兵庫インターハイ 3日目(07年6月3日)

今日はユニバ競技場へ
長距離は兵庫をみておかなければってことで3日目はユニバ競技場に来ました。
女子3000が11時50分からなので、それには遅れまいと家を出たら、余裕のあるときはすいすいと行けてしまって、11時頃に競技場に着きました。
メインスタンドでも、席はそこそこ空いていて、ゴール付近に確保。
ゴールの瞬間が目の前でみれるというなかなかいい場所でした。
その幸運は、女子400Hですぐに活かされることになりました。

400Hといえば、為末さん、成迫さんなのですが、ハードルに限らず400メートル、つまりトラック1周の競技では、「誰がトップにいるのかよくわからない」という困難さが素人にはあります。
ハードルがあると、そのハードルを先に跳んでいる人がトップなのですが、瞬時にどの選手がトップ」なのかよくわからなくて、最後のホームストレイトでやっとわかるって感じです。
日本選手権や世界陸上の解説では、そういうところをアシストしてくれたらいいのにと思います。

女子400Hでは、神戸龍谷の戸田さんが1位と思われた瞬間、内側から小野の近澤さんが猛追。
その追いあげがすごかったので、近澤さんが勝ったかなと思って、最初、電光掲示板には近澤さんが1位として表示され、そのあと消えて、かなり時間が経ってから同着1位が表示されました。

兵庫の場合は、競技が終わるとすぐに「判定中」として結果が表示され、そのあとすぐ「確定」として表示されます。
かなり時間が経ってから、そして同着1位、みているほうは「よかった、よかった」って感じです。
選手のほうは、きっとどちらも勝ちたかったはずです。

次は男子マイルリレーの準決勝です。
3組で2着プラス2ですから、ここから決勝はなかなか難しいです。
ただ、結果からすると1組、3組は2位と3位が4秒くらい差があって、プラス2は2組の3位、4位ということで、3分25以内が、決勝進出の条件になってくるのでしょうか。
わたし、リレーのこと全然、知らないので、ヘンなこと書いてたらすみません。

1組は飾磨工と加古川西が3分21秒台で3位以下を大きく離しました。
2組は混戦、加古川東と滝二が21秒台、3位の三田が23秒台、4位の神戸が26秒74で、ここまでが決勝進出です。
3組は、姫路商が21秒台、長田が22秒台。
市尼は3分28秒56で4位でした。短距離も強い選手が入ってきているようで、決勝進出は今度の楽しみにします。

12時現在、気温22.5度、湿度67%、東の風1.7メートル、天候くもり。

女子3000
スタートしてすぐにトップに出たのは須磨学の森さんです。すぐに縦長の集団になります。
中道さん、川上さんと須磨学のユニホームが前に3人、続いて夙川の瀬畠さん、西工の村田さんがつづきます。
400メートルは74秒。
全員で36名がエントリーですが、前の集団が半分くらいの18〜19人になります。
先頭は、先の5人に続いて、夙川の有辺さん、洲本実の空山さん、洲本の片平さん、夙川の眞尾さんらです。
800メートルは2分31秒、1000は3分09秒。

1000を過ぎて、先頭集団がさらに10人になります。
森さん、中道さん、川上さん、瀬畠さん、西工の村田さん、眞尾さん、竹地さん(須磨友が丘)、片平さん、少し間をおいて県西の田中さん明石城西の板倉さんの10人だったと思います。
そして、その10人が5人と4人と1人と、だんだんとふるい落とされるような感じになります。

前5人は、須磨学の3人と瀬畠さん、村田さん。4秒くらい離れて次に眞尾さんと竹地さん、有辺さん、片平さん。
その後ろは、バラバラと大人数が続きます。

先頭の5人は変わりませんが、村田さんが少し離れます。
その後ろに竹地さん、眞尾さん、有辺さん、片平さん。少し離れて板倉さん、空山さん、酒井さん(三木)、長谷川さん(西工)、竹内さんです。
2000メートルは、6分23秒。

