2007年 インターハイ 京都・兵庫

京都、兵庫では6月1〜3日の同じ日程で府県インターハイが開催されます。
わたしがインターハイを観に行くようになったのも、「きっとこの中に中大で走る選手がいるはず」というかなり不純なものがきっかけだったのですが、最近では、もちろん下心はあっても、インターハイそのものが楽しみになっています。
とくに、トップ争いだけではなく、近畿大会出場がかかる5〜8位くらいの争いが、これまた非情というか、「みんながんばれー」という思いで見るものですから。
そういえば、今年の近畿大会は西京極なんですね。

さて、本日の第1日目。
京都と兵庫のプログラムを見比べて、観戦予定を立てるのですが、ほぼ同じプログラムで、わたしが特に観たいと思っている中長距離は当然のことながら重なっています。
西京極競技場とユニバ競技場を移動するのは、2時間15分程度かかるので、いろいろ考えた結果、京都で3000障害の予選を観て、ユニバへ移動し、男女1500の決勝を観るという予定にしました。
兵庫の1500ははずせないのと、京都の3000障害で観たい選手がいたので、そこを優先しました。

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兵庫インターハイ3日目

京都インターハイ


結果はこちらへ

西京極競技場に着いたのは12時前。
今日は、気温が上がるという予報でしたが、11時で21度、12時で23度、湿度は50%をきっていて、風もそこそこあって体感はそれほど高くなかったように思います。

トラックでは110Hの予選をしていました。
どの組も、洛南の選手が出ていると、ひとり抜ける感じでした。
洛南は、どの種目もまんべんなく強いです。
フィールドでは、男子砲丸投げのベスト8の選手が、ロッキーのテーマが流れるなか紹介されていました。


*選手のお名前は、できるだけ確かめて書いていますが、間違いや漏れがあると思います。
 お知らせいただければ訂正します。
 (ナンバーカードは読み取れず、腰ナンバーとユニホームで識別していったのですが難しくて。)

3000障害 予選1組(14名)


2組で各組6着とプラス3が決勝進出です。
最初の1周は集団で、2周目になると14名が前9人と後ろがバラバラで5人になります。
予選なので、それほど速いペースでないためか、後から追うというより、先頭から脱落せずに6人に入るということになるのかもしれません。
さらに前が8人、後が6人となったのが3周目。1000メートルは3分07秒です。
さらに前の8人が6人、5人へと減っていきます。
前の6人の選手は、先頭は久御山の佐古くんで、洛南の築澤くん、山城の和田くん、綾部の村上くん、外大西の林くん、久御山の村田くんだったと思います。
5人と1人、そしてかなり離れて、選手が1人ずつ後ろに続いています。
2000メートルは6分27秒(3分20秒)。
先頭がさらに5人から4人になり、同じように1人ずつ後ろに続いていて、4人、1人、1人の後はかなり離れています。
6番目までの選手はなんとかその位置をキープして、そして後ろの選手はプラスで決勝に残れるように少しでも前へという気持ちでいたのではないでしょうか。
先頭の4人は、おそらく佐古くん、築澤くん、村上くん、林くんだったと思います。
最終周で、それまでずっと2番目だった築澤くんがスパートしてトップでゴールしました。タイムは9分54秒50。
6位までが10分を切りました。

1組のタイムからすれば、10分を切れば決勝進出くらいになるのでしょうか。


3000障害 予選2組(17名)

