高校総体近畿地区予選会

6月17〜20日、滋賀県皇子山陸上競技場にて行われています。
19日と20日の半日だけですが、観戦してきました。
プログラムも手元になく、あいまいな観戦記になってしまいますが、ちょっとだけでも雰囲気を感じていただけたらと思います。

19日(大会3日目)

競技場に着いたのは13時頃でした。とっても蒸し暑くて、いつもこの時期とはいえ、選手には気の毒なようなグランドコンディションです。

女子800m 準決勝

 3組で上位2人プラス2名が決勝に進出です。
 1組には、須磨学の廣川さん、桃山の清水さん(桃山は、花子の地元ということで注目)が出られていました。1位の光華の選手が先行逃げ切りのレースをしました。
 廣川さんは、300mくらいから前に出ようとしますが、トップとの差は詰まらずに2番手で、最後に3位の選手にかわされてしまいました。清水さんは、最初から積極的に前にでていましたが、4番目をキープするのがやっとという感じでした。でも、ラスト100あたりからのねばりはお見事でした。1周目は64秒、1位は2分11秒。

 2組は須磨学の小林さんが、100mいったところですでにトップ。そのあともぐいぐいと前にでて、300mのところでは1秒くらいの差、その後もどんどんと後ろと差をつけぶっちぎりの1位でした。1周目は63秒、1位は2分12秒。

 3組は須磨学の田鍋さん。集団のトップを走りますが、後ろと差がつかずがまんのレースでした。集団で最後まで競っていましたが、田鍋さんが粘って1位でした。1周目は64秒、1位は2分12秒。

 プラス2は、1組目3位の廣川さんと3組目3位の選手でした。

男子800m 準決勝

 1組はハイレベルな争いでした。スタート前に横に座っていた子たちが、「決勝のような組合せ」と言っていました。先行したのは、大阪清風の口野くんと大阪高の楢崎くんでした。長田高校の城戸くんは、最後尾で一瞬「あれ?」と思ってしまいました。だんだんと前にでて600mくらいで4番目に、そしてそのあともさらに追い上げて3位でした。トップの2人は、とっても余裕があって、フィニッシュラインの少し前から、2人で会話するような感じで顔を見合わせていました。そのあとを城戸くんが3位に入りました。
 フィニッシュラインを越えても、先行の2人は余裕ありでいるのに、あとの選手がバタバタと倒れこんでいっているのが印象的でした。1周55秒というハイペースの結果だと思います。1位は1分55秒04、1位が32、3位が68、4位が1分56秒43という結果でした。

 2組はなんとなくですが、「周辺地域」の選手が多かったように感じました。京都が北桑田高校、宮津高校からのエントリーだったからかもしれません。この組は最初に北桑田の中川くんがでて、そのまま変わらず600で2人が少し前にでて、そのままフィニッシュです。1周目は57秒。1位は1分56秒07、2位は大阪清風の鍬本くん。
 3組も大阪勢が強かったです。先行する2人が、1周めの終わりのほうで、顔を見合わせる余裕です。600でその2人がでて、ここもそのままフィニッシュでした。1周目は58秒、1位は大阪清風の佐藤くん1分57秒12、2位は大阪の長野高の村井くん。

 ということは、1組で大阪2人、2組で1人、3組で2人ということは、8人中5人が大阪勢、そのうち3人が清風です。あと、京都2人、兵庫1人、奈良1人で決勝です。

女子200m 決勝

 短距離って京都の選手が強いんですね。昨日の100では、西京(さいきょう)の和田さんが優勝しています。
 今日の200も西京の和田さん、洛北の松原さん、西城陽の坂本さんで京都勢で1,2,3位独占でした。
 和田さんが先行して、松原さんが追いますが、和田さん逃げ切って1位でした。

男子200m 決勝

 男子は100での上位の選手と400で上位の選手の両方が決勝に進出しているようでした。200と400って、別物のように勝手に思っていましたが、1位は400で46秒台で走ったという大阪の金丸くんでした。