2000メートルを過ぎると須磨学の3人が前にでます。瀬畠さん、村田さんもそれぞれ離れて1人になります。
眞尾さん、有辺さん、竹地さん、片平さんが同じように後につづきます。

あと1周のところで、須磨学の3人がそれぞれスパートします。
終始、先頭の森さんがどんどんとスパート。後の2人もスパートしますが、森さんには追い付けない感じです。
瀬畠さんの前に村田さんが出て、さらに後の集団から片平さんがスパートして、前にでていきます。

1位は森さん、約3秒差で中道さん、9秒くらいあいて川上さん。
洲本の片平さんが、川上さんのすぐ後ろまできていました。
昨日の1500でも思いましたが、片平さんはラストが強いです。
竹地さん、眞尾さんまでが6位でした。

女子100 準決勝
2組で3着プラス2が決勝進出です。
1組には、昨日、走り幅跳びで高校新記録を出された中野さん(長田)が走られます。
2位以下をかなり引き離して、余裕のトップ通過だったのですが、衝撃はそのゴールタイムです。
11秒92。大会記録は、昨年、1年の竹内さん(神戸)が出された11秒99ですから、当然、期待が高まります。
確定の記録が表示されたときは、ちょっとしたどよめきでした。
ほんとうにどこまで強くなるのか。
2位は加古川西の駒場さん、3位、4位は同タイム着差ありで園田の太田垣さん、柳井さんでした。

2組には、大会記録をもってられた竹内さんが出場されます。
髪を短く切られていて、ずいぶんと印象が違います。
昨年は、大会記録を出されてとっても貫録があるように見えたのですが、今年はあまり調子がよくなさそうで、そうなると、そんなふうに見えてしまうのが不思議です。
2組は、北条の三宅さんがトップ、100分の1秒差で竹内さんが2位。
加古川西の濱谷さんが3位、日の本の田村さんまでが予選通過です。
各組4着までが決勝進出になりました。

男子100 準決勝
1組は飾磨工の中山くんがトップ通過。
三田の田中くん、出石の浅田くん、鳴尾の上田くんまでが決勝へ。
2組は先頭がなだれ込むような感じで、誰がトップなのか、全然、わかりませんでした。
明石城西の小林くんと、須磨学の柳川くんが100分の1秒差。灘の菊池くんと柳川くんは100分の3秒差、神戸高専の住谷くんとは100分の6秒差でした。

男子800 決勝
200メートルは淡路三原の久我くんがトップ。
400メートルの通過タイムは失念、ごめんなさい。
久我くん、豊岡総合の宇野くん、姫商の小林くん、須磨学の和田くん、北摂三田の松井くん、長田の坪倉くん、須磨学の指出くんの順です。
ラスト200で須磨学の和田くんが、1500メートルのときと同じように猛烈なスパートで、このまま和田くんが逃げ切るかと思ったけれども、最後、松井くんがさらに猛追してゴール。
どちらが勝ったかしばらくわからないまま、電光掲示板の表示を待ちます。
トップは松井くん。和田くんは100分の4秒差で2位でした。
和田くんの悔しそうな顔が印象的でした。

女子800 決勝
200メートルは須磨学の1年の藪下さんが前にでます。
400では長田の亀田さん、須磨学の広田さん、藪下さん、新畑さん。
400を過ぎて、前3人が出ます。
亀田さんが積極的にトップに出て逃げます。
前の3人が2人と1人になって、たぶん、前が亀田さんと須磨学の広田さんか藪下さんか。たぶん広田さんだと思います。
亀田さんが逃げるところを残り200で須磨学のどちらかの選手がスパートし、残り100で亀田さんをかわします。
たぶん広田さんだと思います。
最後は、藪下さんにもかわされてしまいましたが、積極的なロングスパートでした。