観たかったという選手は、2組の桃山高校の笠松くんです。持ちタイムも9分21秒といいようですから。
2組は、スタートしてすぐにわりと長い集団というか、前にひと固まりできるような感じでレースが始まりました。
笠松くんは、後ろからスタートして2周目には前の集団に入りました。
1000メートルは3分14秒と、1組よりゆっくりしたペースです。
先頭は9人、そのあと、2人、2人、4人と続いていきます。
笠松くんは、トップないし2番目にいます。
先頭にいるのは、笠松くん、外大西の吉川くん、東山の澤畑くん、洛南の不破くん、久御山の庄司くんたちです。
9人の先頭が6人になりと、ここでもまた脱落しないレース、そして少しでも前にいくレースです。
2000メートルは6分32秒です。
先頭は、笠松くんと吉川くんが交互というか横に並んでというか、この2人がトップにいます。
続いて澤畑くん、不破くん。あと1人わからないのですが、結果からすれば洛南の森井くんか。
先頭が5人、そのあと3人、1人、そしてかなり離れて1人、1人。
ラスト1周になって、5人のうち2人がでて、2人と3人になりますが、またすぐに吸収されて1列の5人になります。
森井くんがスパートして出るけれども、最後の水濠のあと笠松くんが猛ラストスパートで、トップでゴールしました。
会心のレースだったように見えました。
明日は、どういうレースをされるのか楽しみにしておきます。

*決勝はこちらへ


ユニバ競技場へ移動

まだ競技が続いている西京極をあとにしました。
競技場のまわりを、競歩の選手がアップしていました。
野球場では、京滋野球の花園大と滋賀大の試合をしていました。
阪急西京極から十三を経由して三宮まで行って、そこから地下鉄で総合運動公園まで行きます。
今日は、阪急の「株主切符」をディスカウントショップで400円で購入したので、それを使いました。
600円くらいが400円になります。
毎週、あちこちへ行くわたしにとって、交通費は結構、深刻な問題でして、まぁ、こんな工夫もしてみようかと。
こうやってチマチマと節約したって、1度、東京へ行ってしまえば25000円ですから、焼石に水というのはわかっていますが、まぁ、気持ちだけでもってことで。

13時に西京極を出て、14時半頃にはユニバについて、ちょうど男子4継の予選の最中でした。
市尼は7組のトップ。タイムレースだけれども、トップなら大丈夫でしょう。
明石南が2位で、この組み合わせは四半世紀経っても、「ドキっと」してしまいます。

兵庫インターハイ

結果はこちらへ

女子1500決勝(15名)


各組4着までとプラス3の15人、4分53秒12までの選手で、結果的に各組5番目までの選手が決勝を走りました。
スタートしてすぐに須磨学の森さんがさっと前に出ましたが、大きな集団です。
前のほうには、森さん、、夙川の瀬畠さん、須磨学の川上さん、夙川の岩井さん、須磨学の林さん、明石城西の板倉さん、夙川の千原さん、龍野の黒田さん、姫商の竹内さんがいます。
(瀬畠さんと竹内さんのナンバーを間違えて記録してしまったかもしれません。)

400メートルは72秒。
少し長い集団になります。
15人のうち5人くらいが集団から離れていきます。

先頭から森さん、瀬畠さん、岩井さん、川上さん、林さん、千原さんさん、片平さん(洲本)、少し離れて、竹内さん、黒田さん、板倉さん、だったと思います。
800メートルは2分25秒(73秒)。
前に7人、1人、そしてまたうしろに7人という感じになりました。

さらに先頭集団が少なくなって、森さん、川上さん、林さん、瀬畠さん、岩井さんの5人、つまり須磨学が3人、夙川が2人になります。
6秒くらい離れて、片平さん、千原さん、その後に竹内さん。そのあとに空山さん(洲本実)、板倉さん。
そしてその後ろに草福さん(市西)、宮園さん(北摂三田)、黒田さん、山本さん(園田)、松下さん(姫路西)と続きます。
1200は、3分36秒。

バックストレイトで、須磨学の3人が出て、さらにそのなかでも森さんが出て、なんとなく注文通りの須磨学2年生のワン、ツー、スリーとなりました。
4位には片平さんが入っているので、片平さんもかなりスパートされたのだと思います。
岩井さん、瀬畠さん、7位が千原さんと夙川の3人が入りました。
須磨学の1〜3位独占は28回目、1500は小林さんの3連覇に続いて須磨学が4連覇だそうです。