3000障害 決勝

 いよいよ、おまちかねの3000SCです。わたしにとっては今日のメインイベントです。 
 わたしは、今日、メインスタンドのほうに座っていたので、スタート前のアップのところから観ることができました。注目の桃山の河原井くんは、水色のランパンに赤いハチマキ姿です。他の選手が障害を跳んでいるのに対して、河原井くんは障害の横を軽くジョグしているような感じでした。
 それにしても、今はすっかり陸上部体型で、この子が中学のとき野球部だったなんて信じられないです。というか、こんな野球部員いたら、ヤバイんちゃうのっていうくらいです。
 持ちタイムの上位者のアナウンスでは、西脇工の宮崎くん、報徳の谷口くん、そして3位が桃山の河原井くんで9分9秒と説明。河原井くんは、予選通過タイムもかなり上位なので、自ずと期待してしまいます。

 1周目は、須磨友が丘の山本くんがトップにでます。先頭のほうには、飾磨工の上崎くん、西脇工の宮崎くん、報徳の谷口くん、桃山の河原井くんの順でいます。河原井くんは、ハードルをとぶのがうまいように感じました。2周目は、黄色のユニホームの選手(どこのユニホームかわかれば教えてください。)も前のほうにきて、河原井くんもずっと前に出ようという積極的な様子です。
 1キロは3分04秒。3周目は、宮崎くん、谷口くん、山本くん、上崎くん、河原井くんが先頭集団で、このあたりが2人並んだり、後ろについたりと、めまぐるし変わっていきました。4周目も宮崎くんが先頭で、山本くん、河原井くん、谷口くんといった感じでしたが、そのなかの3人(宮崎くん、河原井くん、あと1人は山本くんまたは谷口くん)がさらに先頭にでようとします。
 5分半くらいなので、2キロ手前で河原井くんがトップになり、2キロな6分12秒。そのあとは山本くん、○○くん(黄色のゆにホームだったか?、結果からすれば滝川の辻くんかもしれません)、谷口くん。
 2キロ手前から河原井くんが先頭をキープ。宮崎くんは、先頭集団の後ろのほうに下がりました。
 先行するのは、河原井くん、谷口くん、それからたぶん辻くんだと思います。7分半でこの3人が出て、ラスト1周の鐘。そこでさらに前に出ようとする河原井くん、追う谷口くんですが、河原井くんはスパート。谷口くんを少しずつはなしていきラスト200くらいですでに2〜3秒の差がついていました。
 最後の水濠もハードルも無難にこなして、ラスト直前には後ろを振り返る余裕もみせて、自己ベスト5秒更新の9分04秒71で1位でした。
 最初は集団の3番手くらいで2キロで前にでて、ラストでスパートという、お見事なレース展開でした。

 わたしは河原井くんばかりみていたのですが、最後の障害で転倒して順位を落としてしまった選手がいるようでした。

1 9.04.71 0 187 河原井 司 桃山
2 9.09.40 0 330 谷口 恭悠 報徳
3 9.13.94 0 346 辻 隆弘 滝川
4 9.15.99 0 913 上崎 智貴 飾磨工
5 9.16.99 0 348 山本 武史 須磨友が丘
6 9.19.52 0 394 宮崎 悟 西脇工
7 9.23.01 0 805 近藤 敬太 清風
8 9.24.02 0 829 浜田 浩佑 堺西
9 9.27.07 0 383 石野 誠慈 小野
10 9.27.40 0 1015 辻本 秀陽 智辯学園
11 9.27.52 0 405 後藤 友洋 西の京
12 9.32.92 0 230 辻 茂樹 北陽
13 9.33.04 0 170 林 哲也 西城陽
14 9.41.81 0 220 八木 裕典 春日丘
15 9.42.65 0 94 歯黒 靖典 八幡工

そのあと、マイルリレーの予選がありましたが、明日も観戦に来るには、今日、少しでも早く帰っておこうということで、帰路につきました。

関西実業団記録会に行こうかどうか迷いましたが、こちらにきてとってもよかったです。

注目選手の優勝で、縁もゆかりもないわたしがガッツポースでした。

花子のノート
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