男子5000
わたしのなかではメインイベントの男子5000です。
これをみておくと、来年というか正確には再来年の箱根がとっても楽しみなのです。
「兵庫で走ってた子が、箱根走ってるやん」となるのです。
ということで、できるだけたくさんの選手を観ようと努力したのですが、先頭が抜けた感じのレースになったので、前3人が中心になってしまいました。

スタートしてすぐ西工の八木くんがトップに出ます。
その後ろに須磨学の中山くんと近藤くん、それから西工1年生の志方くんです。
志方くんの後は長い集団です。
1000くらいには、中山くんと近藤くんから、志方くんが少し離れました。
1000は2分43秒。
八木くんと中山くん、近藤くんの差は2秒くらいです。
中山くん、近藤くんと志方くんの差が2秒、志方くんと後ろのランナー(お名前失念)が6秒、その後は長い集団です。
だいたいこれくらいの差で2000までいきます。
2000は5分36秒(八木くん)。中山くん、近藤くんはだいたい5分43秒、志方くんは47秒くらいです。
志方くんの後の選手は、メモできた選手のみですが、須磨学の大江くん、西工の渡辺くん、報徳の三宅くん、龍野の細川くん、洲本の佐久間くん、あと8人いたのですが記録できませんでした。

八木くんと中山くん、近藤くんの差は2000では7秒くらいでしたが、少し詰まって3秒くらい、志方くんは4秒くらいなので、中山くん、近藤くんが少しペースをあげたのだと思います。
志方くんの後ろは渡辺くんを先頭に11〜12人の選手がいます。

中山くん、近藤くんと志方くんの差が大きくなり、志方くんの後の集団も半分くらいになりました。
志方くんの後ろは、渡辺くん、新松くん(三田西稜)、大江くん、細川くん、三宅くん、佐久間くんだったと思います。新松くんと佐久間くんの位置が反対だったかもしれません。
その後ろに4人の集団がついています。

3000は8分31秒。(八木くん)
中山くん、近藤くんの通過時間はメモできませんでした。
志方くんが10秒差の41秒くらい、後の5〜6人が3分55秒、そしてその後ろが9分09秒でした。

3500くらいかスタートして9分30秒くらいのときに、八木くんと近藤くん、中山くんの差がぐっと詰まります。
そして10分を過ぎて、近藤くんが八木くんの前に出て、中山くんとともに先頭が3人の集団になります。
近藤くん、八木くん、中山くんの順で、場内アナウンスも八木くん以外が先頭に立ったことを、とっても驚いているようなコメントでした。

ただ、八木くんは並ばれても冷静な感じで、しばらくは近藤くんについていくという感じの走りでした。
わたしの目の前を通ったときも、「八木くん、余裕あるわ」と、思わず言ってしまうくらい。
4000は11分31秒。
先頭3人の集団の後は、志方くん、その後は渡辺くん、佐久間くん、三宅くん、細川くん。そして大江くん。
佐久間くんが前にいたのか、大江くんあたりにいたのかは、あいまいです。

残り1周のところで、八木くんが待ってましたとばかりにスパート。
八木くんに中山くんがつきますが、ラスト200のあたりで、引き離したという感じでした。
その後も八木くんがどんどんと加速をしていき14分16秒02の大会記録で1位になりました。
中山くんも14分18秒57で大会記録を更新しました。
3位になりましたが、近藤くんは2000を過ぎて独走する八木くんを捉えるだけではなく、前に出て引っ張りました。
近藤くんは14分26秒93で3位。果敢に攻めていったところは、素晴らしいと思いました。
1年生の志方くんは14分41秒88で4位でした。
細川くん、新松くんがほぼ同じくらいで、14分52秒70、14分52秒86。
7位の渡辺くんも53秒62とあまり差はありませんでした。

結果はこちらから
花子のノート
インターハイ兵庫、京都(1日目、2日目)