男子1500決勝(15名)

予選の各組4着までと1組は6位の4分7秒73まで、2組の5位、3組は4着までの15名での決勝です。 

最初は当然のことながら集団です。
前のほうにいるのは、洲本の佐久間くん、龍野の細川くん、報徳の島崎くん、須磨学の和田くん、星稜の岡野くん、伊丹西の山口くん、加古川西の森田くん、長田の坪倉くんです。
佐久間くんが前にでようとしますが、すぐにまた集団になります。
400メートルは65秒。

森田くん、細川雅史くん、佐久間くん、西工の細川勇介くん、加古川西の中道くん、和田くん、飾磨工の竹内くん、島嵜くん、姫商の中澤くんらが前のほうにいます。
800メートルはたぶん2分13秒だったと思います。(68秒)

800メートルの手前だったと思いますが、第1コーナーを曲がったとこで転倒がありました。
たしかに、そのときは集団になっていたものの横に広がって、それぞれが自分の位置取りをどうするのか、ちょっとごちゃごちゃっとしてしまたようにみえました。
転倒したのは加古川西の中道くんです。
最初の転倒のあと起き上がろうとしたときにもう1度飛ばされるような感じでした。
中道くんは起き上がって、レースを再開。
最下位から、最後はチームメイトの森田くんを抜いてゴールしましたが、悔いの残るレースになってしまったのではないでしょうか。

集団のほうは、細川雅史くんが1人前に出て、後には和田くん、坪倉くん、久我くん、岡野くん、細川勇介くんの1人と5人が先行し、次に島嵜くん中澤くんが続きます。
そして岩本くん、山口くん、竹内くん、森田くん、豊岡総合の宇野くん、少し離れて森田くん、転倒してしまった中道くんです。
1200メートルは、3分15秒。(62秒)。

1200メートルをすぎて細川くんが後ろを引き離していきます。
でも、後の集団に、あきらかにペースが違うのが和田くんです。
4コーナー手前で、その勢いは十分に伝わってきて、「これは抜くのでは」と思ったら、その通り、最後は細川くんを抜いてトップでゴールしました。
和田くんのスパートはおみごとでした。

女子 走高跳 決勝

フィールド競技のことはよく知らないので、へんな観戦記になるかもしれないです。
わたしがみたのは決勝の途中からのようでした。
予選は1メートル53をクリアした15人が決勝進出です。
そのあとトップエイトになるのでしょうか。1メートル58をクリアした選手がトップエイトになりました。
トップエイトが、実績とともに紹介されます。
前年度のチャンピオンがいて、県中学チャンピオンがいて、171をクリアした選手がいてと、それはすごいすごい。
市尼は、この種目は強くて、今は武庫川大の曽根真由美さんが活躍されていました。
今回もトップエイトに、前田さんと松下がともに2年生で入っています。

まず161を大驛さん(明石清水)、松下さん(市尼)、向山さん(西脇)がクリアならずでした。
向山さんは昨年の優勝者、大驛さんは、昨年4位の選手です。
傳さん(須磨東)と岡村さん(滝川第2)は、2回目に161をクリアされました。

164を1回目でクリアしたのは、古賀さん(姫路商)のみでした。
前田さん(市尼)は2回目、加藤さん(滝川第2)、傳さんは3回目にクリアし、岡村さんはクリアできませんでした。

これでトップ4になりました。
古賀さん、前田さん、加藤さん、傳さん。
古賀さんの余裕が印象的でした。

167は、古賀さんが1回目失敗で、前田さんが1回目でクリアします。
ここで、初めて前田さんが上に立ちます。
古賀さんは2回目に167をクリアされました。
ただ、1回目の失敗も越えているけど、バーが落ちてしまったという感じなので、跳べて普通みたいな、そんな感じでした。
加藤さん、傳さんは3回失敗でクリアならずです。

