20日(大会4日目)

 20日は当初、観戦する予定ではありませんでしたが、皇子山までが意外に近いことがわかったので、午前の用件が終わってから駆けつけることにしました。
 どうせ行くなら800mの決勝を見たいと、そうするには12時半に京都を出ないとダメです。20日はシンポジウムに参加していて、それが13時まで。なんとか12時半に抜け出そうと思うけど、そこここに知っている人がいて、遠方からも来てられる方がいて、こりゃぁ何も挨拶なしに帰っては、かなり失礼ということで、逃亡は失敗しました。
 5000の決勝は、14時45分、そのあとマイルリレーの決勝があるので、この2種目だけでも十分と思って、皇子山陸上競技場へ向いました。


女子3000競歩

 競技場に着いたら、女子3000m競歩の最中でした。
 メインスタンドに座って、少ししたら1000mだったので、始まったところだったようです。
 そのときのトップは姫路商業の選手。1000を越えて、生野の選手に並ばれて、抜かれますが姫路商の選手も必死で追いついていきます。
 2人のデッドヒートが最後まで続きましたが、残り1周で生野の選手が先行、姫路商の選手は追いつくことができませんでした。
 レースはこの2人が先行する形ですすんで、3位は同志社国際の選手でした。わりと最初のほうから、「走る」ようなフォームで、わたしは内心、失格にならなければいいけど、と思っていました。
 というのも、関東インカレの女子10000競歩で、たくさんの選手が警告→失格の宣告をうけていたからです。なかでも1万のほんのあとわずかのところで失格した選手もいて、その選手が礼儀正しく、トラックに一礼をしていた場面があまりに印象的だったからです。
 そのことをその場で思い出したわけではないけど、同志社国際の選手は、前との差をどんどんと詰めていったけれども、トップにはなれなかったけど3位でゴールと思いきや、あと5メートルで無情にも失格の宣言。まわりでみていた人たちも、あまりに可哀相と言っていました。失格がなければ、全国大会に行けたのに、無情すぎます。

 そのあと女子100Hと男子110Hがありました。
 男子はかなり熾烈な争いでした。


男子 5000 決勝


 西脇工の東野くん、報徳の渡辺くん、竹澤くん、木原くんに注目、というアナウンス通りの展開ではじまりました。出走は35名です。(桃山の河原井くんもエントリーしていましたが、DNSでした。
 気温30度、湿度は80%近いという厳しい条件でした。天候もスタートするときには、雨が降っていましたが10分後には、ピーカンに晴れるという状況でした。

 最初は集団ですが、東野くんが先頭、次に渡辺くんです。最初の1周は66秒。
 3周目には、少し縦長になっていました。1キロは2分50秒
 1キロをすぎて森井くんが前に出ますが、でた時点でこのまま先行していくようには見えませんでした。東野くんが横について前に出る感じですが、1周と少し、森井くんが先頭になりました。2キロは5分49秒(2分59秒)
 20人くらいの集団になっていましたが、3キロ手前では12〜15人の集団になりました。森井くんは、このあたりで後退しました。3キロは8分51秒(3分02秒)。先頭は、東野くん、渡辺くんだったと思います。
 3キロを越えたところで、報徳の緑のユニホームの3人がすっと前に出ました。(というか木原くん、竹澤くんが前に出たのかもしれません。)
 先頭集団は、報徳の木原くん、竹澤くん、渡辺くん、西工の東野くん、京都外大西のハッサンくん、比叡山の金子くんの6人になって、後ろの集団を完全に引き離しました。
 4キロは11分50秒(2分59秒)で、先頭は6人、そのあとに3人の選手が第2集団でした。
 先頭の6人のうち、報徳の3人が先頭です。この先頭の6人で2〜3周の周回があったと思いますが、わたしはホームストレイトのところで見ていて、報徳の選手が報徳の選手に接触するというか、前に出るように促したり、他の選手に接触するという場面を2度ほど目撃しました。だから、どうってことではないですけど。
 残り3周くらいで、再び東野くんがトップになりましたが4400あたりで、木原くんがすぅーっと前にでて、竹澤くん、渡辺くんも前にでました。4番目に東野くん、次にハッサンくん、金子くんの順です。
 そして、さらに木原くん、竹澤くんが先行して前に出て、先頭は2人かと確認するまもなく、木原くんがさらに前にでました。
 そのスパートは、ラスト1周でも衰えず、どんどんと後ろを引き離してフィニッシュしました。
 東野くんは、最後まで粘りますが、ハッサンくんにかわされて5位でした。
 6人の先頭集団で「あれは誰だ!」と思った比叡山の金子くん。プログラムを持っていなくて、比叡山の金子くんとわかったのは、レース終了後でした。実は、金子くんをみて、「瀬戸さん(カネボウ)みたーい」と思っていました。たしか瀬戸さんは比叡山のご出身だったと思うので、なんか奇遇でした。
 でも、金子くんってまだ1年生。将来が楽しみです。

1位 木原くん(報徳)14分33秒33
2位 竹澤くん(報徳)14分38秒52
3位 渡辺くん(報徳)14分42秒44
4位 ハッサンくん(外大西)14分43秒65
5位 東野(西脇工)14分44秒50
6位 金子太郎(比叡山)14分53秒



男女マイルリレー

 昨日は予選を見ないで帰ったので、どこが決勝に残っているのかちょっと楽しみでした。
 マイルリレーといえば、兵庫リレーカーニバルで、もっとも盛り上がる競技で、なんかその雰囲気がとっても好きだからです。
 盛り上がるのは、集団応援で、これが、まさに高校生って感じです。
 マイルリレーって、どうも京都がわりと強いらしい?のかよくわかりませんが、わたしは兵庫県応援してました。このへんは、気持ち、かなり複雑ですけど、やっぱり兵庫リレカで兵庫のチームをしっかりみているからでしょう。
 メモをとらずにみていたので、というか、リレーや短距離のレース経過は、書いたことがないので、どうメモをとっていいかわかりません。修行して、かけるようになっておきます。

 ということで、2日間の観戦は終わりました。
 高校生たちの熱い戦いに、胸がジーンとくる場面が何度もありました。
 全国大会へ行く選手のみなさん、おめでとうございます。
 惜しくも全国を逃してしまった選手のみなさんも、それぞれの目標にむかって、頑張られますように。

花子のノート
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