソース各 大さじ1を加えてまぜる。
C春巻の皮にBを包んで巻き終わりは水どきした小麦粉をつけてとじる。
D中温の油できつね色に揚げる。
*オイスターソース
かき油。かきと水と食塩を発酵させて作った調味料。
うまみとこくがでる。100g200円くらい。
小松菜(べんり菜・チンゲンサイ)と鶏の中華風煮
小松菜 1わ
鶏もも肉 200グラム
中華スープ
(またはチキン風味のブイヨン)
@小松菜はかためにゆでて4〜5センチに切る。(作ってすぐに食べる場合は下ゆでは不要)A鶏のから揚げを作る。鶏は一口くらいに切って、塩・こしょうをして、小麦粉(少し片栗粉 をまぜてもいい)をつけて揚げる。
Bフライパンまたは厚手の鍋に油を入れ、小松菜にサッと火をとおし、中華スープを注ぎ、塩・こしょうで味をととのえる。
C煮立ったところへ鶏を加え、とろみが足りなければ水どき片栗粉で調節する。
青菜といり卵のスープ 小松菜がベスト
青菜 1わ
卵 2こ
スープ 3カップ
(ブイヨン 1袋)
@青菜はゆでて、3〜4センチに切る。
Aいり卵を作る。
Bスープ(水+ブイヨン)を煮立たせ、味をととのえる。
C椀に青菜といり卵をおいて、スープを注ぐ。
水菜のお雑煮
水菜
も ち
だ し
(調味料 醤油・塩)
@水菜はよく洗って、3〜4センチに切る。
A味パックまたは昆布とかつおでだしをとり、醤油・塩で味付けする。
Bもちは焼いておく。 Cだしを煮立て、水菜を入れる。(火を通しすぎないように)
D汁椀に焼いたもちを入れ、汁を注ぐ。
春雨と水菜の鍋 こってりした主菜のときに、スープがわりに食べると、さっぱりしておいしい。
水菜の春雨鍋
春雨 1袋
水菜 1/4〜1/2わ
土生姜・スープの素
@春雨は水でもどし、水菜はさっとゆでておく。
A土生姜をいためて取り出し、春雨を入れて炒める。
Bざく切りにした水菜を入れ、ひたひたの水を加え、スープの素、醤油で味をつける。
*スープを多めにして、春雨が汁を吸ってしまわないように。
青菜のおひたし
@青菜(ほうれん草・小松菜・春菊・べんり菜・水菜等)は洗ってたっぷりの湯でゆでて水にとり、しぼって3〜4センチに切る。A好みの調味料で和える。
ごま醤油 (ごま油2+醤油1+みりん少々) すべてに万能!
からし醤油 水菜がベスト!
生姜醤油
割り醤油(醤油+だし汁) なんといってもほうれん草
@豆腐は水切りする。
Aすり鉢でごまをすり、豆腐を混ぜる。
B砂糖・塩・醤油をまぜる。
木綿豆腐 半丁
いりごま 大6
砂糖 大3
塩・醤油 各小1
*豆腐とごま以外の調味料は好みで。みそを使ってもいい。
*もちろん青菜だけでもいいですが、油揚げや厚揚げを焼いたもの、きのこ類をサッとゆでたも のとともに和えると一層おいしくいた だけます。
*しぼってから切る前にうすく味つけしただし汁につけておくと、味がなじんでおいしいので、 余裕のあるときはこの方法で
*市販の練り胡麻を常備しておくと、簡単でおいしいものが素早くつくれます。
ほうれん草とじゃこのマヨネーズ和え お浸しにあきたらどうぞ
ほうれん草 1わ
ちりめんじゃこ 大3
かつお
マヨネーズ
@ほうれん草はゆでて水にさらし、しぼり4センチくらいにきる。
Aほうれん草にちりめんじゃこ、かつおを加え、マヨネーズであえる。
*大人はお醤油で、子どもたちはマヨネーズでどうぞ。
お弁当にも重宝です。
青菜と油揚げの煮物 水菜・べんり菜・小松菜で
青菜 1わ
油揚げ 1枚
だし汁(醤油)
@青菜はさっとゆがいて3〜4センチに切る。油揚げは油抜きして適当に切る。
A鍋にだし汁を煮立たせ、青菜、油揚げを入れて、煮立ったところで醤油を加えて味をととのえ る。(好みでみりんを加えて調味し てもいい。)
Bあまり火をとおしすぎないように注意して煮る。
お惣菜として一品に使いにくいと感じたら、とにかくいろいろものにつかってみることです。細かく切ってみそ汁のあしらいにしたり、ラーメンにうかしてみたり、また、魚の煮付けに緑あざやかな青菜が添えられていれば、それだけで食欲をそそります。
べんり菜や小松菜などのように、似たもの同志は、一緒に油揚げと煮てしまっても問題ありません。
とにかく栄養たっぷりの青菜類だから、いろいろ工夫して全部食べてしましましょう。
どの青菜もそれぞれの特徴を生かして利用できればいいのですが、そんなに深く考える必要はありません。一度にたくさん青菜類が入っていて使いきれないと思えば、お湯をたっぷりわかして、アクの少ない順にサッとゆでておけばカサも減り、保存もしやすくなります。