7月18日(日) 尼崎記念球場 兵庫工戦

 兵庫大会の開幕は7月10日ですが、市尼はシードなんでしょうか、2回戦からの登場です。
 緒戦は、尼崎記念球場で18日ということで、なんと休みの日ですから、応援にいけます。
 この時期は、いつも鳥取へ行っているので、去年は1試合も応援できませんでした。
 あまり野球のことはよくわかっていないので、トーナメント表を見るでもなく、まずは緒戦の観戦にいかなければと出かけていきました。

 通称「尼崎記念」は、JR尼崎駅から10分くらいのところにあって、そこには大きな体育館や陸上競技場があり、尼崎の子は、スポーツで何かあれば必ず、招集がかかるのがこの場所です。
 「尼崎記念」って、何の記念なんでしょうね?
 わたしの時代は、「スポーツセンター」と呼んでました。

 京都から新快速で35分、徒歩10分ですから近いものです。
 12時半開始なので、11時に京都を出ました。JR尼崎から球場のほうに歩いていくと、もう試合を終えて駅に向う応援の生徒さんを何人か見つけて、「あれー遅かったかなー、でも時間はまだだし」と、不安になっていました。
 歩いてすぐなんですがなかなか球場に着かなくて、イライラしながら、一生懸命歩いて、球場の前に着くと、市尼の前の試合の川西明峰の選手たちが、ダウン中でした。ということはもう終わっている、というか、市尼の試合はもう始まっているということ、、、、。

 そりゃぁ、前の試合が早く終われば、次の試合は早く始まるということ。あぁ、しまった。もう少し余裕をみて家を出るべきでした。
 入場券売場は、人がずらーっと並んでいて、なかなか球場に入れず、イライラはさらに募ります。
 でも、入場券を売っている生徒さんが、市尼の部員たちで「市尼は、1塁側ですか? 3塁側ですか?」と聞くと、とってもハキハキと「1塁側です」と答えてくれました。
 その一言で、随分と癒されて、1塁側に行きました。
 もう1塁側スタンドは人がいっぱいで、どこに座ろうか、困ってしまいました。
 試合中なので、観ている人の邪魔にならないようにとようやく座ったら、そこは、打者が全然、見えない場所でした。
 この時間で空いているということは、何かある席と思ったけど、でも、まぁ、投手のフォームはよくみえるし、内野の守備はよくみえるので、この際、打者はあきらめてその席に座ることにしました。
 遅れてきたら、こういうことになってしまうことを痛感した出来事でした。

 さて、試合は2回の表裏を終わって、2対1。
 2点はどうやって入ったんだろう、どうやって1点とられたんだろうと思いつつ、3回から観ていました。
 市尼の応援は、賑やかです。 伝統?かな。

 3回からは、両チームとも点数が入らず、「1点差、大丈夫なのー」という気になりました。
 わたし、事前の知識ゼロなんで、このときは市尼の強力打線のこと、知らなかったんですよね。
 知っていたら、もうちょっとドキドキせずにみていたのに。

 そうすると6回に寒川(そうかわ)くんの目の覚めるような2ランホームランで追加点。7回には打線爆発で6点。その裏に1点返されましたが、7回コールドで勝利でした。

 そのとき、わたしは初めて「コールドゲーム」の存在に気がつきました。
 前の試合も予定より早く終わるわけです。
 次の試合が、神戸の葺合高校で、5回くらいから投球練習を始めたので、「こんなに早くするものなの?」と不思議に思っていたのですが、それも7回コールドを見越してのことだったのですね。
 とこんなふうに、おそろしく野球のことはわからないまま、でも、気持ちのいい勝利でした。

 試合が終わってから、ホームページにいつも寄せてもらっている「尼もち君」にご挨拶。
 西京極球場で立命館の試合のときにお目にかかって以来ですが、サイトをウロウロしているとそういう時間的なことを感じなくなっています。
 尼もち君が撮影される球児の姿は、いい表情を捉えられるので、いつも楽しみなんです。

 出口に向っていたら、Mくんに遭遇。Mくんは市尼の2番のMくんのお父さんで、わたしとは市尼で同級生だったのです。
 つまり、わたしが25年前、明石に応援に行ったときに、そこで試合をしていたのが、Mくんなわけで、ひょんなことからそれが2年ほど前にわかったのです。

 書き出すと長くなりますが、2年前も市尼が兵庫大会の準決勝、神戸国際に9回5点差を逆転されるということがありました。わたしはその試合をみていなかったし、今ほどネット環境も整っていなかったので、どういう状況か全然、わからなかったのですが、逆転を許してしまった投手のことがとっても、とっても心配になって、自分のサイトの掲示板に「Kくん、お疲れさまでした」と実名で書いたんです。
 そうすると1ヵ月か2ヵ月くらいあとに、Kくんのお父さんが、その書き込みに対して、お礼の書き込みをしてくださいました。
 それだけでも、なかなかびっくりなのですが、わたしとしては「どういう検索でみつかったのだろう?」と思って、高校野球に関しての検索をしていくと、尼崎の高校野球を応援する尼もち君のサイトに遭遇して、20年ほど前、在学中に決勝の応援をしていました、などと書き込みしているうちに、「そこで戦っていました」というMくんに遭遇したのです。

 今日、球場に入って、すぐに確認したのがMくんの名前でした。
 ちゃーんと先発メンバーに入っているやん、すごーい。
 セカンドの守備についたMくんをみると、「あれ? ずいぶんと小柄やん」というのが、最初の印象でした。だって、M父の高校のときのイメージとは違うから。
 すごいなぁ、レギュラーやんかと思いつつ、他の選手よりやっぱり気になって、応援していました。

 そのMくんに「次の試合は?」と聞くと、21日と22日ということ。
 21日は、仕事で江坂まできているけど、尼崎までは無理かなー、22日は東京なので、絶対無理。
 せっかく応援したいのに、でも、ダメなものはダメで、遠くで勝利を願うしかありませんでした。

 今日の試合結果は、下記の通りです。(評)は、神戸新聞のサイトのものです。

市尼崎 10
兵庫工  2

【評】市尼崎が後半の集中打でコールド勝ち。二回に大谷のソロ本塁打、六回に寒川の2ランなどで4―1。七回は下田、牧の連続二塁打など打者10人の猛攻で6点を奪い、勝負を決めた。
 兵庫工は七回に左線二塁打の藤原が敵失を誘う好走塁で1点を返したが、及ばなかった。(7回コールド)

04 高校野球
花子のノート