8月25日(土) 初日  男子マラソン

男子マラソン

7時スタートということなんで、できればスタートを競技場で観たいと思って、始発で自宅を出たけれども、長居の駅に着いたのは、6時50分でした。
ここで、迷わずマラソンコースのほうへ行けば、スタート直後の選手がみれたのに、実はわたしはこの大阪のコースを全然、知らないのでした。
これだけいろいろと各地の大会へ行っているのに、なぜか大阪女子マラソンは応援の経験なしなんです。
7時スタートなので、競技場へは9時に入って、それまでは、どこか途中のコースで応援すればよかったのですが、それも時間を読む自信がなくて、結局、長居にいることにしました。

地下鉄の駅を上がって、どっちへ行っていいのか、まずわからなくて、困りました。
長居には大阪GPや近畿インターハイ、全国インターハイで、何度も来ているし、長居公園で練習会もしたことがあるので、ここで迷うなんてかなり予定外でした。
競技場へ入るのに時間がかかるということは事前に聞いていたけれども、その前にどっちへ行っていいのかわからないし、同じように迷っている人が何人かいました。

一応、立て看板はあるんですが、よくわからないんですよね。
その後、立て看板は、いろいろと加筆されてわかりやすくなっていきますが。
それにしても、人の誘導という基本的な情報提供ができていないようで、かなりブルーになりました。
いろいろ迷いつつ、競技場に入ったのは、7時過ぎ。
当然のことながら、スタート後ですから選手はいません。

でも、せっかくのゴールドシート。
競技場のスクリーンをみればレース経過はわかるので、ここでレース経過を見ながら選手が戻ってくるのを待つことにしました。
BGMがあってときどきレースの様子をアナウンスしてくれますが、日本人選手を特別扱いするわけでもなく、淡々と順位、経過がアナウンスされるので、心地よかったです。
日本選手に過度に思い入れのある実況は、あまり好きではありません。

「わたしの席」へ

競技場へは、北ゲート、南ゲートがあって、あと関係者、ゴールドシートは別の入り口になります。
長居から、鶴ケ丘へ行くほうへぐるっと回って行きます。
北ゲート、南ゲートの混雑加減はわかりませんが、たぶん、ゴールドはあまり並ばずに入場することができたと思います。
それくらいないとね。やっぱり20万円ですから。


  

この看板を右に曲がって、進んでいくと「ゴールドシート出入り口」というところにきます。
まずここでチケットの確認をされます。
荷物検査はわかっていたので、時計や携帯電話などはバッグの中に入れておいて、金属探知器は問題なくパス。
荷物検査もペットボトルはダメと聞いていたので、そのへんもさっさと行くようにしておきました。
この荷物検査が、結構、厳しかったです。
そのときどきによって違うのですが、バッグの中にわたしは小さい巾着に、財布を入れたりとかしているのですが、それも開けるように言われたり、バッグの横まできっちり点検されたり。
水筒はOKなんですが、その際、一口飲んでくださいと言われ、デジタルカメラは動作確認のために電源を入れるように指示されたり。
毎回、毎回ではありませんが、今日は何を言われるかな?みたいなのはありました。

わたしは、こういときは堂々とすればすんなり済むということで、言われもしないのに、バッグの中を開けて見せたり、中の巾着の口を開けておいたりと、工夫をしておきました。

ペットボトルをもってきていた人は、かなり悲惨でしたね。
入口のところで、ブラスチックコップに移すように言われていました。
なかには、凍らしてきている人がいて、そういう人はボトルの裏を切って、コップに移すように指示されていました。

荷物検査が終わったら、もう1回、ゲートがあって、チケットのチェックをされます。
そこのゲートを越えると、競技場の敷地内に入ります。
すぐに記念品、プログラムの交換場所があって、さっそく1日目のをもらいました。
1日目はとっても嬉しかったけど、これがその後の悲劇につながるとは、そのときは気づきませんでした。



初日の記念品は、バッグ、扇子(共同作業所で製作されたようです。)、座布団、チケットケース、総合プログラム、これらが入った袋をもらい、飲み物の交換場所を教えてもらって、いよいよ入場です。

入場口で半券をもぎってもらって、Bゲートへ。
そのBゲートへ入るときもチケットのチェックがあります。
合計4回。
その他、ゴールドとVIP以外の売店へ行って、帰ってくるときもチェックがあります。
あまりにチェックが多いので、あまりしたくなかったのですが、チケットケースに入れて、首から下げておかざるを得なくなりました。