170を古賀さんは1回目でクリア。
やはり167の失敗は、運悪くって感じだったのでしょう。
前田さんは、170は3回失敗で、クリアならずで、古賀さんの優勝が決まります。

古賀さんはその後も173、175を2回目でクリアされ優勝にさらに花を添えられました。
175というのは、昨年度の高校ランキング2位だそうです。

前田さんはまだ2年生ですから、来年こそチャンピオンになられますように。
強い1年生もいるみたいで、厳しそうですが、今後のご活躍を願います。

そのあとは、4継の準決勝がありましたが、市尼(男子)は、決勝には残れなかったようです。
2着プラス2だったかな。
決勝となるとかなり厳しいようですが、短距離も頑張っています。

3日間の長丁場になるので、男女1500の決勝だけをみて帰るつもりが、やはり最後までいてしまいました。
帰りはJRは昼特切符が使えないので、また阪急で帰ってきましたが、西北まで座れなかったのと、京都線も高槻まで座れないどころか満員で、ちょっとたいへんでした。
JRだと、乗り換えなしで大阪からは確実に座れるので、やっぱり楽です。
でも、交通費は阪急と京阪のほうがかなり安くなります。

さて、明日は京都の3000障害の決勝を観に行ってきます。


京都インターハイ 3000障害 決勝


6月2日12時現在、28度晴れ、風は0.8メートル、湿度は38%。
からっとしていますが、28度なので、かなり暑く感じます。

決勝は1名欠場で14名で戦われます。
久御山3人、洛南3人、西高2人と同じユニホームが目をひきます。
スタートしてからバックストレイトで桃山の笠松くんが先頭に出ます。
笠松くん、佐古くん(久御山)を前に綾部の村上くん、洛南、西高の選手が続きます。
集団で、1人だけ少し、遅れ気味になります。

笠松くんは、変わらずトップ。内側のいい位置にいます。
笠松くんと並ぶか少し後ろに佐古くんがいます。
笠松くんがさらに出て、集団はかなり縦長になります。
先頭は10人、すぐに2人という感じです。
前から笠松くん、佐古くん、吉川くん(西高)、築澤くん(洛南)、林くん(西高)、(?)、澤畑くん(東山)、村上くん(綾部)、後ろは洛南の森井くんと不破くんだったと思います。
1000メートルは3分06秒。
先頭の笠松くんは、さらに集団を引っ張っていきます。
集団とういより縦長になっていきます。

先頭から笠松くん、佐古くん、吉川くん、築澤くん、澤畑くん、(?)、少し離れて、村上くんや洛南、西高の選手がいます。
集団から離れているのは4人くらいです。

先頭の集団にはあまり変化がなく、10人の集団が9人にと、少しずつ減ってきます。
9人、1人、1人、1人、1人、1人という形になっています。
2000メートルは6分25秒。

2000メートルはちょうど水豪を超えたところになりますが、このあたりから先頭だった笠松くんが5〜6番手くらいにさがります。
先頭の集団も9人から8人になり、2200くらいには、笠松くんは8番目くらいに下がります。

先頭は林くん、吉川くんの西高の2人、そして先頭にいた佐古くん、築澤くん、森井くん、村上くん、笠松くんの順です。
ラスト600くらいで、林くんがロングスパート。
林くんが逃げる、逃げる、逃げる、後ろから追う、追う、追うという展開でどうなるかと思いまし舌が、林くんの逃げるほうが速くて、優勝です。

一時は7番目か8番目に落ちていた笠松くんは、ラストのバックストレイトくらいから猛烈に追い上げ、6位以内はなんとかキープ。
その後も、さらにラストのキレをみせて、最後のハードルを越えてから2人抜いて4位になりました。
4位というのは残念だったかもしれませんが、まわりをみるのではなく、自分からレースを作っていったうえでの結果なので、見ているほうは十分に満足でした。
近畿大会でも頑張ってほしいです。


花子のノート

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