ウルトラマラソンというと、準備が結構、大変です。なれている人だったらどうでもないようなことだって、あれこれ悩みます。
まずは、ウェア。当日の気温をあれこれ想定して自分なりに考えるけど、結局、半袖、長袖、長短のスパッツを2組ずつもっていって、当日に悩むことに。事前に、9月の丹後であれば、ウェアの選び方が走りにすごく影響することはないでしょうということで、気楽に考えることにしました。
次は携帯するものです。これも気温によっては水を携帯しないといけないので(かつて明石海峡マラソンのとき、水をもっていたから命びろいをした経験あり)、練習のときから350のペットはもって走るようにしていました。要らなかったらエイドで置いていけばいいのだけどそれなりの重さなんで、なにかいいものはないかと探したら、ミツハシに財布と携帯電話を入れるような小さなウエストバックを発見。これだったら、そんなに邪魔にならなくていいだろうと購入しました。次は携帯電話を入れるところに入る飲み物を探さなければなりません。栄養ドリンクの瓶なら丁度入るけど重いしと、あれこれ探してヤクルトミルミルの100mlがすっぽり入ったんで、すべて解決。飴をたくさんとヤクルトミルミルをもって走ることにしました。
黒飴、梅干の飴、ウィダー、ヴァームなど、途中のトランジェットバックに入れるものも買って、とりあえず準備完了。
丹後歴史街道の大会というのは、受付は弥栄町、スタート、ゴールは網野町ということで、これはとても車がないと参加できないような大会で、わたしとしてはちょっと不満。そこで移動とかに気をとられたくないので、ツアーでいくことにしました。自分で時刻表をみて行くほうが好きだけど、丹後の交通事情が少しはわかっているだけに、やはり無難なほうを選びました。
ツアーそのものは悪くなかったけれど、不満もありです。まず、乗り込んだバスの掃除ができていなくて、通路には砂がたくさんあがっていて、わたしの席には前の乗客がおいていったペットボトルが残っていました。近頃は、バス会社は乗務員(いわゆるバスガイド)をかかえず派遣で済ますというのはわかったいたけれども、ここまで手抜きするかーという感じ。それにバスに乗り込む前に、荷物を下のところに置けること教えてくれないから、みんなバスの中に大きな荷物をもって入って困っていました。わたしが乗り込むときも、荷物入れは閉めたままなんで、席にもっていって、あとで自分で気がついて下に運ぶことになり、同じような人がたくさんいました。
このツアーは要注意と、認識。
12時30分に京都駅を出発して、約4時間で受付の弥栄町「あじわいの郷」に着きました。
来る途中から激しい雨で、傘をさしての移動となり、荷物も多く大変でした。
受付をして、説明会へ。だいたい事前に聞いていたこと(要項に書いてあったこと)と同じような説明だったように思います。ただ、コースの七竜峠が「キツイですよ」ということだったので、その点は、気がひきしまりました。
坂本雄二さんもご挨拶。24時間の研ナオコさんは、4月に初めて会ったとき、1300のコースを走ったら、300しか走れなかったということらしい。それを思うとすごいのかなと思いつつ、でもやっぱ好きになれないな、と思いました。
説明会のあと、簡単なパーティ。食べ物はいっぱいあるけど、ランナーの数が多くてあっという間になくなってしまいました。それでも地ビール1本とから揚げ、焼きうどん、パンは確保できました。パンがとっても美味しい。
パーティで前に仕事でちょっと一緒になったことがある人に遭遇。すごい人数のなかでも、ちゃんと会えるものです。
食べるものがなくなったし、民宿行きのバスの時間なので、バスに戻る途中で、ルンルンさんと針小路さんに遭遇。真夏の練習会など、準備万端な人に会うと、ちょっとあせってしまいます。
宿泊先の久美浜へはバスで40分ほどですが、熟睡してしまい今夜、眠れないなんてことになったらどうしよう?でした。
久美浜で降りて、さて、民宿の場所がわかりません。事前に地図をもらっているけど、暗くてよくわからない。適当に行って、地元の人に聞いてようやく民宿「いこい」に到着。ツアーが不親切なことはわかっていたので、なんとも思わなくなっていました。
民宿には、ツアーで1人部屋希望者の5人が宿泊。1人は食事済みだったので、4人で晩御飯を食べました。知らない者同士だけど、わたし以外は年齢も近いし、結構、盛り上っていろんな話ができました。走っている経験はわたしが一番長くて、走り始めて1年以内という人もいました。わたしなんか100キロの大会にエントリーするだけでも何年もかかっているのに、みんなすごいなぁと感心しました。
夕食が終わって、お風呂に入って、明日の準備。ナンバーカードやチップをつけたり、トランジェットの準備をしたりと、あっという間に時間が過ぎてしまいました。いつもとは違って10時半に就寝。起床は2時。
バスの中で散々眠ったのに、よく眠れて2時には自然に目が覚めました。
朝食は5人で。もう一人は、広島から車で来られていました。三重の方もそうですが、ひとりで運転して、走って、また運転して帰ろうというのはすごいと思います。わたしにはとてもできません。
民宿の人の欠伸が聞こえました。そりゃぁ2時半に朝食を準備するなんて、考えられないことだから。
夜と朝と、知らない人と一緒に食事をして気がついたことがあります。わたしは、ご飯を食べるのが早いし、量も食べていました。体重が減らないのはこのへんに原因ありかななどと思いました。
朝食を食べて、出かける準備をして、バスで網野町のスタート地点(網野北小学校)へ向かいました。バスによってしまって、先行きが不安になりました。荷物を預け、トイレに行き、午前5時のスタートを待ちました。