やっとの思いで、競技場の中へ入ったら、そこは日陰のない炎天下。
これはなかなか大変です。
席ナンバーが後ろからみてわからないというのは、かなり困りましし、困っている人をたくさんみました。
それやったら、劇場のようにきっちり案内をしてくれたらいいのですが、「だいたいこのあたり」という案内で自力で見つけなければなりませんでした。
そのときは、あまり何も感じなかったけど、でも、ずいぶんと失礼な話だと思いました。
有料入場者に席の案内も丁寧にしないって、どういうこと?と思います。
でも、炎天下であっても、わたしが9日間、一緒に過ごす席ですから。
71番とういうのは、真ん中よし少しゴール寄り。
選手の最後の頑張りが見れます。
なんか嬉しい〜と思いつつ、やっぱりこの時間から来ている人って少なかったりして。
でも、そうはいっても、見逃すまいと同じような考えの人もチラホラ。
同じ習性を感じていました。
でも、右手斜め前の人が、さっそく最前列で立ってくれる、、、あぁ、いやな予感。


直射日光がかなり気になりますが、今はレース中。
スクリーンを見ながら、この選手たちがやがて目の前にやってくるのだと思うと、ドキドキしてきました。

競技場の中では、ハードルを並べる手順の確認や、ハンマー投げのための準備などが始まっています。



まだまだマラソンが始まったばかり。
世界陸上初日は、さらに続きます。


アナウンスは日本語、英語、フランス語

英語、フランス語ご多くて、実は、よく理解できていませんでした。
だんだん慣れてくるのかなと思ったけど、最終日まで慣れませんでした。
むしろわからないことに慣れたって感じでしょうか。

BGMと軽いアナウンスのみでスクリーンをみながらレースを見守りました。
レース経過は、TBSのサイトでお願いします。
読売のサイトも充実しています。

レースのほうは、30キロ以降で独走になったケニアのキベト選手が優勝。以下は、カタールのシャミ選手、スイスのロスリン選手、エリトリアのアスメロン選手でした。
日本選手は5位、6位、7位と尾方さん、大崎さん、諏訪さん。佐藤さんは13位。久保田さんは56位。
完走者57人、途中棄権が28人ですから、半端ではない過酷さだったんだと思います。

競技場のほうは、ようやく映像からライブで選手が見れるということで、少々、興奮気味でした。
選手が1人入ってくるごとに、大きな拍手で迎えて、そして日本選手が見えると一段と大きな声援に代わりました。
42.195キロを戦ってきたアスリートたちへの温かい称賛、そういうものをわたしは感じました。
競技場へ入ってくる選手へは、順位に関係なく大きな拍手を送る、ゴールドシートの人たちはやっぱり違うと思いました。

日本選手は、メダルには届きませんでしたが、ワールドカップの団体では金メダルのようで、5位から続けて3人、ゴールしたときには、さらに嬉しかったです。
競技場でのインタビューでは、

尾方さん「残念、銅メダルがとれなかった」
大崎さん「応援ありがとう」
諏訪さん「倒れずゴールできてよかった」
佐藤さん「まだ。いちからやり直す」

というようなことだったと思います。それぞれ微妙です。
競技場でのインタビューは、簡潔でいい感じでした。
なんというか、戦い終えた選手への尊敬の念がインタビュアー(男性)の雰囲気から感じられるからだと思います。
 (第1コーナーのところで取材があるので、わたしの席からはこんなふうに見えます。)

諏訪さんがゴールした後だと思うのですが、ホームストレイトを動いているカメラが突然、動かなくなりました。
止まったというより、レールが切れて巻き付いたというような感じでした。
エプソンの技術者さんたちが、集まってきて修理が始まりました。写真

それにしてもメインスタンドは直射。
睡眠時間もほとんどなく始発で駆け付けた身体にはきついものがありました。
場内アナウンスでは熱中症予防をしきりに言っていて、まるで義務のようにスポーツドリンクを飲んでいました。
そのドリンクが、十分に冷えていないんですよね。

ゴールドシートプログラムにはドリンク券が18枚ついていて、つまり1日2枚。
コーラ、創健美茶、ミネラルウォーター、アクエリアスのなかから選べるのですが、場内はペットボトル禁止でコップに移さなければなりません。
シートに入る最後の検問のところで、移し替えです。
そうやって飲み物が飲めるのはよかったんですけど、同じ種類ではやっぱり飽きてきました。
まぁ、飲み物を飲むというよりは、熱中症予防のためって感じで飲んでいました。
少ないですが、売り子さんもいました。
野球の売り子さんのように「声」を出さずにというところが、陸上競技場での特徴でした。

暑いなー、大丈夫かなーと思いつつ、競技場は次の種目の準備をしていました。

1日1ページと思ったのですが、とても長くなりそうなので、ページを変えることにします。

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